2014年09月03日

日テレ”24時間テレビ”定番曲「サライ」・・・nammyblog vol.150

加山雄三・谷村新司「サライ」.jpg

日本テレビ系列「24時間テレビ」のテーマソングと言えば今や定番曲となった加山雄三・谷村新司による「サライ」が有名な話。
かれこれ1992年に発売されてから22年間毎年流れ続けている曲で、誰しも一度は耳にした事があるだろう。
元々この曲が生まれたきっかけは1992年の第15回記念として、加山雄三がギターで作曲し全国の視聴者から寄せられた愛のメッセージを基に谷村新司が代表作詞としてとりまとめ、24時間以内にそれを一本の歌として制作しようという試みから始まった。
完成以後は毎年のように加山、谷村によるリードの元、全員で大合唱される。
CDの売上による印税の一部は、同番組のチャリティー募金に充てらカラオケで発生する著作権料の一部も、チャリティー基金に充てられている。
曲のテーマは「心のふるさと」であり、「サライ」という曲名はペルシア語「سرای」(サラーイ)から来ていて、直訳は「宿(または家)」。さらに本曲には「砂漠の中のオアシス」という意味も込められている。「宿(または家)」や「砂漠の中のオアシス」が、曲のテーマ「心のふるさと」に近いからタイトル名になったと日本テレビは説明している。
毎年24時間テレビが来るたびに売れているか?と言われるとそうでもない。
「サライ」は1992年11月16日に発売され、11月30日付で初登場20位だった。
その後13週ほどチャートインしたが、最高位は更新できず20位止まり、最終売上は13.2万枚という結果。
予想よりも低い売上に驚いたことだろう。
当時1992年はまだシングルCDが8cm型のものであり、テレビタイアップの付いた曲は飛ぶように売れた時代、そんなCDバブル期に発売されたにも関わらず10万枚前半での売上というのは意外である。
今から7年前の2007年に一度だけ「サライ」ではなく谷村自身が書き下ろした曲「勇気のカタチ〜私を変えてくれたあなたへ〜」がリリースされた。「24時間テレビ」30周年記念と、「サライ」誕生から15年という2つの節目を祝す意味合いで、15年ぶりに谷村新司(作詞)と加山雄三(作曲)のタッグで制作されが、TOP200内に1週だけ、116位にランクインされ姿を消した。売上枚数は734枚だった。
以後、この曲は24時間テレビでは使われていない1年限りの幻の曲となった。
やはり「サライ」は24時間テレビの顔であり、定着した楽曲を払拭するにはよほどのインパクトを与えなければ変わらない事がわかる。これからも毎年「サライ」がテレビから流れる事は間違いないだろう。
posted by nammy at 22:43| 埼玉 ☔| 名曲・名盤編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月30日

<名曲>アンサーソング「指環」が再注目!沢井美空とnaivy&ivory・・・nammyblog vol.70

今静かに名曲が目を覚ます。
気になる1曲がこれだ。
沢井美空が歌う「指環〜あたし、今日、結婚します。」である。

沢井美空「指輪〜あたし、今日結婚します。」.jpg

沢井美空「指環〜あたし、今日、結婚します。」
発売日:2012年11月7日
累積売上:1,723枚/最高位69位
TOP200内:2週


2011年現役女子高生シンガーソングライタとして衝撃のデビューを飾った沢井美空。
今年高校を卒業した彼女の4thシングルは結婚ソングの名曲「指輪」のアンサーソング。
女性目線で描かれる詩の世界観にも注目されている。
本作は昨年11月に発売。12.11/19付で69位に初登場、翌週112位にダウンし合計で2週間のチャートイン。
売上枚数は1,723枚と注目が集まらなかったが最近になり同曲はCMなどでも宣伝され再注目を浴びている。

アンサーソングの原曲となる「指環」は2005年2月に発売されたnavy&ivoryのメジャーデビューシングルであり、本家も有線などで再注目を浴びている1曲だ。


本家を歌うのはこれだ。
navy&ivory「指輪」.jpg
navy & ivory「指環」
発売日:2005年2月23日
累積売上:83,786枚/最高位20位
TOP200内:53週


同曲は05.3/7付で107位に初登場、05年6/6付で194位まで下降するが同年11/21付で再び130位にランクイン、その後急上昇を重ね06年1/16付で最高位20位まで上昇、合計で53週ランクインするロングセラーとなる。

彼らは2000年結成、下地正晃(Vo)、吾郷水木生(Key,Vo)による男性2人組ユニット。
インディーズ時代には、ショッピングモール等のフリーライブや様々なライブイベント・学園祭への参加等を積み重ね、着実にファンを増やしていき、2005年2月23日、マキシシングル「指輪」で記念すべきメジャーデビューする。
同曲は「約束します君を残して僕は死ねません」という印象的なフレーズから始まる彼らのインディーズ時代からの代表曲「指輪」は、結婚式当日の新郎の気持ちをストレートかつ繊細に歌ったラブソング。ライブ等では、この曲を聴いて涙する人が続出、有線放送2005年年間お問い合せランキング1位になった。

2作同時に男性目線で歌うnavy&ivoryと女性目線で歌う沢井美空。
是非この2作を一緒に聴き比べてみては???
posted by nammy at 16:23| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 名曲・名盤編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月17日

<名盤>モンゴル800「MESSAGE」・・・nammyblog vol.58

名曲・名盤を個人的主観で紹介するコーナー。


もはや語るまでもありません。
超ロングセラーであり、インディーズ最大の売上を誇る本作。
一度はCMなどで誰もが耳にした事があるでしょう。

モンゴル800「MESSAGE」.jpg

モンゴル800「MESSAGE」
発売日:2001年9月16日
売上枚数:278.6万枚
初週売上:2.1万枚
最高売上:16.9万枚(2002.5/13付)
最高位:1位(2002.4/29付到達)
初登場:8位(2001.9/24付)
TOP:1週
TOP10:31週

TOP100:103週
TOP300:276週



2001年9月、発売当時は沖縄以外では話題に上がらなかったが、テレビCMで収録曲の「あなたに」が起用され相乗効果でヒットした。
初登場は8位とインディーズながらメジャーレーベルに引けを取らない好スタートを切る。
ほとんどメンバーがプロモーション活動をしていないにもかかわらず大半の楽曲が有線をはじめ様々な機関で使用され話題は全国区へ。
年内は24位まで順位を落とすも、02年年明けよりジワジワと再浮上、18週目には9週ぶりにTOP10に返り咲く。
登場30週目の02.4/15、売上枚数は遂にミリオンセラーに達した。インディーズ初のミリオンとともに、2000年代の男性オリジナルアルバム売上は本作がトップの記録を残している。
発売から7ヶ月、登場32週目にして最高位である1位に到達、勢いは加速し34週目には週間最高売上となる16.9万枚を記録した。

TOP10には31週とロングセラーになるとともに現在までに276週ランクイン、売上枚数は水面下で伸びながら278万枚を突破している。

収録曲である「あなたへ」「小さな恋のうた」はカラオケでも絶大的な人気を得て今でもカラオケの定番上位にランクインされているほど。
後に沖縄出身グループ「ORANGE RANGE」「HY」などブレイクへの道を切り開いた影響力も大きい。
まさに2000年代のロックシーンを代表する1枚と言えるだろう。

<収録曲>
  1. あなたに
  2. Song for you
  3. 小さな恋のうた
  4. Melody
  5. 月灯りの下で
  6. For Life
  7. 親知らず-Summer Again-
  8. HEY Mommy
  9. Marriage Blue
  10. 矛盾の上に咲く花
  11. 琉球愛歌
  12. Dear My Lovers
  13. 夢叶う
  14. Dandelion
posted by nammy at 12:41| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 名曲・名盤編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月05日

<名盤>ドリームズ・カム・トゥルー「LOVE GOES ON...」・・・nammyblog vol.41

名盤紹介第2弾。

<名盤>シリーズはこちら
http://nammyblog.seesaa.net/category/18420249-1.html


ドリームズ・カム・トゥルー「LOVE GOES ON・・・」.jpg


ドリームズ・カム・トゥルー「LOVE GOES ON...」
発売日:1989年11月22日
売上枚数:150.9万枚(CD:146.4万枚/CT:4.5万本)
初週売上:2.0万枚
最高売上:2.0万枚(1989.12/4付)
最高位:8位(1990.3/19付到達)
初登場:13位(1989.12/4付)
TOP10:4週
TOP100:229週


説明不要、ドリカムの出世作ともいえる名盤ですね。
発売当時はまだドリカムは無名でした。
初チャートインとなった3rdシングル「うれしはずかし朝帰り」は1.4万枚、最高位は49位であった。残念ながらデビューシングル、2ndシングルはTOP100内にチャートインすることはなかった。
本作がロングセラーになることでドリカムの名前は全国規模へ、ブレイクのきっかけを作った名盤である。
収録曲はどれも素晴らしく、特に「未来予想図U」はシングル曲でないにも関わらずファンの中では上位にランクインされる名曲。
しかも吉田が高校時代に作った曲だというのだから、その才能ぶりは既に開花されていたのですね。
本作に収録される「未来予想図U」のほか、2年後の4thアルバム「MILLION KISSES」に収録された「未来予想図」は前身曲であり、発表こそ2年遅れだが高校時代に出来上がっていたためタイトルはそのままで発表したらしい。
それだけ大事に温めていた思い入れの強い1曲なのだろう。
元気いっぱいにしてくれる「うれしい!たのしい!大好き!」で始まり、クリスマスに聴きたくなる「サンタと天使が笑う夜」、リカットシングル「LAT.43°N」などどれをとってもハズレなし!

「未来予想図U」は本アルバムの好評も得て、3か月後の90年2月、4thシングル「笑顔の行方」のカップリング曲としてリカットされるが、アルバムヴァージョンとシングルバージョンは収録時間がアルバムの方が1分ほど長い。
ドリカムは本格的にブレイクを掴んだシングルだ。このシングルは最高位2位、44.6万枚の大ヒットとなり、これが起爆剤となりアルバムへの購入へ繋がっていった。
本作アルバムはTOP100内に合計229週ランクイン、実に初チャートインの89年12/4から96年6/24まで売れ続けたのである。

チャート推移を追ってみたい。
89.12/4で初登場13位、以後16位→28位→32位と年内はよくありがちなチャートアクション。
年が明けても36位→31位→24位→19位→28位→20位とある一定の順位を保持。
本格的に動き始めたのはブレイク作4thシングル「笑顔の行方」が発売された頃だった。
90.2/26で先週の20位から10位へジャンプアップ、10位→14位→10位→8位と90.3/19、登場16週目にして最高位8位をマーク。
TOP10こそ合計で4週しかランクインしなかったが、30週連続でTOP50内にランクイン。
その後は60位〜100位の間を一度も圏外へ出ることなく24週間水面下で売れ、年明けの91.1/21に再び37位へ上昇、一度100位までダウンするも、84週目の91.9/2に累積売上が50万枚を突破する。
4thアルバム「MILLION KISSES」が発売された後は「未来予想図」の連動効果か、TOP50内を好調に売れ続け92.8/24には18位まで再浮上した。
5thアルバム「The Swinging Star」が初登場した92.11/23にめでたく147週目で100万枚を突破するのである。
ミリオンまでに費やした時間は発売から3年、ここまで売れるには理由などなかった。そう、楽曲が良かったのだ。
そのまま93年を迎え93.2/8には18位まで上昇、以後アルバム新作が発売される度に上昇を繰り返し229週というロングセラーに繋がった。
96.6/24の98位を最後にランク圏外となってしまっているが、発売から23年経った今も色褪せない名曲ばかりだ。


◆ドリームズ・カム・トゥルー「LOVE GOES ON...」

1. うれしい!たのしい!大好き!
2. うれしはずかし朝帰り
3. BIG MOUTHの逆襲
4. MEDICINE
5. LAT.43°N
6. 自分勝手な夜
7. 星空が映る海
8. サンタと天使が笑う夜
9. LOVE GOES ON...
10. 未来予想図U





posted by nammy at 10:14| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 名曲・名盤編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月22日

<名盤>尾崎 豊「十七歳の地図」・・・nammyblog vol.32

名盤紹介です。

これもまた一人の天才によって達成された記録を記していきたいと思う。
多くの人が手にし、そして聴いたことでしょう。


尾崎 豊「十七歳の地図」.jpg



尾崎 豊/十七歳の地図
発売日:1983年12月1日(CD発売:1991年5月27日)
売上枚数:130.1万枚(LP:7.0万枚/CT:6.2万枚:116.7万枚)
初週売上:0.1万枚
最高売上:7.0万枚(1992.5/25付)
最高位:2位(1994.2/21付到達)
初登場:91位(1984.8/20付)
TOP10:15週
TOP100:145週


もはや語るまでもないベスト的なデビューアルバム。
今から30年前の作品になるんですよね。信じられません!

ソニー主催のオーディションに合格し、17歳にしてレコーディングされた作品。発売時に尾崎豊本人が高校在学中だった為、生産枚数が抑えられ、初回生産分はかなり少ない。また、当時無名同然の高校生だったため、はじめはわずか3000枚売るのが精一杯だったとも言われている。後に尾崎自身が「ファースト・アルバムを超える作品が作れない」と発言しているほど。鬱屈した10代の感情を歌い上げた楽曲群は若者たちに受け入れられ、現在までに9形態の再発が繰り返されている名盤である。

本作は発売から9ヶ月後の1984年8/20にLPチャートで初登場91位にランクイン、僅かその初週売上は1,000枚であった。
84.11/16まで15週間、51位〜100位の間を水面下でキープするも一度TOP100から姿を消す。
1985.1/21に再び81位にランクイン、評判は人から人へ伝わり順調にセールスを上げていき1985.3/4、28週目にして最高位28位に到達。
前評判の良さが繋がりその1カ月後にリリースされた2ndアルバム「回帰線」は見事初登場1位を獲得した。
LP、カセットはその後も低水準で売れ続けた。
CDが再発売されたのは91年5/15、デジタル化された本作は91.5/27に34位で初登場したが、僅か5週でTOP100外へ。
皮肉にもこの作品が再び陽の目を浴びるのは92年5/4付の再登場71位。
それはあまりにも急で、そしてファンにとっては信じがたい報道・・・
1992年4月25日、26歳という若さで急逝したニュースは日本中を騒がせた。
各レコード店で追悼特集が組まれるなどし、軒並みTOP100内にランクインさせた。
本作は再登場後、71位→24位→4位と92.5/18、それまでの最高位28位を大幅更新する。
翌週5/25付にはTOP10内に尾崎 豊の旧譜が6作品独占。その時のTOP10である。

◆1992年5月25日付 アルバムTOP10

01位 尾崎 豊/放熱への証
02位 ZOO/Gorgeous
03位 CHAGE&ASKA/スーパーベストU
04位 尾崎 豊/回帰線
05位 尾崎 豊/十七歳の地図
06位 尾崎 豊/LAST TEENAGE APPEARANCE
07位 尾崎 豊/壊れた扉から
08位 氷室京介/MASTER PIECE #12
09位 尾崎 豊/誕生
10位 T-BOLAN/BABY BLUE


改めて過去の作品が世に広まった瞬間である。
良い作品は年月など関係ない、それを証明させてくれた。
CD盤の売上は92.5/4〜93.1/25までTOP100内にランクイン、圏外へ落下するもこの時点での売上枚数は50.2万枚。
1周忌の93.5/3に71位に再浮上、93.5/10には28位まで上昇、その後TOP100内を繰り返しランクイン。
1994年1月、フジテレビ系列の月9ドラマ「この世の果て」主題歌に「OH MY LITTLE GIRL」が起用。
シングルカットされ尾崎初となる107万枚のミリオンセラーになると同時に、収録されたデビューアルバムである本作にも注目が再び集まる。
94.1/17には48位へ、およそ8か月ぶりにTOP50内に上昇した。
48位→17位→6位→5位→4位→2位と94.2/21には60週目にして最高位2位に到達した。
92年5/18以来の9ヶ月ぶりの記録更新である。23週間(約6か月間)TOP50内で売れ続け、登場から71週目の94.5/9、遂にミリオンセラーに到達した。
発売日の1983年12/1から数えて10年6か月でのミリオンセラーはアルバムで「発売日からミリオン到達までの時間」部門で歴代1位である。


今でも語り継がれる名曲は多く、「I LOVE YOU」「僕が僕であるために」「15の夜」「はじまりさえ歌えない」「OH MY LITTLE GIRL」など。

◆「十七歳の地図」収録曲

01.「街の風景」
02.「はじまりさえ歌えない」
03.「I LOVE YOU」
04.「ハイスクールRock'n Roll」
05.「15の夜」
06.「十七歳の地図」
07.「愛の消えた街」
08.「OH MY LITTLE GIRL」
09.「傷つけた人々へ」
10.「僕が僕であるために」

全てシングルでもおかしくないくらいの名曲揃い。
自身が語る「デビューアルバムを超える作品が作れない」というのも納得できる。
とても17歳の少年が作ったとは思えないくらいのクオリティの高い作品ばかりだ。
30年経った今でもその名盤はずっと人々の心の中に生き続けている。
posted by nammy at 12:01| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 名曲・名盤編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<名曲>卒業ソングの定番「贈る言葉」・・・nammyblog vol.31

さて暦はすっかり春だというのにまだまだ寒い日は続き本当の春はまだまだです。


3月といえば「卒業シーズン」です。
別れ、そして出会い。春はそんな寂しい月でもあり、嬉しい月でもあるんです。
各々「卒業」にまつわる想い出の曲があることでしょう。

昭和時代の卒業ソングといえばバン・バンの「『いちご白書』をもう一度」やユーミンの「卒業写真」、H2Oの「想い出がいっぱい」、尾崎の「卒業」、海援隊「贈る言葉」などなど
名曲ですよね〜。

平成時代ではレミオロメン「3月9日」やアンジェラ・アキ「手紙〜拝啓十五の君へ〜」、EXILEの「道」などがありますよね。

今回は昭和、平成を代表して海援隊の「贈る言葉」をPICK UP!!

海援隊「贈る言葉」.jpg


海援隊/贈る言葉
発売日:1979年11月1日
売上枚数:94.5万枚
初週売上:0.3万枚(1979.12/17付)
最高売上:7.9万枚(1980.3/17付)
最高位:1位(1980.3/10〜4/14 6週連続)
初登場:88位(1979.12/17付)
TOP100:35週



そう誰もが知っている「3年B組金八先生」の第1シリーズ主題歌でした。
「卒業」と聞くとなぜかこの曲が頭に浮かんでしまう・・・(筆者も古い人間か?)

実はこの名曲、発売してから1ヵ月半TOP100にはランクインしないのです。
みんな「贈る言葉」ってはじめから上位にいたイメージないですか?
初ランクインしたのは1979.12/17で初登場88位。初動売上は2.860枚でした。
えぇ〜!?低ッ!

今と違っていきなり初登場TOP10なんてごく僅かしか達成していない時代、下位からジワジワと上昇していくのが一般的でした。
ドラマ「3年B組金八先生」の第1シリーズ全23回の平均視聴率は24.4%、最終回は39.9%という高視聴率を記録し、以降32年間続く長寿作品となりました。
しかし初回視聴率は16.6%、まずまずのスタートですが年内までの前半10回の平均視聴率は18.2%、ドラマも後半になるにつれてレコード売上も連動してきますが、年内では88位→83位→72位と低飛行を続けるわけです。

年明けの1980年、1/11放送の第12回で視聴率が23.4%と最高記録を更新後、視聴率は伸び続け後半13回の平均視聴率は29.0%という「金八」現象を巻き起こした。
2月15日放送の第17回「十五歳の母出産 その1」で31.2%という高視聴率を記録すると同時に、「贈る言葉」は登場11週目にして10位に上昇、10位→2位→1位と順調にランクアップし、13週目の80.3/10に1位に到達する。以後6週連続1位を記録し、「金八先生」が最終回を迎えたあとも売れ続けたのである。
初登場から1位を獲得するまでの13週間(3か月間)、一度もランクを落とさずに上がり続けてきたのも立派な記録ですね。
普通は13週もあればどこかで一度ランクダウンするものなんですが・・・。
TOP10内には15週間、およそ4か月ランクインしたわたわけで、卒業ソングとしてロングセールスとなった。
1980年度年間シングルで6位、シングルが売れるとLPも連動して売れるのが主流だったが海援隊のLPは年間51位とセールスにはそこまで結びつかなかったという異例のパターン。

「金八」全8シリーズ全てを海援隊が主題歌担当しているが(パート3は武田鉄矢ソロ)、ビッグヒットとなったのは「贈る言葉」だけであったというオチも付け加えておこう。
個人的にはパート4主題歌の「スタートライン」は好きですけどね。


武田鉄矢の「坂本金八」、理想の教師像ですよね。
私もあんな先生に出会っていたら人生が変わったかも・・・。
なんて学生時代の事をしみじみと思い出します(笑)
posted by nammy at 00:35| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 名曲・名盤編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする