2014年01月14日

岩佐美咲シングル初登場1位、女性演歌では27年7カ月ぶり・・・nammyblog vol.130

今週のシングルチャート(1/20付)ではAKB48からのソロシングル岩佐美咲の3rdシングル「鞆の浦慕情」が1.2万枚を売り上げ初登場1位を獲得した。
なんと週間売上枚数は1.2万枚!と驚くべき低数値、2位のNIGHTMARE「リライト」との差はたったの315枚だった。
年明けとなる一戦は強力な新譜が周りになく、運よく1万枚台で週間1位を獲得してしまうというとてもラッキーな週である。
前々週に26作連続1位記録がストップした浜崎あゆみの「Feel the love」は週間3.0万枚で初登場5位、かつてのブレイク期と比較すると驚きの結果であるが、これもまた一つの時代の終焉を証明した。
発売日を年明けに延期していれば・・・、あゆも1位を獲得出来た事であろうが、結果その週間売上は下がる一方で今回のようにラッキーで1位を獲得してもそれは実力ではなく運、いつかは記録が途切れるわけで早かれ遅かれその瞬間はやってくる。

今回の岩佐美咲の記録は女性演歌歌手としては27年7カ月ぶりの快挙、かつてのおニャン子クラブからのソロ”城之内早苗”以来の1位だというから秋元繋がりとしても運命の悪戯。これまで岩佐のシングルは1st、2ndともに最高位5位止まりだった。
ちなみに城之内早苗の「あじさい橋」が1位を獲得した86年6/23付は週間8.1万枚を売り上げている。
演歌作品としての首位は09年8/31付で氷川きよし「ときめきのルンバ」以来4年5ヶ月ぶりの記録、68年から続くオリコンの歴史の中で演歌作品が1位未獲得の年代は90年代のみとなり、00年代、10年代と2年代連続で演歌作品がシングル1位を獲得した。
AKBからのソロとしては、前田敦子、板野友美、渡辺麻友、指原莉乃に続き5人目となる。
おニャン子クラブ時代のソロ事情と比較するとその人気は敵うレベルではないほどにおニャン子時代がいかに凄かったかを物語っている。

めでたくも女性演歌歌手による久々の1位記録、昨今のAKB商法を考えると、今週のように1.2万枚でも1位を獲得したリアルに売れない時代を表現したチャートこそ真実味があって個人的にはこれで良かったのかとホッとする一面もある。
ワースト記録かなと思いきや2011年1月の植村花菜の「トイレの神様」が記録した11,327枚という記録がかろうじて今回の岩佐が抜きワーストにはならなかったが歴代2位のワースト記録である。
直近の週間低売上での首位作品をいくつか抜粋してみた。

■週間売上5万枚以下での直近首位作品■

2014.1/20付 1.2万枚 岩佐美咲「鞆の浦慕情」
2013.5/20付 2.7万枚 fripSide「sister's noise」
2012.1/16付 4.0万枚 NYC「ワンダフル・キューピット」
2011.10/10付 5.0万枚 T-ARA「Bo Peep Bo Peep」
2011.5/16付 4.3万枚 ぱすぽ☆「少女飛行」
2011.1/17付 2.3万枚 植村花菜「トイレの神様」
2011.1/10付 1.1万枚 植村花菜「トイレの神様」
2011.1/3付  4.0万枚 URATA NAOYA「Dream ON」
2010.6/28付 4.9万枚 TOKIO「遥か」
2010.6/21付 4.6万枚 木村カエラ「Ring a Ding Dong」
2010.5/17付 4.6万枚 AAA「逢いたい理由」
2010.3/29付 2.7万枚 渡り廊下走り隊「アッカンベー橋」
2009.12/14付 4.5万枚 東京事変「能動的三分間」
2009.10/5付 4.3万枚 滝沢秀明「ヒカリひとつ」
2009.9/28付 3.2万枚 倖田來未「Alive」
2009.6/22付 3.1万枚 GIRL NEXT DOOR「Infinity」
2009.5/25付 4.8万枚 モーニング娘。「しょうがない夢追い人」
2009.5/18付 4.6万枚 滝沢秀明「シャ・ラ・ラ」
2009.4/20付 4.4万枚 剛紫「空〜美しい我の空〜」
2009.1/26付 3.5万枚 秋元順子「愛のままで・・・」
2008.11/24付 4.6万枚 ドリームズ・カム・トゥルー「連れてって 連れてって」
2008.4/7付  3.9万枚 20th Century「オレじゃなきゃ キミじゃなきゃ」
2008.3/31付 3.8万枚 安室奈美恵「60s 70s 80s」
2008.2/11付 4.7万枚 青山テルマ「そばにいるね」
2008.1/28付 4.0万枚 東方神起「Purple Line」
2008.1/21付 2.5万枚 AAA「MIRACLE」
2008.1/14付 4.7万枚 SMAP「弾丸ファイター」※2週合算集計

ざっと5年ほど拾ってみたが、5万枚以下での1位作品がこんなにもあるのに驚きました。
運も実力のうち、ベテランの名前も目に止まるが、運良く1位を獲得したアーティストはその後に1位を獲れていませんね。
これも特徴の一つです。
かといえば最近では東方神起や三代目 J Soul Brothers、GENERATIONSなど2位でも10万枚以上売っているにも関わらず1位を獲れないというのも悔しい記録ですね。
やはりチャートは奥深い・・・。
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2013年12月25日

記録は遂に敗れた。26作連続1位ならず!浜崎あゆみ3年ぶりシングルの初日は1.8万枚で3位!・・・nammyblog vol.129

12月25日にリリースされた3年ぶりの51stシングル「Feel the love」。
今回デイリーチャートの初日売上が発表されました。
これまで3rdシングルから続く48作連続TOP10入り記録は更新されるものの、注目は26thシングル「Free & Easy」から続く25作連続初登場1位記録である。
99年にブレイク後、女王の座を手にした頃は人気の絶頂期だった。まだCDも売れていた時代で、今のようにシビアに売れなくなってからも何とか1位の座は守り抜いてきた。2010年9月以降はパッタリとシングルの発売はされず、沈黙状態のまま3年が経過、ようやく重い腰を上げ発売に至った今作である。
作曲提供には前作に続く小室哲哉プロデュース。騒動以来、小室のカムバック劇としては絶好のタイミングであったが、プロデュースするにはあまりにも遅すぎたというのが素直な感想である。人気絶頂期にプロデュースしていれば、今もその功績でトップクラスに位置づいて居られたかも知れない。
人気低迷期になってからの小室提供は確かに話題性にはなるだろうが、実績と伴わない為かつての女王と呼ばれた貫禄は微塵に感じない。

そんな気になる初日順位。同時発売に鉢合わせしたのはHey! Say! JUMP。
予測通り見事8.5万枚を売り上げて1位を獲得した。
さぁ、26作連続とならなかったあゆのシングルであるが、2位だろうか?
いや、2位にはEXILE系のガールズユニット”FLOWER"の新作「白雪姫」が2.6万枚を売りランクイン。
そしてそこに次ぐ3位にあゆの「Feel the love」が初登場。その初日売上は1.8万枚。
直近3作連続で初動売上枚数は7万枚台と10万枚割れが続いている。そんな矢先での今作がさらにワースト売上を記録しそうな勢いだ。
下手したら初動5万枚も怪しい数字、2日目以降に挽回を試みて欲しいところだが、お得意のレコード会社ぐるみの策略も今回ばかりはどうにもならなそう。
記録はいつまでも続かない。。。それを今回は証明してくれた。
かつて自身が語っていたことがある。「自分は人気が落ち目になってまでこの世界にしがみ付くことはせず、売れなくなったら潔く引退」
もう既にその人気は下降傾向になって数年・・・いざその現実に直面した際には受け入れられない自分がいるのだろう。
このまま連続1位が途切れた今作を境に、現実をしっかりと受け止めて何かが変わるきっかけとなって欲しいものだ。
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2013年12月22日

<年間分析>過去年間シングルチャートでの各順位売上記録・・・nammyblog vol.128

今年も年間チャートが発表されあとは新しい年を迎えるばかり。。。
2013年も2010年から連続4年となるAKBミリオンで締めくくられた一年でした。
毎年TOP5辺りはAKBミリオン記録であり、本来の売上推移を見失いがちであるが、実際の各年間の節目順位の売上枚数がどのように推移しているのか調査してみた。
一時期の絶頂期は30万枚売っても年間TOP100に入れない時期もあったくらいで、今となればその数字でTOP20入りを果たしてしまうほどにまで落ち込んできた。
決してAKBがミリオン量産してシングル市場が潤っていると思ったら大きな勘違い、それは一部の数字マジックであり、全体ではやはり配信などによるCD離れが引き起こしているのが実態。
年間100位を見ると2010年から4年連続で上昇傾向にある。
100位の売上が10万枚を超えたのは2005年が最後で、以来8年間10万枚を下回る実績でもTOP100内にランクインが可能となったシングル市場。
2001年度が100位でも20万枚、30位で約50万枚を越えていることを考えると僅か12年間で半分以下にまで落ち込む実績となっている。
こう別の視点から年間シングルを見てみると、売上の増減がわかりますね。

まずは21世紀以降の年間チャートと比較してみましょう。
上位TOP3は前回特集にて記載済ですので、今回は10位、30位、50位、100位を抜粋しています。

■21世紀以降の各年間シングルによる順位売上による推移
※作品横の前年比は前年度の同順位売上に対する対比

◆2013年度
10位 55.7万枚 嵐/Endless Game(前年比95.7%)
30位 23.1万枚 Linked Horizon/自由への進撃(前年比112.7%)
50位 12.8万枚 Not yet/ヒリヒリの花(前年比81.0%)
100位 7.5万枚 E-girls/クルクル(前年比93.7%)

◆2012年度
10位 58.2万枚 SKE48/アイシテラブル!(前年比131.%)
30位 20.5万枚 EXILE TRIBE/24 karats TRIBE OF GOLD(前年比96.6%)
50位 15.8万枚 渡辺麻友/シンクロときめき(前年比110.4%)
100位 8.0万枚 UVERworld/THE OVER(前年比103.8%)

◆2011年度
10位 44.2万枚 Kis-My-Ft2/Everybody Go(前年比85.6%)
30位 21.2万枚 Sexy Zone/Sexy Zone(前年比108.1%)
50位 14.3万枚 EXILE/あなたへ(前年比110.0%)
100位 7.7万枚 AKB48/ポニーテールとシュシュ(前年比110.0%)

◆2010年度
10位 51.6万枚 嵐/To be free(前年比172.5%)
30位 19.6万枚 怪物くん/ユカイツーカイ怪物くん(前年比108.1%)
50位 13.0万枚 放課後ティータイム/Listen!!(前年比118.1%)
100位 7.0万枚 西野カナ/Best Friend(前年比118.6%)

◆2009年度
10位 29.9万枚 関ジャニ∞/急☆上☆Show!!(前年比70.8%)
30位 17.5万枚 東方神起/Share The World(前年比81.7%)
50位 11.0万枚 浜崎あゆみ/Sunrise(前年比85.9%)
100位 5.9万枚 FUNKY MONKEY BABYS/ヒーロー(前年比75.6%)

◆2008年度
10位 42.2万枚 嵐/Beautiful days(前年比1263%)
30位 21.4万枚 EXILE/LAST CHRISTMAS(前年比113.8%)
50位 12.8万枚 清水翔太/HOME(90.1%)
100位 7.8万枚 水樹奈々/Trickster(前年比92.8%)

◆2007年度
10位 33.4万枚 NEWS/weeeek(前年比69.5%)
30位 18.8万枚 コブクロ/蒼く優しく(前年比71.4%)
50位 14.2万枚 V6/HONEY BEAT(前年比74.7%)
100位 8.4万枚 倖田來未/LAST ANGEL(前年比84.8%)

◆2006年度
10位 48.0万枚 Kaoru Amane/タイヨウのうた(前年比113.2%)
30位 26.3万枚 コブクロ/桜(前年比91.0%)
50位 19.0万枚 倖田來未/you(前年比99.4%)
100位 9.9万枚 SEAMO/ルパン・ザ・ファイヤー(前年比96.1%)

◆2005年度
10位 42.4万枚 NANA feat.MIKA NAKASHIMA/GLAMOROUS SKY(前年比99.0%)
30位 28.9万枚 Crystal Kay/恋におちたら(前年比114.2%)
50位 19.1万枚 ドリームズ・カム・トゥルー/何度でも(前年比109.1%)
100位 10.3万枚 安室奈美恵/WANT ME WANT ME(前年比106.1%)

◆2004年度
10位 42.8万枚 Gorie/Mickey(前年比82.4%)
30位 25.3万枚 一青 窈/ハナミズキ(前年比103.6%)
50位 17.5万枚 BUMP OF CHICKEN/オンリー ロンリー グローリー(前年比100.0%)
100位 9.7万枚 w-inds./四季(93.2%)

◆2003年度
10位 51.9万枚 ロードオブメジャー/大切なもの(前年比86.7%)
30位 24.4万枚 175R/ハッピーライフ(前年比79.7%)
50位 17.5万枚 GLAY/BEAUTIFUL DREAMER(前年比100.0%)
100位 10.4万枚 山崎まさよし/全部、君だった。(前年比93.2%)

◆2002年度
10位 59.8万枚 宇多田ヒカル/光(前年比67.1%)
30位 30.6万枚 SMAP/freebird(前年比61.6%)
50位 22.6万枚 ゆず/恋の歌謡日(前年比60.7%)
100位 13.0万枚 THE BOOM/島唄(前年比64.0%)

◆2001年度
10位 89.0万枚 ポルノグラフィティ/アゲハ蝶(前年比80.6%)
30位 49.6万枚 CHEMISTRY/You Go Your Way(前年比73.4%)
50位 37.2万枚 氷川きよし/大井追っかけ音次郎(前年比76.3%)
100位 20.3万枚 19/たいせつなひと(前年比78.0%)
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2013年12月15日

<2013年度アルバム年間>アルバムでは嵐が4度目の制覇!年間首位最多記録はユーミンに並ぶ歴代記録へ・・・nammyblog vol.127

2013年度の年間チャート速報と通り、シングルではAKB48が4年連続首位、アルバムでは嵐が首位を獲得しました。
今年も毎年と変わり映えのないお馴染みの顔ぶれが上位へ並ぶ。
年間チャートはシングルチャートを全面的に取り上げられるケースが多く、本当のヒットは何なのか?が今も問われようとしている。

以前にも綴った通り、今本当に売れているヒットとは?
大いに参考になるのはシングルの売れ行きではない、アルバムチャートが今の流行をキャッチするには一番適切なのかと思われる。
アルバムはシングルとは違い、本当に好きなファンが購入するもの。
シングルのようにCDがおまけ化する程安いアイテムでもなく、純粋にそのアーティストが好きだからユーザーが手に取る。
だからアルバムチャートはシングルと違い、限られたユーザーによる売上のため現代の本当のヒット指数はここで捕える事が出来るのだ。

今年のアルバム年間チャートを見てみよう。

■2013年アルバム年間チャート

1位 79.7万枚 嵐/LOVE
2位 58.3万枚 B'z/B'z The Best XXV 1988-1998
3位 57.3万枚 B'z/B'z The Best XXV 1999-2012
4位 43.2万枚 FUNKY MONKEY BABYS/ファンキーモンキーベイビーズ LAST BEST
5位 41.9万枚 NMB48/てっぺんとったんで!
6位 38.3万枚 安室奈美恵/FEEL
7位 37.3万枚 関ジャニ∞/JUKE BOX
8位 33.1万枚 EXILE/EXILE BEST HITS-LOVE SIDE/SOUL SIDE-
9位 32.2万枚 Superfly/Superfly BEST
10位 29.8万枚 東方神起/TIME

11位 28.3万枚 西野カナ/Love Collection〜mint〜
12位 27.4万枚 西野カナ/Love Collection〜pink〜
13位 27.3万枚 Kis-My-Ft2/Goodいくぜ!
14位 27.1万枚 いきものがかり/バラー丼
15位 26.9万枚 マキシマム ザ ホルモン/予襲復讐
16位 26.9万枚 三代目 J Soul Brothers/MIRACLE
17位 26.5万枚 松任谷由実/日本の恋と、ユーミンと。
18位 26.4万枚 ワン・ダイレクション/テイク・ミー・ホーム
19位 25.0万枚 きゃりーぱみゅぱみゅ/なんだこれくしょん
20位 24.8万枚 BUMP OF CHICKEN/BUMP OF CHICKEN T[1999-2004]

アルバムは嵐が今年を制覇しましたね。
嵐のアルバム年間首位は2011年の「Beautiful World」以来2年ぶりの記録。
2009年〜2011年まで3年連続でアルバム年間首位を獲得した嵐が4度目の年間1位を獲得した。
松任谷由実が記録を持つ1989年〜1991年までの3年連続、1987年にはLP部門年間1位を獲得しており、ユーミンに並ぶ大記録を達成した。
やはりこうアルバムの上位陣を見てみると、シングルチャートとは別の顔ぶれであり、本来売れるべくメンバーが出そろった感じだ。

年間トップでも79.7万枚とミリオンはおろか、80万枚に届かない売上枚数、これが現代の真実なのだろう。
CDの売れない時代にシングルのようにミリオンが量産される事自体が「偽造ミリオン」と言われてもおかしくはないということ。

B'zはデビュー25周年を記念したベストを2種発売した。
上半期チャートでは1位、2位と独占しこのまま1998年以来の年間首位を獲得するか注目されたが、最後は嵐に譲る形となった。
しかし、2種に分けてリリースしたにせよ、両方ともハーフミリオン(50万枚)を超す記録は25周年経った今もその人気は衰えていない事を我々に証明してくれた。

4位には今年解散したファンモンのラストベストがランクイン。以前にも初ベストをリリースした際と収録曲はさほど大きく変わらないのだが、それでも最後まで安定したアルバム売上を保持したのも素晴らしい。
アイドル勢がシングル年間を独占する中で、アルバムでは年間TOP50内にたった6作、1割程度しかランクインされていない。
5位のNMB48、7位の関ジャニ∞、13位のKis-My-Ft2、30位KAT-TUN、43位Kinki Kids、50位NEWSというメンバー。
やはり目立つのはベストアルバム。TOP50内中、16作がベスト。
ファンでなくともついつい手に取りやすいベストは年々売上枚数も安定しており、過去のアーティストたちも一つの区切りになればアニバーサリー的なベストアルバムをリリースする。
無難なラインなので、ベストに頼りがちのレコード会社も、いつまでも同じ形態に頼るにはセールス的にも厳しくなってきているのは事実。
打破すべく策はあるのだろうか?
初ベスト組とてはベスト2種をリリースしたBUMP OF CHICKEN(20位、21位)、そして若者のカリスマ的存在である西野カナ(11位、12位)、Superfly(9位)が上位にランクイン、順調な売上を継続中だ。
ユーミンの40周年ベスト(17位)や矢沢永吉ベスト(26位)、さだまさしベスト(39位)、BOØWYベスト(47位)といったベテランによるベストが売れたのも一つの象徴だ。

次世代を匂わせる三代目 J Soul Brothers(16位)、きゃりーぱみゅぱみゅ(19位)やももクロ(22位)、ONE OK ROCK(24位)、サカナクション(31位)、ゴールデンボンバー(37位)、E-girs(40位)らが来年以降注目だろう。
洋楽は昨年同様にTOP50内に5作が留まり、邦楽に負けじとワン・ダイレクションやブルーノ・マーズ、クリス・ハートが上位にランクインした。

やはり今年を制したのはAKBではなく、嵐だったというのがアルバムを見てそう感じさせられます。
来年こそAKBをシングルでも下せるのは嵐しかいないだろう。
デビューから来年15周年、さらなく飛躍を見せてくれる嵐に注目したい。

最後に過去10年のアルバム年間TOP3をおさらいしてみよう。

■2012年度
1位 117.0万枚 Mr.Children/Mr.Children 2005-2010<macro>
2位 110.5万枚 Mr.Children/Mr.Children 2001-2005<micro>
3位 103.0万枚 AKB48/1830m

■2011年度
1位 90.8万枚 嵐/Beautiful World
2位 83.0万枚 AKB48/ここにいたこと
3位 74.3万枚 EXILE/願いの塔

■2010年度
1位 105.3万枚 嵐/僕の見ている風景
2位 90.7万枚 いきものがかり/いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜
3位 64.5万枚 西野カナ/to LOVE

■2009年度
1位 143.3万枚 嵐/All the BEST! 1999-2009
2位 125.1万枚 Mr.Children/SUPERMARKET FANTASY
3位 100.0万枚 GReeeeN/塩、コショウ

■2008年度
1位 147.1万枚 EXILE/EXILE LOVE
2位 144.7万枚 安室奈美恵/BEST FICTION
3位 140.5万枚 コブクロ/5296

■2007年度
1位 118.1万枚 Mr.Children/HOME
2位 102.2万枚 倖田來未/Black Cherry
3位 85.3万枚 コブクロ/ALL SINGLES BEST

■2006年度
1位 207.1万枚 平井 堅/”歌バカ”95-’05
2位 176.9万枚 倖田來未/BEST〜second session〜
3位 174.5万枚 コブクロ/ALL SINGLES BEST

■2005年度
1位 263.1万枚 ORANGE RANGE/musiQ
2位 191.5万枚 ケツメイシ/ケツノポリス4
3位 166.1万枚 平井 堅/SENTIMENTALovers

■2004年度
1位 249.7万枚 宇多田ヒカル/Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1
2位 135.6万枚 Mr.Children/シフクノオト
3位 122.2万枚 クイーン/クイーン ジュエルズ〜ヴェリー・ベスト・オブ・クイーン〜

アルバムでの年間ミリオンが途絶えたのは2011年度、1989年〜2010年まで21年連続でミリオンを持続してきたが、遂にその記録はストップ、2012年には再びミリオンを誕生させるも今年もミリオン不作・・・。
やはり配信産業の成長や、CD離れをさせてしまっているだけに次第に売れにくい時代になっているのが一目瞭然だ。
それでもベストばかりが好調なセールスのアルバムチャートで今回のようにオリジナルアルバムが年間首位に輝いてくれるというのがせめてもの救いなのかもしれない。

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2013年12月11日

<2013年度シングル年間>4年連続AKBが制覇、EXILE6年ぶりの男性ミリオン・・・nammyblog vol.126

AKB48「さよならクロール」.jpg

2013年の年間チャート速報!!
12/16付の発表とともに集計が締め切られた。
今年のシングルチャートはほぼ前年と変わり映えのない面子でのチャート合戦。
昨年、一昨年とここ数年同じ顔ぶれのチャートに飽き飽きしている人も多いのではないでしょうか?

とまぁ、速報といえど今年のトップは言うまでもありませんね。
そう、AKB48が1位〜4位までを独占、全てミリオンセラーでの達成となりました。
ここで気になるのは、2011年、2012年と年間TOP5をAKBが2年連続で独占していましたね。
2月、5月、8月、10月、12月と狙うかのように発売日が組まれており、このリリースタイミングは2010年から同じサイクルで流れています。
今年も当然、AKBがTOP5を独占して終わるだろうと思いきや、思わぬ誤算?それとも狙ったのか?
12月11日発売の「鈴懸なんちゃら〜」(敢えて略します)が次年度の週計範囲にあたる発売日になっていたこと。
12月1週目の発売日で毎年組まれていたため、初登場1週目でもミリオンを突破するAKBは年間でも上位にいきなりランクインしていました。
どうせなら3年連続でTOP5独占記録を獲れたものの、12月1週目に発売日を持ってこなかったのは何故だろう?
元々の発売日発表はAKBの方が設定が早く、12月5日発売はのちに関ジャニ∞が発売日に決定したジャニーズによる配慮なのかは謎である。

しかしながら年間でTOP4を3年連続独占するのは難しく、2010年から4年連続での年間首位を獲得するのも歴代初の快挙である。
今年は総選挙の投票券を封入した「さよならクロール」が自身最高売上となる195.5万枚で年間首位。
何ともミリオン不作のこの時代に捏造とはいえ、14作連続でミリオンを誕生されるのは容易な事ではない。

ミリオンといえば、AKB以外での達成は2007年以来となるEXILEがデビューから初となるシングルミリオンを達成したこと。
リーダーのHIROが今年を以てパフォーマーを勇退するツアーの表題曲でもあり、ライブチケットと抱き合わせ販売として集計に加算された為にミリオン達成という何ともいえない手法。AB商法とも取れるえげつないやり方で、チケット付のほか14枚組セット販売や特典を多彩につけたイベント集計などもはやCDがおまけと化してしまう売り方に些か疑問は尽きない。
実際の特典盤やチケット同梱盤の集計を外すとその正味は8万枚弱、101万枚売れているはずのシングルを丸裸にすると8万枚とは・・・
開いた口が塞がりません。。。
今年の真のミリオンは相変わらずの0作であり、本当に売れたシングルは年間6位にランクインした嵐の「Calling」でしょう。
故にオリコンの集計上ではAKB48が4年連続での年間TOPとなってはいますが、実質の年間ランキングは今年も嵐がトップであり、2008年から6年連続で嵐がトップであるに間違いはないだろう。

AKB48関連が年間TOP50内に13作、乃木坂46が4作、ジャニーズが20作、韓流が3作。
アイドルによる構成比が圧倒的な中で今年実力的にも人気を博したのはアニメ「進撃の巨人」主題歌のLinked Horizon、T.M.Revolutionと水樹奈々のコラボ、金爆などがアイドル勢とは異なる動きを見せてくれた。
ドラマ関連では「あまちゃん」ブームで20年ぶりのTOP3入りを記憶した小泉今日子が年間39位、「とんび」主題歌を歌った福山雅治などが安定した人気ぶり。
今年に入り3作連続で週間1位を獲得したモーニング娘。の再ブレイクも注目、握手券を付けるなど売り方を変えた結果が効果的となった。
何よりアイドルグループで98年デビュー以来15年続く事自体が素晴らしい。

以下、年間チャート速報を記載しておく。


■2013年シングル年間チャート■

1位 195.5万枚
AKB48「さよならクロール」

2位 147.9万枚
AKB48「恋するフォーチュンクッキー」

3位 126.1万枚
AKB48「ハート・エレキ」

4位 113.3万枚
AKB48「So long!」

5位 101.2万枚
EXILE「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」

6位 88.1万枚
嵐「Calling/Breathless」

7位 67.1万枚
SKE48「チョコの奴隷」

8位 66.2万枚
SKE48「美しい稲妻」

9位 55.8万枚
NMB48「僕らのユリイカ」

10位 55.7万枚
嵐「Endless Game」

11位 49.6万枚
SKE48「賛成カワイイ!」

12位 45.7万枚
NMB48「カモネギックス」

13位 45.2万枚
乃木坂46「ガールズルール」

14位 42.3万枚
乃木坂46「バレッタ」

15位 39.5万枚
SMAP「joy!!」

16位 37.7万枚
Kis-My-Ft2「Resistance-タシカナモノ-」

17位 34.0万枚
サザンオールスターズ「ピースとハイライト」

18位 33.5万枚
関ジャニ∞「へそ曲がり」

19位 31.0万枚
Kis-My-Ft2「キミとのキセキ」

20位 30.6万枚
Kis-My-Ft2「SNOW DOMEの約束」

21位 30.6万枚
乃木坂46「制服のマネキン」

22位 30.6万枚
乃木坂46「君の名は希望」

23位 29.6万枚
HKT48「メロンジュース」

24位 29.2万枚
HKT48「スキ!スキ!スキップ!」

25位 28.8万枚
EXILE TRIBE「BURNING UP」

26位 28.7万枚
関ジャニ∞「涙の答え」

27位 26.3万枚
Kis-My-Ft2「キ・ス・ウ・マ・イ〜KISS YOUR MIND〜」

28位 24.2万枚
Hey! Say! JUMP「Come On A My House」

29位 23.5万枚
SMAP「Mistake!」

30位 23.1万枚
Linked Horizon「自由への進撃」


過去10年のシングル年間推移はどのようになっているのか?
10年分の年間シングルTOP3をプレイバック!

■2012年度
1位 182.0万枚 AKB48「真夏のSounds Good!」
2位 143.7万枚 AKB48「GIVE ME FIVE!」
3位 130.3万枚 AKB48「ギンガムチェック」

■2011年度
1位 158.7万枚 AKB48「フライングゲット」
2位 158.7万枚 AKB48「Everyday、カチューシャ」
3位 141.9万枚 AKB48「風は吹いている」

■2010年度
1位 95.4万枚 AKB48「Beginner」
2位 71.3万枚 AKB48「ヘビーローテーション」
3位 69.9万枚 嵐「Troublemaker」

■2009年度
1位 65.7万枚 嵐「Believe」
2位 62.1万枚 嵐「明日の記憶」
3位 51.3万枚 嵐「マイガール」

■2008年度
1位 61.8万枚 嵐「truth」
2位 52.4万枚 嵐「One Love」
3位 52.万枚 サザンオールスターズ「I AM YOUR SINGER」

■2007年度
1位 111.5万枚 秋川雅史「千の風になって」
2位 64.4万枚 宇多田ヒカル「Flavor Of Life」
3位 44.2万枚 コブクロ「蕾」

■2006年度
1位 103.9万枚 KAT-TUN「Real Face]
2位 75.8万枚 レミオロメン「粉雪」
3位 67.6万枚 修二と彰「青春アミーゴ」

■2005年度
1位 94.5万枚 修二と彰「青春アミーゴ」
2位 94.3万枚 ケツメイシ「さくら」
3位 92.4万枚 Mr.Children「未来」

■2004年度
1位 83.4万枚 平井 堅「瞳をとじて」
2位 74.9万枚 Mr.Children「Sign」
3位 67.6万枚 平原綾香「Jupiter」
posted by nammy at 23:51| 埼玉 ☔| 年間チャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

AKB48じゃんけんシングル初日91.7万枚!16作ミリオン確実で歴代最多記録へ・・・nammyblog vol.125

AKB48「鈴懸なんちゃら〜」.jpg

AKB48の34thシングル「鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」がリリースされた。
あまりにも長すぎるタイトルに「鈴懸なんちゃら」と簡単に略されてしまった。
覚えきれないし、覚えようともしない。

今作は「第4回じゃんけん大会」でセンターの座を勝ち取った松井珠理奈をメインとした新曲。
楽曲提供はAKB48のA面シングルとしては初となる織田哲郎によるもの。
織田氏といえばこれまで「走れペンギン」や「君のことが好きだから」とカップリングに収録されるもファンの間では有名な楽曲として知られる。
90年代のビーイングブームでの火付け役でもあり、相川七瀬へのプロデュースでも有名。

そんな織田哲郎による新曲「鈴懸なんちゃら〜」の初日売上が発表された。
初日売上は91.7万枚、ここ3作連続で初日ミリオンを突破していたAKBだが、ここにきて初日ミリオンは4作連続達成ならず。
しかし週間ミリオンは確実であり、今作のミリオン達成により15作連続、16作目のシングルミリオンとなりこれまで歴代最多保持者であるB'zの記録を更新してしまう。兼ねてからいつ超すか注視されてきたが、遂にこの記録を許してしまった。
歴代1位となるシングルミリオンセラーであるが、作られた記録による更新に納得がいくものは少なくもない。
とはいえ、記録は記録。ミリオンなのに聴いた事がない楽曲で歴代上位を埋められていくのも認めたくはないが、すぐに終わるであろうAKBブームは以外にも今年で4年、連続でミリオンを記録させる瞬発力は確かに凄い。

これまでのじゃんけん大会シングル売上をおさらいしてみよう!

「チャンスの順番」
初日売上47.1万枚/週間売上59.7万枚

「上からマリコ」
初日売上95.9万枚/週間売上119.9万枚

「永遠プレッシャー」
初日売上84.0万枚/週間売上107.3万枚
posted by nammy at 23:11| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月26日

名作「クリスマス・イブ」が前人未到の4世代TOP10入りで30年目の大快挙・・・nammyblog vol.124

山下達郎「クリスマス・イブ」.jpg

2013年11月20日、国民の誰もが聞いたことのある山下達郎の名作「クリスマス・イブ」が発売の1983年から数え30周年を迎えた。
これを記念して新たにアコースティックバージョンを追加収録した「クリスマス・イブ〜30th ANNIVERSARY EDITION」は時を越えてまた一つの金字塔を打ち立てたのだ。

今週の最新チャート12/2付の発表では再発盤が週間2.0万枚を売り上げ初登場10位にランクイン。
同曲のTOP10入りは実に2000年にマキシシングルを発売した際に記録した6位(01.1/1付)以来12年11ヶ月ぶりの快挙に。
これまで8cmシングル時代にも89年、90年、91年と週間TOP10入りを果たしており、前回記録した01年、そして今回の10位で4時代(80年代、90年代、00年代、10年代)でのTOP10入りという前人未到の記録を達成した。
今でも昔の名曲がカラオケで多くの人達に歌われ続けるのとは違い、30年間常に売れ続けているという事は極めて異例だ。
1987年より26年連続でのTOP100入りも果たし、今週のランクインで通算150週目となった。
累計売上枚数は183.7万枚になり、1983年にアルバムからシングルカットされ12インチ盤として限定されたプレス盤(1.2万枚)を加算すると184.8万枚となり、今回の30周年版再発により200万枚への売上達成も近づいた。
同じ楽曲による連続ランクイン年数は断トツの快挙であり、かつて同じ土俵でクリスマス定番曲となったワム!「ラスト・クリスマス」の10年連続(89年〜98年)をさらに大きく引き離した。

同曲「クリスマス・イブ」のこれまでのチャートアクションなどの詳細特集は過去の記事へどうぞ。
http://nammyblog.seesaa.net/article/323719699.html

毎年ジワジワと売れ続けて30年、今後もさらにその記録を継続していってもらいたいものだ。
posted by nammy at 22:55| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月20日

浜崎あゆみ連続首位記録途絶えるか・・・nammyblog vol.123

12月25日に実に前作から3年3ヶ月ぶりのシングル「Feel the love」をリリース発表してきた。
そんな本作「Feel the love」はなんと世界中に熱狂的なファンを持つハローキティがDJとして活動している“DJ Hello Kitty"による世界初となるサウンド・プロデュース作!
そのサウンドは、USを中心に全世界をロックしている“EDM(Electric Dance Music)"直系の世界標準サウンド。
作曲は小室哲哉氏で、氏独特のキャッチーなメロディと見事な融合を果たしたアップリフティング・チューンに仕上がった。
満を持してのリリースであるが、この間にも何かとプライベートでお騒がせだったayu。
レコード会社avexが重い腰を持ち上げ全面的に小室哲哉を作曲に迎え解き放つ新作であるが、思わぬ発売日への参入が発表された。
何と同日発売日にHey! Say! JUMPのNEWシングルが重なったのだ。
共に首位連続記録を持続中の両者であるが、あゆはこれまで2002年4月の25thシングル「Free & Easy」から前作50thシングル「L」(2010年)まで25作連続1位を記録中。その以前にも間を挟んで1位を多々獲得しており、通算での1位獲得数は38作となっている。
かつてのavexを支えた功労者であり、その影響力は今でも絶大だ。しかし、ここ数年時代は若手へとバトンタッチされ自身の売上枚数は低迷を辿るばかり。
前作「L」は50枚目のシングルというのもあり、トリプルA面仕様で2曲を小室哲哉が作曲、1曲を槇原敬之が提供する豪華内容にも関わらず、初動売上枚数は7.0万枚、累計では9.5万枚と10万枚に達する事はなかった。
これだけの大プッシュにも関わらずこの売上枚数はこれまでの浜崎あゆみのシングルの中でもデビュー曲「Poker face」に次ぐワースト記録となる。
絶頂期の99年後期から01年に関しては初動で50万枚を超える大ヒットを連発、ミリオンセラー4作を保持する彼女からは想像しにくい厳しい結果だ。50枚目という一区切り後はシングルリリースが途絶え、アルバムもミニアルバム形式でリリースするようになった。
リミックス盤やベストアルバム、ミニアルバムとリリースするも、初動で10万枚を超えることはなく、可もなく不可もなくといった話題にもならないままチャートから静かに姿を消す。
2か月前にリリースされたデビュー15周年を記念したライブベストアルバムは何と初動で1.5万枚という低記録。
そんな矢先での汚名挽回となるはずだった新曲に重なるのはHey! Say! JUMP。
彼らもデビューから11作連続で初登場1位を獲得中。
もはや初動で20万枚は必ず記録するであろう彼らを止める力は既に残ってはいない。
せいぜいayuの今作の初動売上は6〜8万枚が関の山ではないだろうか。
さらに同日発売のゆずの新曲も、人気アニメ「HUNTER×HUNTER」の劇場版主題歌に起用されており、人気のアニメだけにその初動売上はayuを上回る可能性もゼロではない。

今後を大きく分けるチャート合戦。
アルバム首位記録は既に途絶えているが、記録はいつかは破られるもの。
レコード会社も慎重に発売日を模索してきただけに、こればかりはどうにもならない。
潔く正面から当たって砕けろか。
女王の意地を見せてもらいたいものだ。
posted by nammy at 00:12| 埼玉 ☔| ヒットチャート記録編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月15日

スタジオジブリ作品別主題歌売上を振り返る・・・nammyblog vol.122

アニメ映画の中でも群を抜いて人気を博しているのが「スタジオジブリ」作品。どちらかというと子供よりも大人を巻き込んで社会現象となる傾向が強く、大人をも夢中にその世界観へ引きづり込むような魔法の作品たちである。
2007年の「崖の上のポニョ」から6年、新作「風立ちぬ」が大ヒット。
そんな中突然の今年引退宣言をした宮崎駿監督作品は歴代の映画興行収入でも上位を独占しており、この作品の主題歌に起用された曲は派手な売れ方はしないものの、映画上映中静かに売れ続けるという傾向がある。
気が付けば累計でこんなにも売れていたのか?と驚く作品もしばしば。
そしてジブリ映画の主題歌に起用される歌手たちは人気知名度ではなく、話題性、本物を追求した本格派歌手への依頼が多いようだ。

これまでのスタジオジブリ作品の主題歌、アルバムサントラの売上を作品別に振り返ってみよう。

■スタジオジブリ作品別 売上■

「風の谷のナウシカ」(1984年)
主題歌:安田成美「風の谷のナウシカ」21.0万枚/最高位10位/1984.1.25
サントラ:「風の谷のナウシカ」10.4万枚/最高位8位/1984.3.25

「天空の城ラピュタ」(1986年)
主題歌:井上あずみ「君をのせて」チャートインせず/1986.8.2
サントラ:「天空の城ラピュタ」3.9万枚/最高位30位/1986.8.15

「となりのトトロ」(1988年)
主題歌:井上あずみ「となりのトトロ」チャートインせず/1988.3.25
サントラ:「となりのトトロ」2.5万枚/最高位86位/1988.5.1

「魔女の宅急便」(1989年)
主題歌:荒井由実「ルージュの伝言」6.9万枚/最高位45位/1975.2.20
サントラ:「魔女の宅急便」14.5万枚/最高位2位/1989.8.25

「おもひでぽろぽろ」(1991年)
主題歌:都はるみ「愛は花、君はその種子」チャートインせず/1991.7.1
サントラ「おもひでぽろぽろ」2.9万枚/最高位65位/1991.7.25

「紅の豚」(1992年)
主題歌:加藤登紀子「さくらんぼの実る頃」2.6万枚/最高位63位/1992.7.1
サントラ:「紅の豚」6.2万枚/最高位22位/1992.7.25

「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994年)
主題歌:上々颱風「アジアのこの街で」1.5万枚/最高位77位/1994.7.1
サントラ:「平成狸合戦ぽんぽこ」チャートインせず/1994.7.16

「耳をすませば」(1995年)
主題歌:本名陽子「カントリー・ロード」21.3万枚/最高位22位/1995.6.25
サントラ:「耳をすませば」15.5万枚/最高位18位/1995.7.10

「もののけ姫」(1997年)
主題歌:米良美一「もののけ姫」50.4万枚/最高位13位/1997.6.22
サントラ:「もののけ姫」35.2万枚/最高位9位/1997.7.2

「千と千尋の神隠し」(2001年)
主題歌:木村弓「いつも何度でも」51.0万枚/最高位6位/2001.7.18
サントラ:「千と千尋の神隠し」21.4万枚/最高位13位/2001.7.18

「猫の恩返し」(2002年)
主題歌:つじあやの「風になる」9.6万枚/最高位13位/2002.6.26
サントラ:「猫の恩返し」0.4万枚/最高位74位/2002.7.17

「ハウルの動く城」(2004年)
主題歌:倍賞千恵子「世界の約束」4.5万枚/最高位34位/2004.10.27
サントラ:「ハウルの動く城」8.8万枚/最高位21位/2004.11.19

「ゲド戦記」(2006年)
主題歌:手嶌葵「テルーの唄」22.8万枚/最高位5位/2006.6.7
サントラ:「ゲド戦記」2.9万枚/最高位41位/2006.7.12

「崖の上のポニョ」(2008年)
主題歌:藤岡藤巻と大橋のぞみ「崖の上のポニョ」38.2万枚/最高位3位/2007.12.5
サントラ:「崖の上のポニョ」4.4万枚/最高位22位/2008.7.16

「借りぐらしのアリエッティ」(2010年)
主題歌:セシル・コルベル「Arrierry's Song」1.9万枚/最高位38位/2010.4.7
サントラ:「借りぐらしのアリエッティ」2.1万枚/最高位31位/2010.7.14

「コクリコ坂から」(2011年)
主題歌:手嶌葵「さよならの夏」2.7万枚/最高位22位/2011.6.1
サントラ:「コクリコ坂から」1.2万枚/最高位51位/2011.7.13

「風立ちぬ」(2013年)
主題歌:荒井由実「ひこうき雲」シングルカットせず
サントラ:「風立ちぬ」2.0万枚/最高位33位/2013.7.17

ざっとこの30年の作品別売上を見ると、やはり興行収入が上位陣の「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」の主題歌が50万枚オーバー!
決してTOP3入りをしたり派手なチャートアクションでないものの、地道にコツコツと売れていたのです。
「もののけ姫」に関しては最高位13位とTOP10入りしないにも関わらずの50万枚突破!凄い。

TOP3入りといえば唯一今から5年前の「崖の上のポニョ」が3位をマーク。売上も38万枚とジブリ作品の中でも上位にランクインする記録。
子供が歌う大ヒットとしては昭和では皆川おさむの「黒ネコのタンゴ」が有名であるが、「ポニョ」も2011年のマルモリに超されるまで平成時代での子供トップを獲得していた。

と、このようにユーミンや都はるみ、加藤登紀子など大御所を主題歌に起用し、作品とともに盛り上げてくれるスタジオジブリ。
宮崎駿氏によるオリジナル作品がこの先見れないのは残念ではあるが、今秋公開の「かぐや姫の物語」も注目の1作。
posted by nammy at 23:29| 埼玉 ☔| ヒットチャート記録編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月13日

EXILE発売から7ヶ月にしてミリオン突破!AKB以外での達成は6年3ヶ月ぶり・・・nammyblog vol.121

EXILE「EXILE PRIDE」.jpg
EXILEのシングル「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」が今週のシングルランキング(11/18付)で週間0.3万枚を売り上げ遂に累計売上枚数が100.0万枚に達しミリオンセラーを突破した。
事実ここ近年でのミリオン突破はAKB48以外での達成となると2007年8/20付で達成した秋川雅史「千の風になって」以来実に6年3ヶ月ぶりの快挙となった。

しかしながらそのミリオンへの道のりは正当とは言えない手法での達成だけに、AKB48同様「真実のミリオン」ではなく「作られたミリオン」と言うべきではないか。
やり方は自由、しかし正々堂々と出来なかったのか?という感触が残る今回の達成であるが、リーダーのHIROが今作でパフォーマーを勇退する大事な1曲であり、メンバーとしても有終の美で終わらせようという熱い意志は十分伝わった。
しかしだ、全国ツアーのチケットと抱き合わせ販売でCDが付いて来るという「おまけ」戦略でこれまで築いてきたEXILEの記録をいとも簡単にぶち壊してしまったのは遡る事半年前。
4/15付でいきなり週間売上56.5万枚での好スタートを切る。しかしこれには理由があった。
上記にも述べた通り、ツアーチケットへのCD付き販売。おまけと取るべきかはファンが決めることだが、確かにチケットを買ったら新曲がタダで付いて来るのだからお得感はあるだろう。この手法でこれまで実力で勝ち取った代表作「ただ・・・逢いたくて」の56.2万枚をたった1週間で塗り替えてしまう。56万人が良いと認めた代表作をこういった手法で塗り替えるのはいささか納得はいかなかった。やっている内容はAKB手法と何ら変わらない。
ドームツアーの追加公演としてまたこの手法を使い、7/15付では週間15.8万枚を売り上げ前週178位から2位へ一気にジャンプアップを見せた。この時点で既に70万枚を越えていた。
イベントなどで複数の特典を付属させた手法で9/30付では週間11.2万枚を売り上げ24週ぶりに週間1位へ返り咲いた。既にこの時点でミリオン突破は射程圏内であった。
さらに追い打ちで新たなPVを付属させたDVD付デラックスエディションなるものを再発売し、11/4付では5.3万枚を売り105位から3位へ急上昇。まさに計算され尽くされたミリオンへの道・・・。
むしろここまで念密に計算されてミリオンを作ったのだから、逆の意味で凄い事かも知れない。
ミリオンのカラクリで中身を見てみると事実、初週売上とチケット追加公演、デラックスエディション版の3回の急上昇を覗けば殆ど売れていないのが実態。
初動売上56.5万枚、追加公演時15.8万枚、複数形態の特典付きで11.2万枚、デラックス版5.3万枚を足すと88.8万枚。これを差し引くと11万枚という姿が浮き上がってくる。
今のEXILEの通常時の売上枚数を見れば妥当な数字なのだ。
現に「EXILE PRIDE」がミリオンを達成しているにも関わらず、次シングル「Flower Song」は12.6万枚、最新シングル「No Limit」は9.3万枚という記録。本当に実力でミリオンヒットを出したのであれば次シングルでも最低50万枚は売れていても不思議ではない。
こういった見解から見えてくる「作られたミリオンセラー」。
どんなに批判されようと達成したもの勝ち状態の「捏造ミリオンラッシュ」。
この先も正当なミリオンヒットは生まれる事はないだろうと同時に、ミリオンラッシュが続けば続くほど不振は募るばかり。

このCD不況時にシングルミリオンが生まれるわけがない。
なのにミリオンが量産されているこの実態。
過去の記録が塗り替えられる報道をされる度に、記録を塗り替えた者が凄いのではなく、記録を越された人がいかに凄いのか改めて実感させられる今日この頃である。
posted by nammy at 00:00| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする