2015年03月01日

3.31派生グループ激突!!SKE48 vs NMB48・・・nammyblog vol.167

派生グループSKE48とNMB48のお互いの新曲発売日が同日にぶつかった。
2015年3月31日、両者が直接対決となる。
これまで48関連は母体から始まり1週間毎にズラして発売をしてきた。
マンネリ化の行方か、話題性からか、運営側の”大人の事情”が漂う今回の対決。
SKE48は2009年のデビュー以来、前作まで16作連続TOP10入り。1位獲得は2011年3月の「バンザイVenus」より12作連続記録更新中だ。
一方妹分にあたりNMB48はSKEより2年遅い2011年にデビュー。デビュー曲より3rdシングルまで初登場1位、4thシングルで嵐との直接対決に敗れ惜しくも初登場2位に甘んじたが、5th〜前作10thまで6作連続1位を獲得しており首位数は9作である。
さてどちらに軍配が上がるか興味深いどころであるが、2012年〜2013年にかけては初動50万枚以上を毎回記録していたSKEも最近では初動40万枚を割り、直近の勢いから見ればNMBに勝敗の可能性はある。
しかし、黙っていないのがSKE48。レコード会社avexに所属する彼女らの販売手法は初回限定盤7種に劇場盤、さらにはミュージックカードを差し込んできた。
何が何でも妹分には負けられない・・・そんな必至さとは裏腹にレコード会社、運営側の「特典手法」に留まること事を知らない。
ご存知の通り、オリコンの売上集計には現在ミュージックカード(1枚300円程度)も1枚売れる度にCD1枚と同様のカウントをされていたが、今年の4月6日からの集計にはミュージックカード集計を含まないと発表した矢先の出来事だ。SKEの発売日は3月31日、最後の特典祭り全開で妹分グループに立ちはざかる。
その内容は「劇場盤」にミュージックカード1枚をおまけとして付け、劇場盤が売れる度にカードもカウント扱いとなり、1枚で2枚扱いとなる。とんでもない手法だ。
これまでの40万枚の初動であれば、それだけでも単純計算80万枚という結果になってしまう。
それに黙っていないのがNMB48。初回盤・通常盤で6種、さらにミュージックカード62種の発売を決定。
もはや楽曲としての対決ではなく、特典商法+ミュージックカードのたたき売り商法。
両者とんでもない初動売上を叩き出しそうな予感だが、互いのファンも必死に盛り上げてくることは確実。
50万枚以上の初動、いや・・・70万枚〜80万枚台対決になるのではないだろうか。
両者ともに売上でいえば今作がどちらも最高売上記録となるのは間違いないだろう。
こんな手法をしてまで記録を塗り替えてくる運営側にもほとほと愛想が尽きるが、売れない現代のCD産業を潤しているのも事実であり、CDをプレスする下請け会社の人達からすれば少なからず秋元は神的存在であり足を向けて寝れないだろう。
最後に両者の初動売上記録を残しておく。

【SKE48】
1st 初動2.3万枚 強き者よ/2009.8.5
2nd 初動3.5万枚 青空片想い/2010.3.24
3rd 初動6.2万枚 ごめんね、SUMMER/2010.7.7
4th 初動12.0万枚 1!2!3!4!ヨロシク!/2010.11.17
5th 初動20.7万枚 バンザイVenus/2011.3.9
6th 初動37.9万枚 パレオはエメラルド/2011.7.27
7th 初動38.3万枚 オキドキ/2011.11.9
8th 初動49.6万枚 片想いFinally/2012.1.25
9th 初動47.2万枚 アイシテラブル!/2012.5.16
10th 初動51.1万枚 キスだって左利き/2012.9.19
11th 初動53.9万枚 チョコの奴隷/2013.1.30
12th 初動51.1万枚 美しい稲妻/2013.7.17
13th 初動44.9万枚 賛成カワイイ!/2013.11.20
14th 初動39.8万枚 未来とは?/2014.3.19
15th 初動32.4万枚 不器用太陽/2014.7.30
16th 初動38.6万枚 12月のカンガルー/2014.12.10

【NMB48】
1st 初動21.8万枚 絶滅黒髪少女/2011.7.20
2nd 初動26.5万枚 オーマイガー!/2011.10.19
3rd 初動32.8万枚 純情U-19/2012.2.8
4th 初動37.6万枚 ナギイチ/2012.5.9
5th 初動31.5万枚 ヴァージニティー/2012.8.8
6th 初動31.7万枚 北川謙二/2012.11.7
7th 初動48.2万枚 僕らのユリイカ/2013.6.19
8th 初動37.5万枚 カモネギックス/2013.10.2
9th 初動40.7万枚 高嶺の林檎/2014.3.26
10th 初動42.0万枚 らしくない/2014.11.5
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2013年07月20日

<速報>小泉今日子 ドラマ”あまちゃん”挿入歌「潮騒のメモリー」CD発売・・・nammyblog vol.105

現在NHK朝の連続小説ドラマ「あまちゃん」が絶賛放映中。
クドカン脚本で何かと話題を呼ぶ同ドラマだが、主人公の能年玲奈演じる天野アキの母親役を務める小泉今日子が劇中で歌う「潮騒のメモリー」が5月に披露されると一気に話題に!
小泉今日子自身、シングルとしての発売は1999年8月4日の「for my life」以来14年ぶりのシングルとなる。
是非キョンキョンの新作を聴きたいと待ちわびたファンは多いだろう。
そんなファンの声が届きましたね。

小泉今日子が役名「天野春子」名義で7月31日に「潮騒のメモリー」をシングルとして緊急発売される事が本日発表されました。
小泉今日子「潮騒のメモリー」.jpg

1曲目に「潮騒のメモリー」、2曲目にオリジナルカラオケ。
価格は700円。
そう、これで良いんです。この形態でのリリース形態こそ90年代黄金期のパッケージです。
近年無駄に特典を付加し過ぎなのです。
CDがメインなのか、おまけがメインなのか。
方向性を完全に見失ってしまっています。
本来CDがメインに決まっているではないじゃないですか。

今年一番の話題作だと個人的に思います。
AKB48に独占されたチャートには飽きました。
そろそろもういいでしょう?
本当のアイドル魂見せつけてやりましょう!!!
そして今年の年末「紅白歌合戦」では大いに盛り上がりそうですね〜

さらにドラマ内での架空のグループ「アメ横女学園芸能コース」で披露されている「暦の上ではディセンバー」がベイビーレイズ名義で8/21に発売されますね。
2012年9月にデビューし、今夏は“サマーソニック2013"出演も決定している注目のアイドル「ベイビーレイズ」。
大人気となっている「あまちゃん」の挿入歌を歌っていたことが明らかにされました。 

今年そのポテンシャルが、最も注目されている5人組アイドル「ベイビーレイズ」を今すぐチェック!

8/21といえばAKB48が指原新体制でスタートする32ndシングル「恋するフォーチュンクッキー」と発売日が重なりますね。
ドラマ効果で人気上昇中のベイビーレイズとAKB。
「あまちゃん」内でも秋元康にAKBを大きく意識した構成で話題だけにこの直接対決は見物だ。


天野春子名義のようにドラマの役柄名義でのCD発売は稀にありますが、直近の代表作を紹介しておきましょう。


エイトレンジャー/関ジャニ∞
「ER」/37.8万枚/最高位1位/2012.7/25

A.N.JELL/瀧本美織、玉森裕太、藤ヶ谷太輔、八乙女光
「美男ですね」MUSIC COLLECTION/21.2万枚/最高位1位/2011.10/5

薫と友樹、たまにムック。/芦田愛菜・鈴木福
「マル・マル・モリ・モリ!」/53.6万枚/最高位2位/」2011.5/25

怪物くん/大野智
「ユカイツーカイ怪物くん」/19.7万枚/最高位2位/2010.7/7

鳴海荘吉/吉川晃司
「Nobody's Perfect」/1.4万枚/最高位8位/2010.6/30

LANDS/赤西仁
「BANDAGE」/25.7万枚/最高位1位/2009.11/25

米寿司/堂本光一
「No more」/12.8万枚/最高位1位/2008.4/30

木更津キャッツアイ/岡田准一、櫻井翔、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史
「シーサイド・ばいばい」/18.9万枚/最高位1位/2006.10/25

星泉/長澤まさみ
「セーラー服と機関銃」/8.5万枚/最高位4位/2006.10/25

Kaoru Amane/沢尻エリカ
「タイヨウのうた」/48.9万枚/最高位1位/2006.8/30

雨音薫/YUI
「Good-bye days」/24.2万枚/最高位3位/2006.6/14

やな家/及川光博、斉藤由貴
「家庭内デート」/1.4万枚/最高位30位/2006.6/7

修二と彰/亀梨和也・山下智久
「青春アミーゴ」/162.7万枚/最高位1位/2005.11/2

REIRA/伊藤由奈
「ENDLESS STORY」/47.2万枚/最高位2位/2005.9/7

NANA/中島美嘉
「GLAMOROUS SKY」/44.4万枚/最高位1位/2005.8/31

トラジ・ハイジ/国分太一、長瀬智也
「ファンタスティポ」/42.9万枚/最高位1位/2005.1/26

ハットリくん/香取慎吾
「HATTORI3(参上)」/3.8万枚/最高位12位/2004.8/25

桜庭裕一郎/長瀬智也
「お前やないと あかんねん」/19.1万枚/最高位2位/2003.4/30

RUI/柴咲コウ
「月のしずく」/83.1万枚/最高位1位/2003.1/15

蓮井朱夏/菅野美穂
「ZOO〜愛をください〜」/50.7万枚/最高位3位/2000.9/7
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2013年06月17日

<新譜情報>下半期のカギを握る上位合戦予測!新譜発売日を追ってみる・・・nammyblog vol.94

早くも2013年度年間ランキングは上半期集計を終え、今週発表分より下半期後半へ突入をする。
上半期チャートの背景を見るとまさに一言「アイドルブームの継続」がランキングを見て一目瞭然であった。
「AKBをはじめとするアイドル戦国時代」「ジャニーズグループの大活躍」「韓流グループ」の3つの鉄則がこの3年間継続状態だ。
下半期も当然、この路線は変わる事のないまま継続傾向であるには間違いないだろう。

そこでやはり女性アイドルグループとジャニーズグループによるチャート独占に話題が尽きない直近のアイドル対決による新譜情報。
個人的主観ではあるが、チャートを賑わせるであろう今後のシングル同時発売作品を追ってみました。

■今後の新譜情報■(7/21更新)

7/1付(6/17〜6/23)6月19日発売
NMB48「僕らのユリイカ」
EXILE「Flower Song」
SUPER JUNIOR DONGHAE & EUNHYUK「I WANNA DANCE」
少女時代「LOVE & GIRLS」
チームしゃちほこ「首都移転計画」
Berryz工房「ゴールデンチャイナタウン」

7/8付(6/24〜6/30)6月26日発売
Hey! Say! JUMP「Come On A My House」
EXILE TAKAHIRO「一千一秒」

7/15付(7/1〜7/7)7月3日発売
乃木坂46「ガールズルール」
T-ARA「Target」

7/22付(7/8〜7/14)7月10日発売
渡辺麻友「ラッパ練習中」
剛力彩芽「友達より大事な人」
EXILE TRIBE「BIRNING UP」
℃-ute「悲しき雨降り」

7/29付(7/15〜7/21)7月17日発売
SKE48「美しい稲妻」
aiko「Loveletter」

8/5付(7/22〜7/28)7月24日発売
KARA「サンキューサマーラブ」
コブクロ「One song from Two hearts」
GLAY「DARK RIVER」
シド「サマラバ」

8/12付(7/29〜8/4)7月31日発売
天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
山下智久「SUMMER NUDE '13」
水樹奈々「Vitalization」
CNBLUE「Lady」
倖田來未「Summer Trip」
D-LITE「I LOVE YOU」
ベイビーレイズ「ベイビーアンビシャス!」

8/19付(8/5〜8/11)8月7日発売
サザンオールスターズ「ピースとハイライト」
赤西仁「HEY! WHA'TS UP?」
Acid Black Cherry「Greed Greed Greed」
アイドリング!!!「サマーライオン」
西野カナ「涙色」
遊助「とうもろこし」
LiSA「Traumerei」
超新星「WINNER」

8/26付(8/12〜8/18)8月14日発売
Kis-My-Ft2「キミとのキセキ」
THE SECOND from EXILE「SURVIVORS」
UVERworld「ight For Liberty」
バクステ外神田一丁目「美少女黙示録」

9/2付(8/19〜8/25)8月21日発売
AKB48「恋するフォーチュンクッキー」
V6「君が思い出す僕は君を愛しているだろうか」
ベイビーレイズ「暦の上ではディセンバー」
fripSide「eternal reality」
SHINee「Boys Meet U」
the GazettE「FADELESS」
YUKI「STARMANN」
GReeeeN「愛し君へ」

9/9付(8/26〜9/1)8月28日発売
モーニング娘。「わがまま 気のまま 愛のジョーク」


9/16付(9/2〜9/8)9月4日発売
HKT48「タイトル未定」

東方神起「SCREAM」
miwa「Faraway」


このように新譜は刻一刻と発売日が組まれている。
ジャニーズ同士のバッティングや、対AKBを避けるようにリリースが組まれているのが実態だが、注目すべきは7/31発売の天野春子(小泉今日子)の「潮騒のメモリー」だ。キョンキョンにとって99年以来14年ぶりとなるシングル、そして今話題の朝の連続ドラマ小説「あまちゃん」の挿入歌として発売日が決まる前から問い合わせが殺到しているほど。同時発売に月9ドラマ主題歌で主演の山下智久が95年の真心ブラザーズの名作をカバー。果たしてどちらが勝つか、私個人的には小泉今日子が91年の「あなたに会えてよかった」以来22年ぶりに1位を獲得する気がしてならない。
posted by nammy at 14:39| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月29日

2週目以降は売れない?現代の売上実態・・・nammyblog vol.69

最近のチャート傾向を見ていると初動に占める売上枚数は8割ほどに及ぶ。
2週目以降の売上は急下降し、過去のようなロングセールスに結びつくことはなくなってしまった。

2013年、早くも今年の1/4が終わってしまうが今現在第1四半期の売上トップはAKB48「So long!」の111.3万枚。
続く2位は嵐の「Calling/Breathless」の84.1万枚、3位はSKE48の「チョコの奴隷」で64.9万枚である。
以下このような結果である。

◆2013年度第1四半期TOP10
@ AKB48/So long!
A 嵐/Calling
B SKE48/チョコの奴隷
C Kis-My-Ft2/My Resistance-タシカナモノ-
D 乃木坂46/制服のマネキン
E 乃木坂46/君の名は希望
F HKT48/スキ!スキ!スキップ!
G 山田涼介/ミステリー・ヴァージン
H SMAP/Mistake!
I ゴールデンボンバー/Dance My Revoution


4位以下を見てもKis-My-Ft2、乃木坂46、HKT48、山田涼介、SMAPと1位〜9位までアイドルによるチャート圧巻が続いている。
今に始まったわけではないが、これらの2週目以降の売上はどうなっているのだろうか・・・?
上記進捗TOP5作品の2週目以降発売から1ヵ月の売上推移を追ってみた。
いかに初週に売上が偏り過ぎて2週目以降売上が伸び悩んでいるのがわかるだろう。
これが今の音楽の実態だ。

◆2013年度進捗TOP5作品に見る4週目までの売上推移
※最新4/8付までの調査

1位/AKB48/So long!
@ 1,035,986
A 50,403
B 13,367
C 7,808
2週目売上率4.8%

2位/嵐/Calling
@ 756,410
A 63,137
B 21,888
C 12,032
2週目売上率8.3%

3位/SKE48/チョコの奴隷
@ 538,914
A 46,892
B 19,580
C 18,600
2週目売上率8.7%

4位/Kis-My-Ft2/My Resistance-タシカナモノ-
@ 316,313
A 27,063
B 11,523
C 5,538
2週目売上率8.5%

5位/乃木坂46/制服のマネキン
@ 232,961
A 20,549
B 10,039
C 12,606
2週目売上率8.8%


毎週のように初登場で記録する初動売上を見て「おぉ〜〜〜!」と歓声が湧くが、累積売上を握る2週目以降の売上を見てもらうと「うーん」という声が出てしまう。
今年第1四半期で売れた上位5作品を並べてみても2週目以降に初動売上に対して最も売れたのは嵐の6.3万枚。
しかしながら全ての作品の2週目売上が初動売上の1割以下だということである。
3週目に至ってはさらに急落が目に止まる。「え?こんなに下がるものなのか?」と目を疑いたくなるような結果だ。
いかに今の音楽が発売週にしか売れない時代だというのが上記の表を以て証明されるでしょう。
嵐に関してはミリオンまで約14.5万枚、是が非でもミリオン達成してもらいたい次第です。
posted by nammy at 00:24| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月10日

<1970年代編>アイドルのデビューシングルを追ってみた・・・nammyblog vol.48

「アイドル」という語源が世に定着した1970年代初頭。
これまで40年余に渡るアイドルの記念すべきデビューシングルに注目してみたいと思う。
デビュー曲からいきなり大ヒット!なんてアイドルもなかなか少ないですよね。
それなりに苦楽を共にしながらブレイクしていくものだと思います。
いきなりミリオン!なんてパターンもありますが、デビュー曲にして最大ヒット作を作ってしまうとその壁を超えるのも困難な事ですよね。
今回は記念すべきデビュー曲特集とともに、そのアイドルが記録した最大ヒット曲も同時に記載していきたいと思います。


◆1970年代にみるアイドルの歴史

タイトル/累積売上/最高位/発売日

☆1970年

3月1日デビュー
吉沢京子
デビュー曲/幸せってなに?/累積売上6.1万枚/最高位43位/1970.3/1
最大ヒット/同上

☆1971年

4月25日デビュー
小柳ルミ子
デビュー曲/わたしの城下町/累積売上134.3万枚/最高位1位/1971.4/25
最大ヒット:同上

6月1日デビュー
南 沙織
デビュー曲/17才/累積売上54.2万枚/最高位2位/1971.6/1
最大ヒット/同上

10月1日デビュー
天地真理
デビュー曲/水色の恋/累積売上43.2万枚/最高位3位/1971.10/1
最大ヒット/ひとりじゃないの/累積売上60.1万枚/最高位1位/1972.5/21

☆1972年

6月5日デビュー
麻丘めぐみ
デビュー曲/芽ばえ/累積売上42.0万枚/最高位3位/1972.6/5
最大ヒット/わたしの彼は左きき/49.5万枚/最高位1位/1973.7/5

7月1日デビュー
森昌子
デビュー曲/せんせい/累積売上51.4万枚/最高位3位/1972.7/1
最大ヒット:同上

11月25日デビュー
アグネス・チャン
デビュー曲/ひなげしの花/累積売上32.8万枚/最高位5位/1972.11/25
最大ヒット:小さな恋の物語/累積売上58.0万枚/最高位1位/1973.10/25

☆1973年

2月25日デビュー
桜田淳子
デビュー曲/天使も夢みる/累積売上12.1万枚/最高位12位/1973.2/25
最大ヒット/はじめての出来事/累積売上52.7万枚/最高位1位/1974.12/5

4月21日デビュー
浅田美代子
デビュー曲/赤い風船/累積売上48.1万枚/最高位1位/1973.4/21
最大ヒット/同上

5月21日デビュー

山口百恵「としごろ」.jpg

山口百恵
デビュー曲/としごろ/累積売上6.7万枚/最高位37位/1973.5/21
最大ヒット/横須賀ストーリー/累積売上66.1万枚/最高位1位/1976.6/21

9月1日デビュー

キャンディーズ「あなたに夢中」.jpg

キャンディーズ
デビュー曲/あなたに夢中/累積売上8.1万枚/最高位36位/1973.9/1
最大ヒット/微笑がえし/累積売上82.9万枚/最高位1位/1978.2/25

☆1974年

3月10日デビュー
林 寛子
デビュー曲/ほほえみ/累積売上7.5万枚/最高位33位/1974.3/10
最大ヒット/素敵なラブリーボーイ/累積売上9.1万枚/最高位31位/1975.9/10

4月20日デビュー
伊藤咲子
デビュー曲/ひまわり娘/累積売上11.2万枚/最高位20位/1974.4/20
最大ヒット/木枯らしの二人/累積売上27.8万枚/最高位5位/1974.12/1

5月10日デビュー
木之内みどり
デビュー曲/めざめ/チャートインせず/1974.5/10
最大ヒット/横浜いれぶん/累積売上8.6万枚/最高位28位/1978.2/25

5月25日デビュー
浅野ゆう子
デビュー曲/とびだせ初恋/累積売上6.4万枚/最高位33位/1974.5/25
最大ヒット/セクシー・バス・ストップ/累積売上18.9万枚/最高位12位/1976.4/25

8月25日デビュー
松本ちえこ
デビュー曲/ボーイフレンド/累積売上1.3万枚/最高位78位/1974.8/25
最大ヒット/恋人試験/累積売上27.7万枚/最高位5位/1976.5/25

11月1日デビュー
太田裕美
デビュー曲/雨だれ/累積売上18.1万枚/最高位14位/1974.11/1
最大ヒット/木綿のハンカチーフ/累積売上86.7万枚/最高位2位/1975.12/21

☆1975年

4月25日デビュー
岩崎宏美
デビュー曲/二重唱(デュエット)/累積売上14.0万枚/最高位19位/1975.4/25
最大ヒット/ロマンス/累積売上88.7万枚/最高位1位/1975.7/25

5月25日デビュー
岡田奈々
デビュー曲/ひとりごと/累積売上7.3万枚/最高位38位/1975.5/25
最大ヒット/青春の坂道/累積売上10.6万枚/最高位23位/1976.3/10

☆1976年

8月25日デビュー

ピンク・レディー「ペッパー警部」.jpg

ピンク・レディー
デビュー曲/ペッパー警部/累積売上60.5万枚/最高位4位/1976.8/25
最大ヒット/UFO/累積売上155.4万枚/最高位1位/1977.12/5

☆1977年

1月1日デビュー
榊原郁恵
デビュー曲/私の先生/累積売上2.8万枚/最高位55位/1977.1/1
最大ヒット/夏のお嬢さん/累積売上20.2万枚/最高位11位/1978.7/1

3月25日デビュー
高田みづえ
デビュー曲/硝子坂/累積売上31.1万枚/最高位9位/1977.3/25
最大ヒット/私はピアノ/累積売上49.3万枚/最高位5位/1980.7/25

4月21日デビュー
香坂みゆき
デビュー曲/愛の芽ばえ/累積売上3.5万枚/最高位53位/1977.4/21
最大ヒット/ニュアンスしましょ/累積売上13.7万枚/最高位13位/1984.8/1

6月5日デビュー
大場久美子
デビュー曲/あこがれ/チャートインせず/1977.6/5
最大ヒット/ディスコ・ドリーム/累積売上4.8万枚/最高位41位/1978.12/1

7月10日デビュー
アグネス・ラム
デビュー曲/雨あがりのダウンタウン/累積売上0.8万枚/最高位79位/1977.7/10
最大ヒット/同上

☆1978年

3月25日デビュー
石野真子
デビュー曲/狼なんか怖くない/累積売上10.4万枚/最高位17位/1978.3/25
最大ヒット/春ラ!ラ!ラ!/累積売上16.0万枚/最高位16位/1980.1/1

5月25日デビュー
石川ひとみ
デビュー曲/右向け右/累積売上1.7万枚/最高位66位/1978.5/25
最大ヒット/まちぶせ/累積売上39.7万枚/最高位6位/1981.4/21

☆1979年

1月21日デビュー
倉田まり子
デビュー曲/グラジュエイション/累積売上5.3万枚/最高位49位/1979.1/21
最大ヒット/HOW!ワンダブル/累積売上7.4万枚/最高位52位/1979.8/21


一覧にして並べてみるとデビュー曲=最大ヒット曲になっているアイドルもいれば翌年以降に大ヒットを作ったアイドルなど様々な結果です。
ピンク・レディーやキャンディーズ、山口百恵、桜田淳子などは後々ヒット作品に恵まれていますね。
70年代を代表する山口百恵やキャンディーズもデビュー当時は爆発的なヒットには恵まれなかったのは意外でした。
中には最大ヒット曲でもTOP10に入らなかったアイドルも。
アイドルが歌手デビューしても大成功出来るのはほんの一握りだということも数字を通して物語っていますね。
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2013年02月17日

国内で最も売れたアーティスト100組・・・nammyblog vol.21

皆さんは国内で一番売れてるアーティストはご存知でしょうか?

そう、言うまでもなくB'zですよね。
とにかく売上枚数が桁違い!

B'z「B'z」.jpg

これまでのシングルは1990年以来45作品連続1位、ミリオンセラーは15作品にのぼる。
アルバムは25作品が1位獲得、ミリオンセラーは19作品と国内でダントツのトップクラス。
そのトータル売上は驚きの8033万枚!!
今年はデビュー25周年、まだまだ記録を伸ばして欲しいものです。
めざせ1億枚!!!

国内アーティストでこれまで売れたアーティストセールスを独自で調査してまとめてみました。
(※海外アーティストは含まれていません)

たぶん本邦初公開ではないでしょうか?
作品別等のランキングは発表されてもそのアーティスト別のランキングはなかなか見れないものかと思います。

あなたの好きなアーティストはランクインされてるでしょうか?
これぞ国内で最も売れたアーティスト100組です!


◆アーティストセールス(トータル編)

※集計期間は12年12/31現在
アルバム、レコード、カセット、シングルの合算売上をもとに算出。

01位 8033万枚 B'z
02位 5832万枚 Mr.Children
03位 5021万枚 浜崎あゆみ


とにかく桁違いのB'z。2位のミスチルとの差は2201万枚、絶対的な差はこの先も埋められないでしょうね。
3位の浜崎あゆみ、2000年代はまさに彼女にとっての黄金期、現在は売上低迷によりミスチルとの差は開く一方なのか?

04位 4874万枚 サザンオールスターズ
05位 4340万枚 ドリームズ・カム・トゥルー
06位 3896万枚 松任谷由実
07位 3792万枚 GLAY
08位 3761万枚 ZARD
09位 3617万枚 宇多田ヒカル
10位 3354万枚 SMAP


4位〜10位も時代を代表する顔ぶれですね。ベテラン勢としてはサザン、ユーミンと70年代アーティストがランクイン、特にアルバム売上が両者ともに高く他を大きく引き離した結果でしょう。
9位の宇多田ヒカルは他のアーティストに比べ作品数が少ない中で1作品の売上規模が超ミリオン級を記録したため3600万枚を突破、活動期間もTOP10の中で一番の新参者でありお見事と言うしかない。
10位のSMAP、ジャニーズの中でも断トツの累計売上を記録。シングルミリオン3作品、「世界に一つだけの花」のダブルミリオン以下、94年のブレイク以後のコンスタントな売上を大きく記録に残したスーパーアイドル。宇多田ヒカルとの差は263万枚、数年後の入れ替え戦に期待したい。

11位 3240万枚 安室奈美恵
12位 3140万枚 CHAGE & ASKA
13位 2984万枚 松田聖子
14位 2919万枚 L'Arc〜en〜Ciel
15位 2897万枚 globe
16位 2536万枚 KinKi Kids
17位 2534万枚 中森明菜
18位 2458万枚 チューブ
19位 2417万枚 嵐
20位 2281万枚 福山雅治


11位の安室奈美恵、小室ブーム時代の売上が大きく影響、小室から離れた今でもそのファン層は根強く10位のSMAPとの差は114万枚、歴代10位へのジャンプアップなるか?
13位の松田聖子、17位の中森明菜は80年代を代表するアイドル。レコード時代でミリオンこそ生まれにくい時代の作品だけにこの売上枚数は立派な結果。
19位の嵐は2417万枚、先輩のKinki Kidsとの差は119万枚、シングル2枚でその記録を抜いてしまうだろう。目指すはジャニーズ最強のSMAP。差は937万枚であり、5年以内にその記録は更新される?

21位 2269万枚 Every Little Thing
22位 2267万枚 大黒摩季
23位 2242万枚 中島みゆき
24位 2171万枚 TRF
25位 2157万枚 AKB48
26位 2148万枚 EXILE
27位 2138万枚 長渕剛
28位 2081万枚 槇原敬之
29位 2068万枚 スピッツ
30位 1974万枚 五木ひろし


新勢力としてはAKB48の2157万枚、現在では年間でシングル、アルバムを通じ約600万枚を売り上げているだけにその記録は年内に歴代16位のKinkiを抜くか注目。
女性アイドルトップの売上を誇る松田聖子との差は827万枚、どこまでこのブームは続くのだろうか?

31位 1956万枚 SPEED
32位 1866万枚 米米CLUB
33位 1786万枚 MISIA
34位 1721万枚 中山美穂
35位 1715万枚 モーニング娘。
36位 1665万枚 井上陽水
37位 1625万枚 山口百恵
38位 1624万枚 氷室京介
39位 1590万枚 郷ひろみ
40位 1578万枚 倉木麻衣
41位 1569万枚 沢田研二
42位 1538万枚 森進一
43位 1536万枚 今井美樹
44位 1529万枚 チェッカーズ
45位 1491万枚 竹内まりや
46位 1488万枚 工藤静香
47位 1454万枚 矢沢永吉
48位 1450万枚 山下達郎
49位 1439万枚 松山千春
50位 1437万枚 JUDY AND MARY


ベテランアーティストが名を連ねます。
中でも35位にランクインしたモーニング娘。、デビュー15年を迎えアイドルグループとしてその息の長さには驚くばかり。現在も売上は徐々に更新中。

51位 1423万枚 小泉今日子
52位 1412万枚 平井堅
53位 1407万枚 小田和正
54位 1388万枚 久保田利伸
55位 1376万枚 WANDS
56位 1372万枚 ゆず
57位 1367万枚 T-BOLAN
58位 1353万枚 浜田省吾
59位 1341万枚 西城秀樹
60位 1324万枚 LINDBERG
61位 1319万枚 ピンクレディー
62位 1319万枚 渡辺美里
63位 1318万枚 ポルノグラフィティ
64位 1298万枚 徳永英明
65位 1291万枚 田原俊彦
66位 1277万枚 近藤真彦
67位 1269万枚 布袋寅泰
68位 1261万枚 プリンセス・プリンセス
69位 1260万枚 桑田佳祐
70位 1258万枚 倖田來未
71位 1235万枚 V6
72位 1219万枚 華原朋美
73位 1218万枚 光GENJI
74位 1199万枚 MY LITTLE LOVER
75位 1193万枚 TM NETWORK
76位 1174万枚 X JAPAN
77位 1170万枚 森高千里
78位 1166万枚 CHEMISTRY
79位 1157万枚 T.M.Revolution
80位 1142万枚 さだまさし
81位 1113万枚 シャ乱Q
82位 1105万枚 相川七瀬
83位 1090万枚 ORANGE RANGE
84位 1070万枚 THE ALFEE
85位 1062万枚 八代亜紀
86位 1055万枚 コブクロ
87位 1050万枚 杏里
88位 1047万枚 尾崎豊
89位 1037万枚 DEEN
90位 1035万枚 アリス
91位 1027万枚 岩崎宏美
92位 1025万枚 Dragon Ash
93位 1013万枚 THE YELLOW MONKEY
94位 990万枚 LUNA SEA
95位 975万枚 aiko
96位 950万枚 野口五郎
97位 947万枚 ケツメイシ
98位 924万枚 椎名林檎
99位 922万枚 オフコース
100位 921万枚 小柳ルミ子


上位93組が累計売上1000万枚を突破。
90年代にビーイング旋風を巻き起こしたWANDS(55位)、T-BOLAN(57位)、DEEN(89位)がランクイン。
B'z、ZARD、チューブ、倉木麻衣とTOP50内にもランクインしており、その結果はしっかりと残されている。
同じく90年代中期のTKブームを牽引した小室ファミリー四天王(安室奈美恵、globe、TRF、華原朋美)もしっかりランクイン、そして90年代後期のロックバンドブームの火付け役、X-JAPANをはじめGLAY、ラルク・アン・シエル、LUNA SEAがランクイン。
アイドルも70年代の山口百恵、ピンク・レディーに始まり80年代の松田聖子、中森明菜、90年代のSPEED、モーニング娘。、そして00年代のAKB48といつの時代もアイドルはやはり強いという事だ。

演歌から歌謡曲、フォーク、ニューミュージックのほかアイドルポップス、R&B、Hip-Hopと多種多様なジャンルによる結果、これまで流れてきた日本の音楽シーンを一気に振り返れるランキングである。
posted by nammy at 22:24| Comment(2) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

歴代サウンドトラック作品を振り返る・・・nammyblog vol.20

今回はサウンドトラックに触れてみたいと思います。
サントラ版のCDは近年爆発的なヒットがありませんね。
確かに本来の曲と違って劇中などで流れるBGMをメインとした作品だけに全てのユーザーに受け入れられるのは難しいかも知れませんね。「音」をメインとした作品だけにクラシックなどを好むユーザーには嬉しい作品でしょう。
洋画映画のサウンドトラックは使用される主題歌などが収録されており、どちらかというと作品全体の世界を表現する作品が多いため、やはり洋盤のサントラヒットが日本では好まれるようですね。
さてこれまでのサントラで何が一番売れたでしょうか。

1992年にケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが共演した「ボディガード」のサントラが国内では最高売上となっています。

ホイットニー・ヒューストン「ボディガード」.jpg

その売上枚数は186万枚とサントラでは稀にないミリオンヒットとなりました。
映画公開の12月に合わせ1992.12/14で10位に初登場。
10位→8位→3位→2位→5位→2位→3位→1位と登場から9週目で1位を獲得する。
1週のみ1位だったが3週後には再び返り咲き1位を獲得しており、ロングセラーとなった。
93年の年明けチャートでは週間18.5万枚を売り上げ、その後もコンスタントに週間売上を続け93.3/1の12週目で100万枚を突破する。93.8/30には登場38週目で150万枚を超え、発売から9ヶ月経った時点でその週間順位は21位と大健闘。48週連続でTOP50内をキープし、最終的にはTOP100内に78週ランクインさせた。
同時に主題歌であるホイットニー・ヒューストンのシングル「オールウェイズ・ラブ・ユー」も81.0万枚(最高位5位)を売り上げ大ヒットに。
シングルチャートでは92.12/14に84位で初登場後、52位→28位→14位→17位→5位と映画のヒットと並行して6週目でTOP10入りを果たした。

これまで国内で売れたサントラ版を下記に記しておく。

◆歴代サウンドトラック売上 TOP20
※通常版、限定盤、ピクチャー盤などは合算集計しています。

01位 ボディガード(186.4万枚/最高位1位/1992.12/5)
02位 タイタニック(141.8万枚/最高位5位/1997.12/12)
03位 稲村ジェーン(133.4万枚/最高位1位/1990.9/1)
04位 フラッシュダンス(106.6万枚/最高位1位/1983.6/25)
05位 フットルース(92.2万枚/最高位1位/1984.4/21)
06位 冬の恋歌 オリジナルサウンドトラック完全版(91.0万枚/最高位3位/2003.9/10)
07位 ロングバケーション(83.2万枚/最高位1位/1996.5/29)
08位 7月7日、晴れ サウンドトラック(76.0万枚/最高位4位/1996.4/1)
09位 サタデイ・ナイト・フィーヴァー(69.4万枚/最高位1位/1978.2/1)
10位 TAN TAN たぬき(50.9万枚/最高位1位/1985.4/27)
11位 トップガン(49.4万枚/最高位2位/1986.7/21)
12位 グリース(44.2万枚/最高位1位/1978.7/25)
13位 ゴーストバスターズ(40.6万枚/最高位4位/1984.9/16)
14位 セーラー服と機関銃(40.1万枚/最高位1位/1981.12/1)
15位 8マイル(38.9万枚/最高位1位/2006.4/19)
16位 さらば宇宙戦艦ヤマト(38.5万枚/最高位2位/1978.8/1)
17位 交響曲銀河鉄道999(38.2万枚/最高位1位/1979.7/25)
18位 ステイン・アライブ(37.4万枚/最高位2位/1983.7/10)
19位 宇宙戦艦ヤマト(36.0万枚/最高位1位/1977.7/25)
20位 EVANGELION DEATH(35.6万枚/最高位1位/1997.6/11)



上位TOP20のうち9作品が邦版、残りの11作品が洋盤とやはりサントラでは日本版がやや弱いという事か。
TOP2はミリオン級のヒットともに映画の国内興行収入も「ボディガード」が1993年で41億円を記録して年間2位(全世界92年年間2位)、「タイタニック」は1998年で160億円で年間1位(全世界では97年年間1位)と大ヒット映画のサントラだけに納得の結果。
国内版で見るとサザンオールスターズ&オールスターズによる映画「稲村ジェーン」のサントラが133万枚で歴代3位。桑田佳祐監督による映画で、主題歌「真夏の果実」も含めアルバム全体がベストアルバムみたいなもの。ファン以外でもサザンの人気を決定づけた作品でもありますね。

4位は「フラッシュダンス」は国内サントラで初のミリオン達成した作品。

サウンドトラック「フラッシュダンス」.jpg

映画「フラッシュダンス」は国内でも34億円を記録し83年年間で4位(全世界では年間6位)を記録。
主題歌を歌うアイリーン・キャラのシングル「フラッシュダンス」も70.0万枚売り上げる大ヒットに。シングル盤は83.7/4に56位に初登場、33位→23位→17位→11位→5位と6週目でTOP10入りし、10週目で1位を獲得した。
サントラ盤LPは83.7/4に34位初登場後、13位→8位→5位→5位→5位→3位→1位と7週目で1位を獲得後、2週ほど2位に留まるが、10週目で再び1位へ返り咲き10週連続の1位を記録した。
カセット盤も10週目の8/29付で1位を獲得後、12週連続の1位というビッグヒットに。
シングル、LP、カセットと3部門で9/5〜9/12まで2週連続3部門1位、LPチャートとカセットチャートでは9/5〜11/7までの12週連続で2部門1位というとんでもない記録も残している。
まさに83年の下半期はとにかく「フラッシュダンス」が売れまくった年であった。

国内ではドラマ主題歌であるシングルのミリオンヒットは連発しているが、ドラマサントラでのミリオン記録はない。その中での木村拓哉主演による「ロングバケーション」の83万枚は見事。

サウンドトラック「ロングバケーション」.jpg

挿入歌で流れる「クロース・トゥ・ユー〜セナのピアノ2〜」は最高ですね。
高視聴率ドラマのサントラだけに注目も高かったんですね。最終回では36.7%(瞬間最高視聴率43.8%)を記録し、「ロンバケ現象」を巻き起こしました。
その注目ドラマだけにいきなり96.6/10でサントラ盤は初登場5位となり2週目で最高位は2位に到達(週間6.7万枚)、1位は華原朋美の「LOVE BRACE」でその週間売上差は124万枚という結果ながら仕方ないとしか言えない。その後も3位(8.8万枚)→2位(11.7万枚)→3位(15.9万枚)→4位(9.5万枚)→6位(7.3万枚)と7週連続でTOP10入りと好調に推移、週間売上が15.9万枚というサントラ売上であっても1位を獲得できないという96年はハイレベルな上位合戦が背景に見えますね。
posted by nammy at 20:08| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月16日

90年代前期 ビーイングブームを振り返る・・・nammyblog vol.19

ビーイング・・・。
音楽好きならご存じのビーイングは、1978年に東京都港区に設立された音楽制作会社で創業者は長戸大幸。
日本を代表する大物アーティストのTUBE、B'z、ZARD、倉木麻衣などが所属することで有名。
1990年代に一世を風靡した音楽プロダクションの1つで1993年においては、不況のなかビーイング系アーティスト(TUBE、B'z、ZARD、WANDS、大黒摩季、DEEN、T-BOLANなど)は約450億円を売上げ、業界の7%を占めたほど。
1985年に長戸氏によるプロデュースでチューブがデビュー、1986年、TUBEの「シーズン・イン・ザ・サン」をヒットさせ認知度を得る。1987年にTUBEと織田哲郎周辺アーティストがスペシャルユニット「渚のオールスターズ」としても活動した。
長戸氏は1988年にB'zを送り出す。B'zはデビュー当時に「3年以内にオリコン50位内に載る」という三か年計画を打ち出し見事90年にブレイク成功する。
1990年にはB.B.クイーンズのデビューシングル「おどるポンポコリン」が国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」のテーマソングに起用され160万枚を超えるミリオンヒットを記録した。
そのヒットを機にビーイングからは続々とデビューを迎え1991年にはZARD、WANDS、T-BOLAN、Mi-Ke、1992年には大黒摩季、MANISH、KIX.S、1993年にはDEEN、ZYYG、BAAD、REVなどがデビューし、92年〜95年はビーイング所属アーティストによる旋風が巻き起こる。
以下の1993年の年間アーティストセールス別ランキングを見てもらいたい。
まさにビーイング所属アーティストが活躍したかがわかる。

★1993年度アーティスト別ランキング
(売上金額単位:10万円)
1位 ZARD(本年度133,363/前年度28,484/前年比468.2%)
2位 WANDS(本年度125,007/前年度4,375/前年比2857.3%)
3位 CHAGE & ASKA(本年度92,889/前年度184,886/前年比50.2%)
4位 B'z(本年度85,577/前年度179,948/前年比47.6%)
5位 T-BOLAN(本年度83,773/前年度54,003/前年比155.1%)
6位 ドリームズ・カム・トゥルー(本年度79,066/前年比117,330/前年比67.4%)
7位 松任谷由実(本年度58,068/前年度58,635/前年比99.0%)
8位 氷室京介(本年度52,984/前年度24,095/前年比219.9%)
9位 チェッカーズ(本年度51,728/前年度24,715/前年比209.3%)
10位 チューブ(本年度49,424/前年度44,259/前年比111.7%)

1位、2位とビーイングによるZARDとWANDSがランクイン。

ZARD「揺れる想い(AL)」.jpg

WANDS「時の扉(アルバム)」.jpg

この年両名のブレイクによりビーイングアーティストは一気に飛躍し年間売上別ではTOP10内に6組と半分以上を占有するほど。(93年上半期は10曲中7作占有)
また年間11位に大黒摩季、32位にDEEN、80位にMANISH、90位にZYYGと大活躍し、この年ビーイングはまさに音楽業界の中心となる制作会社として大きく貢献を納めた。
ビーイングの大きな特徴は、テレビにほとんど出演せず、タイアップによる楽曲のみのプロモーションという独特な手法で成功を納めた。その第1弾となったフジテレビ系列の「ホテルウーマン」では結果的にB'zの「ALONE」がミリオンヒットを記録、T-BOLANの「離したくはない」も有線でロングヒットを記録するなど、結果的には大成功となった。またこのドラマにおいて、WANDSや大黒摩季など後のブームを牽引するアーティストのデビューの場にもなった。
デビュー当時はほぼ無名なアーティストたちも大量にテレビから流れる曲に関心を持ち、「CMで流れてるあの曲って誰が歌ってるの?」と気が付けばレコードショップに足を運びCDを手に取っている。
そうそれがビーイングの狙いであり、TVに出ないという徹底的な戦略によりミステリアスな存在となり話題性もさらに広まってゆく。
最も得意とする「アニメ主題歌」とのタイアップは人気アニメのテーマソングに起用する事によりCD売上との相乗効果を成功させたのはビーイングと言っても過言ではない。
第1期ビーイングブームでは「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」「スラムダンク」などのテーマソングを次々とヒットさせ、第2期ブームでは小松未歩や倉木麻衣、愛内里菜らによる「名探偵コナン」のテーマソングとしてヒットを連発させた。
TVに出演してプロモーションを行わずとも曲の評価で成功させるというのはある意味現在では真似できない快挙といっても良いだろう。

さて93年に起こるビーイング旋風であるが、90年〜94年の梁明期から成長期までの凄さを改めて振り返ってみよう。

◆シングルチャート年間TOP100にランクインしたビーイングアーティスト

・1990年シングル年間
01位 B.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」(年間130.8万枚)
27位 B'z「太陽のKomachi Angel」(年間31.4万枚)
28位 B'z「Easy Come Easy Go」(年間30.1万枚)
48位 チューブ「あー夏休み」(年間23.6万枚)
60位 B'z「BE THERE」(年間19.7万枚)
62位 B'z「愛しい人よGood Night...」(年間19.3万枚)

・1990年アルバム年間
26位 B'z「RISKY」(年間40.9万枚)
29位 B'z「BAD COMMUNICATION」(年間36.3万枚)
49位 B'z「BREAK THROUGH」(年間26.4万枚)
66位 チューブ「TUBEst」(年間20.5万枚)
76位 チューブ「N.A.T.S.U.<3200円>」(年間16.9万枚)
80位 チューブ「N.A.T.S.U.」(年間15.7万枚)

・1991年シングル年間
07位 B'z「LADY NAVIGATION」(年間100.5万枚)
10位 B'z「ALONE」(年間68.6万枚)
15位 チューブ「さよならイエスタデイ」(年間55.5万枚)
23位 B.B.クイーンズ「ギンギラパラダイス」(年間43.9万枚)
32位 Mi-Ke「想い出の九十九里浜」(年間35.5万枚)
34位 B.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」(年間33.6万枚)
64位 チューブ「湘南My Love」(年間22.3万枚)
69位 ZARD「Good-bye My Loneliness」(年間20.9万枚)
75位 Mi-Ke「ブルーライト・ヨコスカ」(年間20.6万枚)

・1991年アルバム年間
03位 B'z「MARS」(年間138.9万枚)
10位 B'z「RISKY」(年間86.8万枚)
26位 B'z「BAD COMMUNICATION」(年間52.2万枚)
30位 B'z「WICKED BEAT」(年間48.2万枚)
38位 チューブ「湘南」(年間42.0万枚)
58位 B'z「BREAK THROUGH」(年間30.8万枚)
65位 B'z「OFF THE ROCK」(年間26.8万枚)
84位 B'z「B'z」(年間19.6万枚)

・1992年シングル年間
03位 B'z「BLOWIN'」(年間168.0万枚)
11位 B'z「ZERO」(年間101.1万枚)
15位 織田哲郎「いつまでも変わらぬ愛を」(年間92.9万枚)
20位 大黒摩季「DA・KA・RA」(年間76.5万枚)
23位 チューブ「ガラスのメモリーズ」(年間65.6万枚)
24位 チューブ「夏だね」(年間65.0万枚)
28位 KIX・S「また逢える・・・」(年間61.1万枚)
36位 T-BOLAN「じれったい愛」(年間52.4万枚)
37位 中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」(年間50.7万枚)
42位 T-BOLAN「離したくはない」(年間46.1万枚)
43位 ZARD「眠れない夜を抱いて」(年間45.5万枚)
56位 B'z「ALONE」(年間35.8万枚)
59位 WANDS「もっと強く抱きしめたなら」(年間34.7万枚)
65位 ZARD「IN MY ARMS TONIGHT」(年間31.2万枚)
88位 近藤房之助&織田哲郎「BOMBER GIRL」(年間22.6万枚)
94位 T-BOLAN「サヨナラから始めよう」(年間21.6万枚)
98位 松本孝弘「#1090〜Thousand Dream〜」(年間20.8万枚)

・1992年アルバム年間
02位 B'z「IN THE LIFE」(年間216.4万枚)
06位 B'z「RUN」(年間163.0万枚)
26位 ZARD「HOLD ME」(年間52.8万枚)
31位 チューブ「納涼」(年間47.2万枚)
32位 T-BOLAN「BABY BLUE」(年間45.3万枚)
36位 T-BOLAN「SO BAD」(年間43.3万枚)
43位 T-BOLAN「夏の終わりに〜Acoustic Version〜」(年間37.4万枚)
45位 T-BOLAN「T-BOLAN」(年間36.8万枚)
50位 B'z「RISKY」(年間32.9万枚)
58位 チューブ「Smile」(年間29.8万枚)
59位 B'z「MARS」(年間29.6万枚)
78位 B'z「B'z TV Style」(年間23.9万枚)
85位 織田哲郎「ENDLESS DRRAM」(年間21.8万枚)
87位 B'z「BAD COMMUNICATION」(年間21.5万枚)
90位 B'z「OFF THE ROCK」(年間20.3万枚)
94位 松本孝弘「Wanna Go Home」(年間19.5万枚)


93年の本格的なビーイング旋風が巻き起こる前はB'zによるブレイク後の旧譜作品が目に付きます。
特に初期のアルバムは過去3年間にずっと売れ続け年間TOP100にランクインされています。
「BAD COMMUNICATION」は90年から92年まで年間に入るって凄い事ですね。売れ続けた結果最高位は
12位であるが118万枚というミリオンヒットに繋がった。
92年はZARDやWANDSに先駆けてT-BOLANがブレイクしてますね。旧譜の作品が続々ランクインしています。
TOP100中17作品がビーイングアーティストと翌年に控えるブレイクを前にその前兆は十分にありました。

・1993年シングル年間
02位 B'z「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」(年間193.2万枚)
05位 B'z「裸足の女神」(年間165.3万枚)
06位 ZARD「負けないで」(年間164.5万枚)
07位 WANDS「時の扉」(年間144.3万枚)
09位 ZARD「揺れる想い」(年間139.6万枚)
10位 中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」(年間132.6万枚)
11位 WANDS「もっと強く抱きしめたなら」(年間131.5万枚)
12位 DEEN「このまま君だけを奪い去りたい」(年間129.3万枚)
14位 WANDS「愛を語るより口づけをかわそう」(年間112.1万枚)
17位 T-BOLAN「Bye For Now」(年間100.6万枚)
22位 ZARD「もう少し あと少し・・・」(年間84.4万枚)
23位 大黒摩季「チョット」(年間84.0万枚)
24位 T-BOLAN「おさえきれないこの気持ち」(年間82.6万枚)
25位 WANDS「恋せよ乙女」(年間81.9万枚)
30位 ZARD「君がいない」(年間80.2万枚)
33位 チューブ「夏を待ちきれなくて」(年間79.7万枚)
35位 T-BOLAN「すれ違いの純情」(年間74.3万枚)
37位 T-BOLAN「刹那さを消せやしない」(年間73.2万枚)
39位 ZYYG,REV,ZARD&WANDS「果てしない夢を」(年間72.6万枚)
40位 ZYYG「君が欲しくてたまらない」(年間70.3万枚)
42位 大黒摩季「別れましょう私から消えましょうあなたから」(年間66.7万枚)
46位 チューブ「だって夏じゃない」(年間61.9万枚)
50位 DEEN「翼を広げて」(年間57.1万枚)
53位 ZARD「きっと忘れない」(年間53.2万枚)
67位 DEEN「Memories」(年間41.9万枚)
70位 大黒摩季「Harlem Night」(年間39.6万枚)

・1993年アルバム年間
01位 ZARD「揺れる想い」(年間193.8万枚)
02位 WANDS「時の扉」(年間160.9万枚)
06位 B'z「FRIENDS」(年間135.6万枚)
09位 T-BOLAN「HEART OF STONE」(年間86.6万枚)
10位 WANDS「Little Bit...」(年間84.7万枚)
15位 大黒摩季「DA DA DA」(年間67.0万枚)
19位 チューブ「浪漫の夏」(年間64.3万枚
25位 B'z「RUN」(年間55.1万枚)
30位 ZARD「HOLD ME」(年間49.9万枚)
31位 T-BOLAN「SO BAD」(年間49.1万枚)
48位 WANDS「WANDS」(年間32.4万枚)
49位 チューブ「Say Hello」(年間32.3万枚)
59位 大黒摩季「U Be Love」(年間26.8万枚)
62位 チューブ「浪漫の夏<3200円>」(年間26.2万枚)
77位 B'z「IN THE LIFE」(年間22.7万枚)
89位 ZARD「もう探さない」(年間19.9万枚)
97位 MANISH「MANISH」(年間18.6万枚)

・1994年シングル年間
04位 B'z「Don't Leave Me」(年間144.4万枚)
08位 大黒摩季「ああただけ見つめてる」(年間123.6万枚)
10位 WANDS「世界が終わるまでは・・・」(年間122.1万枚)
18位 DEEN「瞳そらさないで」(年間103.8万枚)
20位 大黒摩季「夏が来る」(年間97.1万枚)
21位 チューブ「夏を抱きしめて」(年間93.9万枚)
24位 ZARD「この愛に泳ぎ疲れても」(年間88.7万枚)
27位 ZARD「こんなにそばに居るのに」(年間78.8万枚)
29位 前田亘輝「Try Boy Try Girl」(年間69.9万枚)
30位 T-BOLAN「マリア」(年間67.7万枚)
31位 大黒摩季「永遠の夢に向かって」(年間67.6万枚)
36位 T-BOLAN「LOVE」(年間58.0万枚)
39位 DEEN「永遠をあずけてくれ」(年間56.6万枚)
44位 WANDS「Jumpin'Jack Boy」(年間54.0万枚)
48位 大黒摩季「白いGradation」(年間48.5万枚)
55位 前田亘輝「そばにいるよ」(年間43.6万枚)
67位 BAAD「君が好きだと叫びたい」(年間37.6万枚)
71位 チューブ「恋してムーチョ」(年間36.9万枚)
81位 ZARD「きっと忘れない」(年間34.0万枚)

・1994年アルバム年間
04位 B'z「The 7th Blues」(年間163.0万枚)
05位 ZARD「OH MY LOVE」(年間161.9万枚)
08位 DEEN「DEEN」(年間134.9万枚)
13位 大黒摩季「永遠の夢に向かって」(年間76.6万枚)
15位 チューブ「終わらない夏に」(年間72.9万枚)
20位 T-BOLAN「LOOZ」(年間61.8万枚)
41位 宇徳敬子「砂時計」(年間36.4万枚)
47位 T-BOLAN「夏の終わりにU」(年間34.1万枚)
49位 チューブ「Melodes & Memories」(年間32.6万枚)
53位 ZARD「揺れる想い」(年間30.0万枚)
57位 チューブ「終わらない夏に<3200円>」(年間28.6万枚)
62位 大黒摩季「U Be Love」(年間27.3万枚)
83位 MANISH「INDIVIDUAL」(年間21.4万枚)
88位 KIX・S「MOTHER」(年間20.4万枚)


1993年はビーイングにとっても最も売上を記録するとともに所属アーティストの名を世に広めた。
シングル年間においてはTOP100内に26曲がランクイン、全体の占有率の1/4をビーイングが独占状態。
アルバム年間も17作品、17%という占有率に驚かされる。
しかし93年はタイトルのやたら長い曲が流行ったのも特徴的ですね。
1993年の週間シングルチャートを見るとビーイングアーティストによる1位獲得週が年間52週のうち27週を独占、内訳をみると上半期が26週のうち22週とその占拠率は84.6%!!いかにビーイング勢の凄さを肌で感じてしまう。
93.3/29〜93.7/26まで1位アーティストを見ると18週間連続で全てビーイングというのはもっと驚きだ。
93年の1位獲得曲を並べてみる。
(★マークはビーイング関連ではない)

◆1993年シングルチャート1位獲得作品

1/11〜1/18(4週1位)中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」
1/25〜2/1(2週1位)WANDS「もっと強く抱きしめたなら」
2/8(1週1位)とんねるず「がじゃいも」★
2/15(1週1位)工藤静香「慟哭」★
2/22(1週1位)T-BOLAN「おさえきれないこの気持ち」
3/1(1週1位)ZARD「負けないで」
3/8(1週1位)WANDS「時の扉」
3/15〜3/22(2週1位)CHAGE&ASKA「YAH-YAH-YAH」★
3/29〜4/19(4週1位)B'z「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」
4/26〜5/17(4週1位)WANDS「愛を語るより口づけをかわそう」
5/24(1週1位)チューブ「夏を待ちきれなくて」
5/31〜6/7(2週1位)ZARD「揺れる想い」
6/14〜6/21(2週1位)B'z「裸足の女神」
6/28〜7/5(2週1位)T-BOLAN「刹那さを消せやしない」
7/12(1週1位)チューブ「だって夏じゃない」
7/19〜7/26(2週1位)WANDS「恋せよ乙女」
8/2、8/23(2週1位)サザンオールスターズ「エロティカ・セブン」★
8/9〜8/16(2週1位)松任谷由実「真夏の夜の夢」★
8/30〜9/6(2週1位)CHAGE&ASKA「Sons And Daughters」★
9/13(1週1位)槇原敬之「No.1」★
9/20〜9/27(2週1位)ドリームズ・カム・トゥルー「go for it!」★
10/4(1週1位)長渕 剛「RUN」★
10/11(1週1位)TMN「一途な恋」★
10/18(1週1位)桑田佳祐「真夜中のダンディー」★
10/25(1週1位)森高千里「風に吹かれて」★
11/1〜11/8(2週1位)LINDBERG「だってそうじゃない!?」★
11/15(1週1位)ZARD「きっと忘れない」
11/22〜12/20(5週1位)藤井フミヤ「TRUE LOVE」
12/27(5週1位)広瀬香美「ロマンスの神様」


下半期以降はビーイング系列以外のアーティストが1位を獲っていますね。
下期にリリースした曲の中でもZARD、WANDS、DEEN、T-BOLAN、大黒摩季らは一部1位を逃しているが93年シングル年間を見てのとおりヒット曲は生まれている。
個々のアーティスト作品別による売上順位などは省略し、後日「アーティスト編」として投稿します。
まさに1993年は「ビーイング一色」であったことを証明できる今は良き時代のヒットチャートだ。
posted by nammy at 20:23| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月12日

AKB48ソロによるチャート解析・・・nammyblog vol.13

柏木由紀「ショートケーキ」.jpg

AKB48の柏木由紀ソロシングルのヒットチャートが発表されましたね。
初動10.5万枚で初登場2位でした。1位はKAT-TUNの「EXPOSE」で初動15.5万枚。
うーん、初動で10万枚超えは凄いんだけど、グループの数字と比較してしまうとそのギャップは激しいですね。
これが個々の人気を示す数字だとしたら妥当な数字かも知れません。
AKB48からのソロデビューは7人目。
それぞれのソロデビューシングルの推移を見てみよう。


◆AKB48ソロデビューのチャート動向

2011.1 板野友美「Dear J」(初登場2位 初週16.3万枚/初動占有率75.1%)
2011.6 前田敦子「Flower」(初登場1位 初週17.7万枚/初動占有率82.7%)
2012.2 岩佐美咲「無人駅」(初登場5位 初週2.4万枚/初動占有率45.1%)
2012.2 渡辺麻友「シンクロときめき」(初登場2位 初週12.3万枚/初動占有率77.9%)
2012.5 指原莉乃「それでも好きだよ」(初登場2位 初週12.4万枚/初動占有率81.5%)
2012.12 河西智美「まさか」(初登場3位 初週3.3万枚/初動占有率75.0%)
2013.2 柏木由紀「ショートケーキ」(初登場2位 初週10.5万枚/初動占有率???%)


記念すべきソロ1号の板野智美は初登場2位、同時発売は東方神起の「Why?」で週間23.1万枚。
発売が1週前だったら1位でした。
こうして見るとソロデビュー曲は不思議と自身にとって最高の売上作品となり、2作目以降は衰退していく傾向が強いんだよね。現にAKBのソロ作品は次作以降売上がデビュー作を超えた実績はない。
かのおニャン子クラブのソロシングルも同傾向であったため、やはりアイドルにとってのデビューシングルにかける想いは凄く特別な事なのだと思います。
あれだけグループ内でも人気でソロデビューですしね。
誰しも1位を獲る気満々でしょう。

ソロ1作目で初登場1位を獲れたのは前田敦子のみ。そう考えるとやはりエースなんだと感じます。
板野友美、指原莉乃は2作目で初登場1位、渡辺麻友は3作目で初登場1位を獲得しましたが、いずれも初動売上は10万枚割れ。
各々の初動売上枚数を見て感じるのは、「AKB総選挙」であれほど投票数に差をつけた人気であってもCDの売上枚数に比例するとは限らないという事だ。ぶっちぎりの1位だった前田敦子のソロシングルであれば本来ならば初動30万枚は超えても不思議ではない・・・。
というと、やはり総選挙での順位と、ソロCDというのは全く違う事。
総選挙3位の柏木由紀も、ようやく待望のソロデビューと来たが7組中ワースト3位。
ソロになるタイミングが少し遅かったというのも事実かもしれない。
いつまでも今の人気が続くわけじゃないし、AKB48のシングル売上こそ比例してミリオンを連発しているので見落としがちではあるが、実質のピークは2011年〜2012年にかけてだ。
2013年は衰退傾向にある1年であるし、AKB自体も今後の在り方をよく考えていかなければならない試練の年になるだろう。
絶頂期の期間を見てみるとおニャン子クラブで2年(1986年〜1987年にかけて)、モーニング娘。で4年(1999年〜2002年にかけて)、そう考えるとAKB48も2010年からの本格ブレイクから考えると2013年は非常に大切な年なのである。
アイドルブームはいつまでも続かない。ソロデビューを連続させるならばそのタイミングこそ2013年上半期なのである。
posted by nammy at 14:53| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2位じゃダメですか?・・・nammyblog vol.12

今回は「最高位2位」にスポットを当ててみたいと思います。
ヒットチャートの「2位」というポジション。
凄い記録なのに今ひとつスポットが当たらない。
「惜しくも2位」「あと一歩」とどうしても1位と比較をされてしまいがちだ。
「3位」は「2位」よりも下なのに何故か「TOP3入り」などとスポットが当たりやすい。
そんな泣くに泣けない「2位」記録。
実はこれまでに2位記録は2013.2/11現在で922曲ある。
確かにあと一歩という惜しい作品は1位獲得曲よりも2位曲の方がセールスも上回っている作品も数多い。
歴代の中で最も1位と2位の差が僅差な週が1981.6/15である。その差は300枚!!!
前週より2週連続の松田聖子「夏の扉」に対し前週3位からランクアップしたシャネルズの「ハリケーン」。松田聖子に阻まれ、その翌週には近藤真彦「ブルージーンズメモリー」が初登場1位となり2週連続2位の苦節を味わい最高位2位に終わる。あと一歩の記録である。

では最も長い間2位に留まった記録はどうだろうか。
ちあきなおみの「喝采」で12週連続2位という記録がある。
実に3か月間、ずっと2位という凄まじい記録。累積セールスは80万枚超えるヒットに。
1972年11/20〜1973.2/5まで12週2位、では誰がこの「喝采」を止めたのだろうか。
そう、歴代シングルセールスでも2位である宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」である。
1972.10/30〜1973.2/12まで16週連続1位という演歌ならではの息の長さでずっと「喝采」の首位を阻止し続けた。ともにその間の週間チャート1位、2位が12週連続で不動であったのも歴代記録最長である。

上記のように1位を獲るというのはタイミングであり、運である。
狙いさえ定めれば1位を獲れてしまう週はあるだろうし、今でこそ滅多にない連続1位の2週以降も作品によって大きく異なる。発売日さえぶつからず、1週ずらせば1位は獲得出来るだろう!そんな甘い考えが裏目に出た週もある。

それが2003.1/13のアルバムチャートである。
☆2003.1/13 ALBUM TOP5
@57.1万枚 浜崎あゆみ/RAINBOW
A36.0万枚 Kinki Kids/F album
B28.3万枚 KICK THE CAN KREW/Magic Number
C24.9万枚 B'z/The Ballads〜Love&B'z〜
D19.0万枚 Do As Infinity/TRUE SONG


Kinki Kidsのアルバム「F album」が初登場2位を記録した。
誰が1位を阻止したのか。それは先週から引き続き3週連続1位(前週101.2万枚)を記録した浜崎あゆみ「RAINBOW」であった。
誰もが想定外だったはずだ。不敗だったKinkiのアルバム首位連続記録をまさか3週目の浜崎あゆみに止められる事を・・・。決して低くない初動売上36.0万枚、これも確実だと判断した怠慢が生んだ結果であろう。
しかも新年一発目の2週合算週(集計期間2002.12/23〜2003.1/5)で、Kinkiのアルバム発売日が12/26であったため、3日間の遅れが前週からペースが落ちないままの浜崎あゆみのアルバムに敗れたのである。
これによりそれまで6作連続で1位を獲り続けてきた記録はここで止まる事となる。

そしてKinkiを破った浜崎あゆみのオリジナルアルバム連続首位を止めた週がこれだ。
☆2008.1/14 ALBUM TOP5
@45.5万枚 コブクロ/5296
A43.2万枚 浜崎あゆみ/GUILTY
B31.5万枚 EXILE/EXILE LOVE
C15.8万枚 BUMP OF CHICKEN/orbital period
D15.6万枚 ドリームズ・カム・トゥルー/AND I LOVE YOU


デビューアルバムから9作連続で1位を獲り続けた浜崎あゆみのオリジナルアルバムがまさかの初登場2位。
これも上記の週と同じく新春一発目の2週合算チャート(集計期間2007.12/24〜2007.1/6)、1/1発売だった浜崎あゆみは年末に店頭に並ぶも前週で初登場1位(39.1万枚)だったコブクロの勢いはそのまま連続で売れ続けあゆの1位を阻止したのである。
ここでオリジナルアルバム連続1位記録は更新を止める。

そしてビックリ仰天!
まさかのB'zアルバムが初登場2位!?
☆1997.5/5 ALBUM TOP5
@66.7万枚 ZARD/ZARD BLEND〜SUN&STONE〜
A47.9万枚 B'z/FLASH BACK〜B'z Early Special Titles〜
B15.0万枚 Every Little Thing/everlasting
C12.7万枚 THE YELLOW MONKEY/TRIAD YEARS actU
D11.0万枚 JUDY AND MARY/THE POWER SOURCE


ZARDの初ベストとB'zの初期ベストの直接対決。どちらもビッグネームだけにチャート対決は注目を浴びたが、内容面ではB'zの初ベストであるものの後に発表する「Preasure」や「Treasure」のようなヒットシングルではなく、マニアックなファン向けのベストだったため初登場2位という結果に終わった。
ブレイク後、最初で最後の初登場2位である。(オリジナル、ベストアルバム含む)

こちらも仰天、Mr.Childrenのオリジナル初登場2位!?
これも凄い強敵との同時発売。
浜崎あゆみVSミスチル。
☆2000.10/9 ALBUM TOP5
@168.3万枚 浜崎あゆみ/Duty
A 63.2万枚 Mr.Children/Q
B 6.3万枚 レディオヘッド/キッドA
C 6.1万枚 V.A./image(イマージュ)
D 5.6万枚 山崎まさよし/ONE KNIGHT STNDS


あゆの3rdアルバム、まさに女王健在の時期で向かうところ敵なし状態。さすがのミスチルも初動に103万枚の大差をつけられての初登場2位。63万枚の初動ならば翌週だったら1位を獲れたのに・・・。

とまぁ、最高位2位でも十分1位の作品に匹敵する勢いがあるということだ。
シングル編へ戻るが、最高位2位ながら最も売れた曲は何だろうか。
1978年2月発売の渥美二郎の「夢追い酒」。
渥美二郎「夢追い酒」.jpg

そのセールスは驚きの182.0万枚。1979年チャートでは7週2位に留まるロングセラーとなった。
1位を獲らずともミリオンは獲れる。最高位2位ながら立派な記録である。

最後に1カ月(4週)以上2位に留まった曲を紹介しておきます。

◆惜しくも最高位2位に4週以上留まった名曲たち(シングル編)
※下記の日付は初めて2位に到達した日

1968.10/7  黛 ジュン/夕月(7週)
1969.3/3   キング・トーンズ/グッドナイト・ベイビー(4週)
1969.4/21  カルメン・マキ/時には母のない子のように(5週)
1969.8/11  奥村チヨ/恋の奴隷(6週)
1969.10/27  浅丘ルリ子/愛の化石(4週)
1969.12/29  ザ・ドリフターズ/ドリフのズンドコ節(7週)
1970.3/23  ザ・ショッキング・ブルー/ヴィーナス(5週)
1970.4/27  いしだあゆみ/あなたならどうする(4週)
1971.1/11  渚ゆう子/京都慕情(4週)
1971.5/24  鶴田浩二/傷だらけの人生(6週)
1971.7/26  堺正章/さらば恋人(4週)
1971.11/1  小柳ルミ子/お祭りの夜(4週)
1971.12/13  ポップ・トップス/マミー・ブルー(4週)
1972.11/20  ちあきなおみ「喝采」(12週)
1973.3/5   宮史郎とぴんからトリオ/女のねがい(5週)
1973.7/16  郷ひろみ/裸のビーナス(4週)
1974.3/25  フィンガー5/学園天国(6週)
1974.6/10  西城秀樹/激しい恋(4週)
1976.2/23  太田裕美/木綿のハンカチーフ(4週)
1976.4/19  山口百恵/愛に走って(4週)
1977.10/17  ジョー山中/人間の証明(6週)
1978.12/25  ゴダイゴ/ガンダーラ(6週)
1979.3/19  渥美二郎/夢追い酒(7週)
1979.6/4   サザンオールスターズ/いとしのエリー(5週)
1979.8/20  ゴダイゴ/銀河鉄道999(4週)
1979.12/17  ばんばひろふみ/Sachiko(5週)
1980.5/5   クリスタルキング/蜃気楼(5週)
1980.7/7   田原俊彦/哀愁でいと(5週)
1980.9/8   松田聖子/青い珊瑚礁(4週)
1980.12/15  都はるみ/大阪しぐれ(4週)
1981.8/17  松任谷由実/守ってあげたい(4週)
1981.9/14  田原俊彦/悲しみヤング(4週)
1982.3/1   シュガー/ウェディング・ベル(4週)
1982.8/16  田原俊彦/NINJIN娘(5週)
1982.6/13  中森明菜/トワイライト(4週)
1984.1/9   中森明菜/北ウイング(6週)
1984.5/28  薬師丸ひろ子/メイン・テーマ(4週)
1985.7/15  薬師丸ひろ子/あなたをもっと知りたくて(4週)
1992.4/6   BAKUFU-SLUMP/涙2(4週)
1992.8/31  小野正利/You're the Only...(4週)
1993.5/3   ZARD/君がいない(4週)
1998.2/23  Every Little Thing/Time goes by(4週)
2001.12/17  ストロベリー・フラワー/愛のうた(6週)
2004.5/10  平井 堅/瞳をとじて(4週)
2008.4/21  羞恥心/羞恥心(4週)

ちなみに最高位2位で年間1位を制した作品は過去に4つある。

2004年度 平井 堅/瞳をとじて
1987年度 瀬川瑛子/命くれない
1983年度 大川栄策/さざんかの宿
1979年度 渥美二郎/夢追い酒


素直に凄いの一言だ。1位を獲らずとも年間で1位を獲得するという快挙。
最高位2位でも素晴らしい曲はたくさんある。
「2位でもいいじゃないか」まさにそれを立証させたのがまさに上記の年間制覇だと私は思う。
posted by nammy at 01:35| Comment(1) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

おニャン子クラブとAKB48に見るヒットチャート・・・nammyblog vol.11

こんにちわ。
今回のお題は「おニャン子クラブとAKB48に見るヒットチャート」です。
いつの時代もヒットチャートに女性アイドルは欠かせないものとなっていますね。
現代もAKB48によるチャート旋風は凄まじい勢いを感じます。
つい15〜10年前だったらモーニング娘。をはじめとするハロプロ旋風でした。
ヒットチャート対決には「正統派歌手 VS 正統派アイドル」による上位合戦が昔から繰り広げられてますね。
アイドルとはいつから始まったのか?
1970年代までの日本では、若年層に向けた歌謡曲を歌う清純派歌手(アイドル歌手)を「カワイ子ちゃん歌手」と呼称する場合が多かった。現代的な若手タレントを生み出す原動力となったのが、1970年代以降のオーディション番組「スター誕生!」やCBSソニー主催のミス・セブンティーンコンテスト、ホリプロタレントスカウトキャラバンである。スター誕生!からは1970年代のピンク・レディーや山口百恵などの1970年代の大スターを多数輩出し、ミス・セブンティーンコンテストからは1980年代の松田聖子やおニャン子クラブに多くのメンバー(国生さゆり、工藤静香など)を輩出し、アイドルブームの下地となった。1980年代に入り松田聖子・田原俊彦・近藤真彦・中森明菜・小泉今日子などの若年層向けの歌謡ポップスをメインとするタレントが活躍を始め、「アイドル」という言葉が完全に定着した。
それまで1980年代中頃までは、アイドルは手が届かない庶民の憧れの存在であったが、フジテレビの「夕やけニャンニャン」から飛び出したアイドル集団「おニャン子クラブ」は、クラスメイトのような親しみ易さを前面に打ち出し、従来のアイドル像を覆した。
そう1985年〜1987年にかけて起きた「おニャン子ブーム」だ。
今のAKBにも同じことが言える。遠い存在のアイドルを身近に感じ「会いに行けるアイドル」というコンセプトを生み出した。それはアイドルを身近に感じ、推したいメンバーに直接応援出来るシステム(特典)を導入することでCD売上も増大していったのである。これは氷河期を迎えたCD産業に対して大きな起爆剤となるが、その手法についてはCDを買わずに特典欲しさに若者の万引きなど犯罪も起こり賛否両論が巻き起こっている。

さて本題だが、おニャン子クラブとAKB48、時代が違えどプロデューサーが秋元康という共通点。
アイドルを育てる手法、発想はある意味天才なのかも知れない。
おニャン子とAKBにはいくつも共通点がある。

・身近なアイドルの存在
・メンバーが大御所体制
・ユニット形式
・ソロデビュー

おニャン子クラブは僅か2年という短命アイドルでありながら残した記録は素晴らしい。
1985年(昭和60年)7月にシングル「セーラー服を脱がさないで」で華々しくデビューした。
そのデビューシングルは1985.7/15で初登場34位、その後15位→8位と急上昇し登場から3週目でTOP10入りを果たした。その後最高位5位を記録し24.7万枚、TOP10内には9週連続でランクインを続けた。

AKB48のデビュー曲と言えば2006年(平成18年)2月に「桜の花びらたち」でデビュー、2006.2/13に初登場10位を記録している。ただインディーズデビューという形であったため、メジャーデビューは同年の10月に「会いたかった」でメジャーデビュー。残念ながら初登場はTOP10入りならず12位。
しかし次のシングル「制服が邪魔をする」で初登場7位を記録してから現在まで27作連続でTOP10入りを果たしている。

おニャン子とAKBの違いはブレイクにかかる時間だ。
おニャン子クラブはデビューシングルからすべてのシングルがTOP10入りをしており、1位獲得はデビューから半年後の1986年2月、3rdシングル「じゃあね」で記録。新人グループとしては快挙と言えるだろう。
おニャン子クラブ「じゃあね」.jpg

AKB48はどうだろうか。デビューからTOP10入りは果たしたものの、1位獲得までにかかった時間は3年8か月後の2009年10月、15thシングル「RIVER」でようやく念願の初登場1位を獲得する。
AKB48「RIVER」.jpg

半年で1位と3年8か月で1位、これを比べると費やした時間の頃におニャン子ブームは去り、グループは解散している。いきなり頂点を極めてしまったおニャン子は衰退するしかなかったという結論だ。
AKBは着々とファンを増やしつつ、一気に国民を巻き込む大ブームを作り上げた。
とにかく秋元手法はいかにファンを飽きさせないこと。それには母体グループだけでなく、少人数で結成させるユニットや推しメンバーをソロデビューさせるが必須。
それはAKB、おニャン子ともにいえる共通点。

AKB48がノースリーブスをデビューさせるならば、おニャン子はうしろゆびさされ組である。
当時ジャンプアニメで大人気を呼んだ「ハイスクール!奇面組」のテーマソングに起用することで、アニメで流れる相乗効果もあやかってか、シングルは次々ヒット。母体ではないユニットでも初登場1位を記録する人気ぶりを見せつけた。
デビュー曲「うしろゆびさされ組」こそ最高位5位に留まったが、残りの5枚のシングルは全て初登場1位というユニットセールスも母体に迫る売上枚数を記録し功績を収めた。
しかし、おニャン子の最大セールスは3rdシングル「じゃあね」で記録した28万枚、ソロやユニットによる売上枚数が母体を抜くという異例の結果だということ。
AKB48では母体が圧倒的な売上枚数を記録しているが、ソロやユニットはどうだろうか?母体の一割程度しか売れないのが実態である。そこがおニャン子とAKBの大きな違いなのだ。
特定されたユニットメンバーやソロデビューは上位陣によるメンバーが選出されているが、AKBはその上位陣のメンバー以外に推したいメンバーが母体にあるという事なのだろうか。ユニットやソロの売上にはあまり影響がないということだ。
裏を返せば母体による「特典手法」がそれだけ影響が大きいという事、握手券や投票券を封入することにより選抜メンバー以外にも応援できるチャンスが上手く数字に活かされているということである。
事実、母体から「特典」を取り除いたらその実態はおニャン子とそう変わらない結果。
そして以下に記す売上推移を見てもらえれば分かると思うが、「1位」を獲ったから必ずしも大ヒット曲かと言われると私個人は疑問を抱く。
それはおニャン子クラブが築いたとも言える「短期集中型」のヒット。現代では当たり前化してしまっているが、「短期集中型」は別の主題でも記しているが発売初週に数字が集中し、翌週以降にはほとんど数字は伸びないまま下降傾向を辿りそのトータル売上の数字を見ると初動から累積までの売上枚数にそう大差がないいう事。だから1位を獲った曲よりも2位で長く売れた曲の方がヒットとしての認識も大きく違ってくるし、売上枚数も容易に上回ることが可能だという事だ。
そのような「短期集中型」のチャートアクションもおニャン子クラブから始まったようなものなのである。

1986年のヒットチャートを見ていると驚くべき記録がある。
1年間52週という中でおニャン子関連のシングル作品が36週を独占している。
その占有率は69.2%!!!
前後である1985年は2週(占有率0.03%)、1987年は12週(占有率23.0%)というのだから1986年は集中的におニャン子ブームが巻き起こった一年であると一目瞭然なのである。
僅か活動3年間で50週もの1位を獲得した記録を残すアイドルグループとしては異例の記録なのだ。

AKBグループで同じ視点で見てみると2009年は1週(占有率0.01%)、2010年は6週(占有率11.5%)、2011年は13週(占有率25%)、2012年は14週(占有率26.9%)と首位占有率は上がっているものの、やはりおニャン子の「占有率69%」という記憶は破れないのである。
母体とユニットソロのバランスの偏りがそれを指すのだろう。
占有率の上がった2011年は姉妹グループのSKE48やNMB48が本格的に動き出した年。AKB関連だけで見るともう少し確率は下がる。

おニャン子による母体、ユニット、ソロの売上枚数を見てみよう

◆おニャン子クラブ関連に見る各々の売上順位
(単位:千枚)

☆おニャン子クラブ
トータル 2,569(シングル1,486/アルバム1,083)
1位獲得シングル6作/アルバム2作
<シングル>
@じゃあね(28.1万枚/最高位1位)
Aセーラー服を脱がさないで(24.7万枚/最高位5位)
BおっとCHIKAN!(20.6万枚/最高位1位)
CおよしになってねTEACHER(18.0万枚/最高位1位)
Dお先に失礼(16.0万枚/最高位1位)
<アルバム>
@夢カタログ(28.4万枚/最高位1位)
AKICK OFF(27.8万枚/最高位2位)
BPANIC THE WORLD(19.2万枚/最高位3位)

☆うしろゆびさされ組
トータル 1,731(シングル1,256/アルバム476)
1位獲得シングル5作/アルバム1作
<シングル>
@バナナの涙(31.0万枚/最高位1位)
A渚の「.....」(23.2万枚/最高位1位)
B象さんのすきゃんてぃ(23.1万枚/最高位1位)
Cうしろゆびさされ組(20.9万枚/最高位5位)
D技ありっ!(15.1万枚/最高位1位)
<アルバム>
@ふ・わ・ふ・ら(22.4万枚/最高位2位)
A∞<アンリミテッド>(14.2万枚/最高位1位)
BANbALANCING TOY(10.9万枚/最高位8位)

☆うしろ髪ひかれ隊
トータル 675(シングル451/アルバム224)
1位獲得シングル1作/アルバム0作
<シングル>
@時の河を越えて(11.4万枚/最高位1位)
Aほらね、春が来た(9.9万枚/最高位6位)
Bあなたを知りたい(9.6万枚/最高位2位)
Cメビウスの恋人(8.6万枚/最高位4位)
Dご期待下さい!(5.6万枚/最高位12位)
<アルバム>
@BAB(10.4万枚/最高位6位)
Aうしろ髪ひかれ隊(9.7万枚/最高位4位)
Bほらね、春が来た FIRST CONCERT'88(2.4万枚/13位)

☆ニャンギラス
トータル 324(シングル277/アルバム46)
1位獲得シングル2作/アルバム0作
<シングル>
@私は里歌ちゃん(17.7万枚/最高位1位)
A自分でゆーのもなんですけれど(10.0万枚/最高位1位)
<アルバム>
@最初で最後(4.6万枚/最高位5位)

☆新田恵利
トータル 1,530(シングル1,087/アルバム442)
1位獲得シングル4作/アルバム1作
<シングル>
@冬のオペラグラス(32.0万枚/最高位1位)
A恋のロープをほどかないで(28.4万枚/最高位1位)
B不思議な手品のように(19.4万枚/最高位1位)
C内緒で浪漫映画(11.5万枚/最高位1位)
D若草の招待状(8.1万枚/最高位3位)
<アルバム>
@ERI(22.3万枚/最高位1位)
AE-AREA(15.6万枚/最高位3位)
Britardando(4.7万枚/最高位6位)

☆国生さゆり
トータル 1,383(シングル1,071/アルバム313)
1位獲得シングル3作/アルバム0作
<シングル>
@バレンタイン・キッス(31.7万枚/最高位2位)
A夏を待てない(25.4万枚/最高位1位)
Bノーブルレッドの瞬間(18.3万枚/最高位1位)
Cあの夏のバイク(10.9万枚/最高位1位)
D星屑の狙撃手(8.4万枚/最高位2位)
<アルバム>
@PEP TALK(16.6万枚/最高位2位)
ABALANCE OF HEART(9.9万枚/最高位2位)
BTRANSIT(3.8万枚/最高位12位)

☆福永恵規
トータル 442(シングル359/アルバム8)
1位獲得シングル1作/アルバム0作
<シングル>
@風のインビテーション(17.6万枚/最高位1位)
AハートのIgnition(10.0万枚/最高位2位)
B僕達のRUNAWAY(5.5万枚/最高位2位)
<アルバム>
@SPLASH(6.1万枚/最高位5位)
ASAMBO(2.2万枚/最高位20位)

☆河合その子
トータル 1,850(シングル1,234/アルバム615)
1位獲得シングル4作/アルバム2作
<シングル>
@青いスタスィオン(34.1万枚/最高位1位)
A涙の茉莉花LOVE(19.0万枚/最高位1位)
B落葉のクレッシェンド(18.3万枚/最高位2位)
C再会のラビリンス(16.8万枚/最高位1位)
D悲しい夜を止めて(12.8万枚/最高位1位)
<アルバム>
@SONOKO(17.3万枚/最高位4位)
ASiesta(15.8万枚/最高位1位)
BMode de Sonoko(13.8万枚/最高位1位)

☆高井麻巳子
トータル 1,207(シングル871/アルバム336)
1位獲得シングル4作/アルバム1作
<シングル>
@シンデレラたちへの伝言(20.9万枚/最高位1位)
Aメロディ(16.3万枚/最高位1位)
B約束(15.1万枚/最高位1位)
Cかげろう(10.7万枚/最高位1位)
D情熱れいんぼう(8.2万枚/最高位2位)
<アルバム>
@いとぐち(17.0万枚/最高位1位)
Aこころ日和(7.5万枚/最高位3位)
B私のままで(5.6万枚/最高位6位)

☆内海和子
トータル 161(シングル133/アルバム29)
1位獲得シングル0作/アルバム0作
<シングル>
@蒼いメモリーズ(8.1万枚/最高位3位)
A20歳(2.9万枚/最高位15位)
Bもう君の名前も呼べない(2.3万枚/最高位18位)
<アルバム>
@LUNCH TIME(2.9万枚/最高位11位)

☆城之内早苗
トータル 342(シングル298/アルバム45)
1位獲得シングル1作/アルバム0作
<シングル>
@あじさい橋(15.4万枚/最高位1位)
A流氷の手紙(6.5万枚/最高位10位)
<アルバム>
@冬芝居(4.2万枚/最高位28位)

☆ゆうゆ
トータル 517(シングル371/アルバム145)
1位獲得シングル0作/アルバム1作
<シングル>
@天使のボディガード(13.1万枚/最高位2位)
A-3℃(9.3万枚/最高位2位)
B25セントの満月(4.8万枚/最高位6位)
Cついて行けない(3.7万枚/最高位6位)
D左胸あたり(2.8万枚/最高位20位)
<アルバム>
@ゆうゆ光線(8.1万枚/最高位1位)
Aいやっ!(3.5万枚/最高位11位)
BSummer Tasty(2.0万枚/最高位25位)

☆吉沢秋絵
トータル 743(シングル610/アルバム133)
1位獲得シングル2作/アルバム0作
<シングル>
@季節はずれの恋(28.0万枚/最高位1位)
A鏡の中の私(12.1万枚/最高位1位)
Bなぜ?の嵐(10.4万枚/最高位8位)
C流星のマリオンネット(4.5万枚/最高位5位)
Dシグナルの向こうに(2.6万枚/最高位13位)
<アルバム>
@彼女の夏(8.5万枚/最高位4位)
A青い鳥を探して(3.4万枚/最高位8位)
BCharming(1.5万枚/最高位34位)

☆渡辺美奈代
トータル 1,493シングル1,147/アルバム345)
1位獲得シングル5作/アルバム0作
<シングル>
@瞳に約束(20.2万枚/最高位1位)
A雪の帰り道(16.6万枚/最高位1位)
BTOO ADULT(15.1万枚/最高位1位)
CPINKのCHAO(12.7万枚/最高位1位)
Dアマリリス(11.3万枚/最高位1位)
<アルバム>
@アルファルファ(15.2万枚/最高位2位)
Aホッピング(7.6万枚/最高位4位)
Bフリル(4.5万枚/最高位10位)

☆渡辺満里奈
トータル 1,403(シングル945/アルバム458)
1位獲得シングル4作/アルバム1作
<シングル>
@ホワイトラビットからのメッセージ(17.4万枚/最高位1位)
A深呼吸して(17.0万枚/最高位1位)
Bマリーナの夏(11.4万枚/最高位1位)
C夏休みだけのサイドシート(8.3万枚/最高位1位)
DちいさなBreakin' my heart(6.8万枚/最高位5位)
<アルバム>
@MARINA(12.5万枚/最高位1位)
AEVERGREEN(7.7万枚/最高位5位)
BCHRISTMAS TALES(4.8万枚/最高位7位)

☆生稲晃子
トータル 212(シングル178/アルバム34)
1位獲得シングル0作/アルバム0作
<シングル>
@麦わらでダンス(7.5万枚/最高位8位)
AVirgin少年に接吻を(4.2万枚/最高位9位)
Bファンファーレが聴こえる(2.7万枚/最高位15位)
<アルバム>
@「生稲」De-Dance(2.3万枚/最高位11位)

☆我妻佳代
トータル 110(シングル88/アルバム22)
1位獲得シングル0作/アルバム0作
<シングル>
@プライベートはデンジャラス(4.3万枚/最高位9位)
Aひとさし指のワイパー(2.4万枚/最高位19位)
BSeキララで行こう(1.3万枚/最高位33位)
<アルバム>
@OH!CHAPPY(1.7万枚/最高位30位)
AMerry!Go ROund(0.5万枚/最高位51位)

☆工藤静香
トータル 304(シングル304)
1位獲得シングル1作
<シングル>
@Again(15.9万枚/最高位3位)
A禁断のテレパシー(14.6万枚/最高位1位)
※工藤静香のセールスはおニャン子クラブが解散した1987年までのものを抜粋、以降はおニャン子クラブ関連扱いに含まない。



おニャン子クラブよりも作品毎で見るとソロやユニットの方が母体より売れてしまっている現象。
これも珍しい記録ですね。
ではAKB関連ではどうだろう?

◆AKB48関連に見る各々の売上順位
(2012年12月末現在)

☆AKB48
トータル 21,572(シングル18,859/アルバム2,713)
1位獲得シングル16作/アルバム3作
<シングル>
@真夏のSounds good!(182.0万枚/最高位1位)
Aフライングゲット(162.5万枚/最高位1位)
BEveryday、カチューシャ(160.8万枚/最高位1位)
C風は吹いている(145.7万枚/最高位1位)
DGIVE ME FIVE(143.6万枚/最高位1位)
<アルバム>
@1830m(103.3万枚/最高位1位)
Aここにいたこと(88.4万枚/最高位1位)
B神曲たち(56.5万枚/最高位1位)

☆ノースリーブス
トータル 589(シングル486/アルバム103)
1位獲得シングル0作/アルバム1作
<シングル>
@唇触れず・・・(12.2万枚/最高位3位)
Aペディキュアday(11.6万枚/最高位2位)
BAnswer(10.9万枚/最高位2位)
<アルバム>
@ノースリーブス(10.3万枚/最高位1位)

☆渡り廊下走り隊7
トータル 669(シングル620/アルバム49)
1位獲得シングル1作/アルバム0作
@バレンタイン・キッス(12.7万枚/最高位2位)
A希望山脈(11.9万枚/最高位3位)
Bへたっぴウインク(9.8万枚/最高位3位)
C少年よ、嘘をつけ!(8.1万枚/最高位3位)
Dギュッ(4.9万枚/最高位2位)
<アルバム>
@廊下は走るな!(4.9万枚/最高位4位)

☆Not yet
トータル 840(シングル840)
1位獲得シングル3作
<シングル>
@週末Not yet(24.8万枚/最高位1位)
A波乗りかき氷(20.9万枚/最高位1位)
Bペラペラペラオ(21.2万枚/最高位2位)
C西瓜BABY(17.2万枚/最高位1位)

☆フレンチ・キス
トータル 555(シングル555)
1位獲得シングル1作
<シングル>
@最初のメール(15.4万枚/最高位1位)
Aカッコ悪いI love you(14.4万枚/最高位2位)
Bロマンス・プライバシー(9.8万枚/最高位2位)
CIf(9.7万枚/最高位2位)
Dずっと前から(6.2万枚/最高位5位)

☆DiVA
トータル 233(シングル233)
1位獲得シングル0作
<シングル>
@月の裏側(8.7万枚/最高位3位)
ALost the way(7.7万枚/最高位3位)
BCry(6.9万枚/最高位2位)

☆板野友美
トータル 436(シングル436)
1位獲得シングル1作
<シングル>
@Dear J(21.7万枚/最高位2位)
Aふいに(12.6万枚/最高位1位)
B10年後の君へ(9.4万枚/最高位2位)

☆前田敦子
トータル 384(シングル384)
1位獲得シングル1作
<シングル>
@Flower(21.4万枚/最高位1位)
A君は僕だ(17.1万枚/最高位2位)

☆渡辺麻友
トータル 359(シングル359)
1位獲得シングル1作
<シングル>
@シンクロときめき(15.8万枚/最高位2位)
A大人ジェリービーンズ(10.9万枚/最高位3位)
Bヒカルものたち(9.2万枚/最高位1位)

☆指原莉乃
トータル 235(シングル235)
1位獲得シングル1作
<シングル>
@それでも好きだよ(15.1万枚/最高位2位)
A意気地なしのマスカレード(8.4万枚/最高位1位)

☆岩佐美咲
トータル 40(シングル40)
1位獲得シングル0作
<シングル>
@無人駅(4.1万枚/最高位5位)

☆NO NAME
トータル 63(シングル63)
1位獲得シングル1作
<シングル>
@希望について(6.3万枚/最高位3位)

☆Chocolove
トータル 18(シングル15/アルバム2)
1位獲得シングル0作/アルバム0作
<シングル>
@明日は明日に君が生まれる(0.9万枚/最高位18位)
Aメールの涙(0.6万枚/最高位29位)
<アルバム>
@Dessert(0.2万枚/最高位99位)


おニャン子クラブとAKB48・・・。
母体同士の売上枚数は比較になりませんね(笑)
しかしソロやユニットの数字を見てください。
おニャン子陣営の方が完全に勝ってますね。
上位メンバーに対する推し度は当時の方が上回っていたみたいですね。
ソロやユニットこそそのグループの本当の数字が見えた気がします。
posted by nammy at 13:34| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月10日

ジャニーズとヒットチャートについて考えてみる・・・nammyblog vol.10

今回のお題は「ジャニーズグループとヒットチャートについて考えてみる」です。
ジャニーズグループ、その人気っぷりは凄まじいですね。
アイドル像の頂点となった「ジャニーズ事務所」。
その歴史は1962年6月創業から始まる。
喜多川擴(ジャニー喜多川)が渡米したとき劇場のステージマネージャーをしており、袖口から劇を見ていて感動したという。また、アメリカに滞在していた高校時代に、ロサンゼルスの「アーニー・パイル・シアター」でアルバイトをしており、様々なステージを観ている内に、エンターテインメントに感銘を受けたという説もある。
帰国後の1950年代初頭、知人が野球チームを作っていたために、これを真似て自らも野球チーム「ジャニーズ」を作った。近所の少年約30名を集め、東京・代々木にあった占領軍施設「ワシントンハイツ」にてコーチをしていた。メンバーには、浜田光夫、小畑やすし、設楽幸嗣らがおり、応援団には松島トモ子が居た。プロ球団や力道山などに支援され、練習場は後に池袋の立教大学グラウンドへ移行した。チーム名は、「オール・ヘターズ」、「オール・エラーズ」を経て、喜多川擴のアメリカ国籍でのニックネーム「ジャニー」から採った「ジャニーズ」に落ち着いた。この中の4名の少年でジャニーズを結成させ事務所の設立に繋がった。

1962年8月、真家ひろみ、飯野おさみ、中谷良、青井輝彦の4人で結成された「ジャニーズ」がグループデビュー第1号となっている。
ジャニーズ「若い涙」.jpg

オリコンチャートの始まりが1968年1月〜だというのもあり、正式に売上枚数が残されているのは68年以降のデータのため1967年で解散した「ジャニーズ」の売上枚数は不明である。
これまでジャニーズとヒットチャートがどのように歩んできたかを振り返ってみたい。

☆ジャニーズ所属タレント、グループによるデビュー曲のはじまり

1968.9  フォーリーブス/オリビアの調べ(9.3万枚/最高位15位)
1969.8  永田英二/あこがれ(10.8万枚/最高位23位)※ジャニーズソロデビュー第1号
1970.10  ジューク・ボックス/さよならの祈り(2.6万枚/最高位45位)
1970.12  ハイソサエティー/世界へジャンプ ハイソ・サンライズ・プレゼント(0.万枚/最高位89位)※アルバムデビュー
1971.5  内田喜郎/ミスター・ロビンソン(0.2万枚/最高位95位)
1972.8  郷 ひろみ/男の子女の子(27.8万枚/最高位8位)
1973.8  葵テルヨシ/かんじる10代(4.6万枚/最高位54位)
1975.2  JOHNNY'Sジュニア・スペシャル/ベルサイユのばら(8.0万枚/最高位12位)
1975.3  豊川誕/汚れなき悪戯(9.8万枚/最高位28位)
1975.7  リトル・ギャング/アイ・ラブ・ユー(1.3万枚/最高位71位)
1975.8  井上純一/恋人ならば(1.5万枚/最高位67位)
1975.9  殿ゆたか/ああ青春(0.8万枚/最高位84位)
1976.1  森谷泰章/とまどい(チャートインせず)
1976.2  クエッション/雨がふってきた(チャートインせず)
1976.11  未都由/こんな娘が好き(0.4万枚/最高位80位)
1977.7  川崎麻世/ラブ・ショック(2.9万枚/最高位64位)
1978.7  VIP/南十字星(チャートインせず)
1979.2  赤木さとし/愛よ君を撃て(チャートインせず)
1980.6  田原俊彦/哀愁でいと(71.9万枚/最高位2位)
1980.7  ANKH/イマジネーション(0.7万枚/最高位93位)
1980.12  近藤真彦/スニーカーぶる〜す(104.7万枚/初登場1位)※ジャニーズ初となるデビュー1位獲得
1981.5  ひかる一平/青空オンリー・ユー(6.1万枚/最高位19位)
1982.5  シブがき隊/NAI NAI 16(25.9万枚/最高位3位)
1983.3  イーグルス/走れ!ゴーインBOY(チャートインせず)
1983.9  THE Good-Bye/気まぐれONE WAY BOY(9.0万枚/最高位9位)
1985.12  少年隊/仮面舞踏会(47.8万枚/初登場1位)
1987.2  おめで隊/悲しきエクササイズ(3.1万枚/最高位29位)
1987.8  光GENJI/STAR LIGHT(48.9万枚/初登場1位)
1988.8  男闘呼組/DAYBREAK(69.8万枚/初登場1位)
1988.9  CHA-CHA/Beginning(10.9万枚/最高位5位)※メンバーの中村、木野がジャニーズ所属
1990.8  忍者/お祭り忍者(22.1万枚/初登場3位)
※忍者のデビュー曲はc/wが異なる2種で発売、それぞれが別カウントされた為、初登場3位と10位であった。
その2枚の合算売上枚数は週間8.2万枚であり、その週の1位は週間7.4万枚であった。発売形態を改めれば初登場1位を獲れたかも知れない惜しい記録である。
1991.9  SMAP/Can't Stop!!-Loving-(15.0万枚/初登場2位)
※残念ながら首位記録爆走中だったCHAGE & ASKAの「SAY YES」が1位(8週目、この後も継続し13週連続1位となる)だったため初登場1位を逃す。
1994.9  TOKIO/LOVE YOU ONLY(52.0万枚/初登場3位)
1995.11  V6/MUSIC FOR THE PEOPLE(52.8万枚/初登場3位)
1997.7  Kinki Kids/硝子の少年(178.6万枚/初登場1位)
1999.11  嵐/A・RA・SHI(97.3万枚/初登場1位)
2002.9  タッキー&翼/Hatachi(26.5万枚/初登場2位)※アルバムデビュー
※デビューシングル「卒業〜さよならは明日のために〜」は10.7万枚/初登場3位
2004.5  NEWS/希望〜Yell〜(39.5万枚/初登場1位)
※2003.11にセブンイレブン独占販売「NEWSニッポン」(2種)で発売されているが、流通経路が異なるためランキングではカウントされなかったが、2種それぞれ50万枚ずつを完売している。
2004.8  関ジャニ∞/浪花いろは節(17.6万枚/初登場5位/最高位1位)
2006.3  KAT-TUN/Real Face(104.6万枚/初登場1位)
2007.11  Hey! Say! JUMP/Ultra Music Power(36.0万枚/初登場1位
2011.11  Sexy Zone/Sexy Zone(26.4万枚/初登場1位)
2012.8  Kis-My-Ft2/Everyboy Go(45.1万枚/初登場1位)



起死回生を迎える1980年以前のジャニーズタレントのデビュー作を見ていると、成功した例がフォーリーブスと郷ひろみくらい。
1975年にはバーニング・プロへの移籍とデビューからスター街道を進んでいた郷ひろみの移籍問題はジャニーズに衝撃を与える。
以後70年代はジャニーズにとっては現代のような華々しさはなく、郷ひろみの穴を埋めることはできなかった辛い時期なのである。
1979年10月、テレビドラマ「3年B組金八先生」にジャニーズタレントから田原俊彦、近藤真彦、野村義男(たのきんトリオ)が出演を機にドラマでブレイク。
ドラマでブレイクしてデビューに繋げるというパターンはたのきんトリオが礎を築いたのだ。
創世記からシブがき隊までの間、現代のようにグループ形態は少なくソロでレコードデビューするのが主だったが、シブがき隊以降はソロではなくグループとしてのデビューが現代にも受け継がれている。
「初登場1位」を初めてジャニーズで記録したのは近藤真彦、同時に「初めてのミリオンセラー」も近藤真彦が達成している。
近藤真彦「スニーカーぶる〜す」.jpg

80年代での「デビュー初登場1位」は近藤真彦、少年隊、光GENJI、男闘呼組、90年代ではKinki Kids、嵐、00年以降ではNEWS、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zoneが達成。

黄金期へ突入したジャニーズグループで唯一1位を獲得しないまま解散を迎えたのが忍者である。
上記にも綴ったが、発売形式さえ分散されなければ1位を獲れていたかも知れないという残念な結果である。

では「デビュー曲で初登場1位」を獲れなかったグループはいつ1位を獲ったのか?

田原俊彦「ハッとして!Good」・・・デビューから3か月後、2ndシングルにて達成
シブがき隊「喝!」・・・デビューから1年10か月後、9thシングルで達成
SMAP「Hey Hey おおきに毎度あり」・・・デビューから2年6か月後、12thシングルで達成
TOKIO「メッセージ」・・・デビューから6年8か月後、22thシングルで達成
V6「MADE IN JAPAN」・・・デビューから3か月後、2ndシングルで達成
タッキー&翼「夢物語」・・・デビューから9か月後、2ndシングルで達成


ジャニーズでデビュー曲から初めて1位を獲得するまでに最も時間を費やしたグループはTOKIOでしたね。
SMAPも遅咲きブレイクだが、お笑いとアイドルを融合させた初めての成功例としてデビューから22年経った今も現役で活躍中だ。TOKIO、V6も独自のスタイルを活かしSMAP同様に国民に愛されている。
アイドルもただそれまでのようにアイドルだけやっていてはたとえ売れても短命で終わってしまう。
それに気づいたのか、アイドル短命法則を覆したのもSMAPであり、「ジャニーズの落ちこぼれ」とまで言われたSMAPが今のジャニーズに与えた功績はとても大きいのである。

最後に以下がジャニーズによるグループ別のCD総合売上である。

(2012.12月現在 枚数単位:千枚)

田原俊彦・・・総合12,910(シングル10,257/アルバム2,653)
近藤真彦・・・総合12,774(シングル10,472/アルバム2,302)
シブがき隊・・・総合5,435(シングル3,968/アルバム1,467)
少年隊・・・総合5,493(シングル3,817/アルバム1,676)
光GENJI・・・総合12,184(シングル7,551/アルバム4,632)
男闘呼組・・・総合3,001(シングル2,084/アルバム917)
忍者・・・総合733(シングル556/アルバム177)
SMAP・・・総合33,542(シングル22,384/アルバム11,159)
TOKIO・・・総合8,284(シングル6,744/アルバム1,539)
V6・・・総合12,353(シングル9,041/アルバム3,312)
Kinki Kids・・・総合25,366(シングル17,420/アルバム7,946)
嵐・・・総合24,174(シングル17,303/アルバム6,871)
タッキー&翼・・・総合2,208(シングル1,512/アルバム695)
NEWS・・・総合4,947(シングル3,862/アルバム1,085)
関ジャニ∞・・・総合7,052(シングル5,250/アルバム1,802)
KAT-TUN・・・総合8,954(シングル7,007/アルバム1,947)
Hey! Say! JUMP・・・総合2,952(シングル2,608/アルバム343)
Kis-My-Ft2・・・総合1,972(シングル1,647/アルバム325)
Sexy Zone・・・総合612(シングル521/アルバム9)
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週間チャートの最高週と最低週について振り返ってみる(シングルチャート編)・・・nammyblog vol.9

今回のお題は「週間チャートの最高週と最低週について考えてみる」(シングル編)です。

週間チャートでは「ハイレベル1位記録」は特集しましたが、別の視点で週間チャートを考察してみたいと思います。
昨今のシングルはジャニーズやAKB48グループとさえ鉢合わせさえしなければ10万枚、もしくはそれを割っても1位を獲れてしまう時代。
CD自体の衰退も時代背景として考えられるが、週間シングルチャートも黄金期は上位争奪戦がかなり激しかった時期がある。

1週間のヒットチャートで週間9.5万枚を売っても10位という歴代ハイレベル週が1995.11/13である。
9.5万枚も売れれば今であればTOP3は確実、週によっては1位を獲れてしまうレベル。
それが9.5万枚も売れて10位なんて周りのレベルの高さには驚いたけど、9.5万枚以下はTOP10に入れないんだよ。やるせない思いでいっぱいだったろうに。

10位の売上が歴代最も高かった週がこちら。

☆1995.11/13 ベスト10
1位 26.1万枚 ドリームズ・カム・トゥルー/ROMANCE
2位 24.4万枚 globe/SWEET PAIN
3位 18.7万枚 V6/MUSIC FOR THE PEOPLE
4位 13.4万枚 安室奈美恵/Body Feels EXIT
5位 12.1万枚 LINDBERG/もっと愛しあいましょ
6位 11.9万枚 B'z/LOVE PHANTOM
7位 11.0万枚 氷室京介/魂を抱いてくれ
8位 10.9万枚 trf/BRAND NEW TOMORROW
9位 10.0万枚 布袋寅泰/スリル
10位 9.5万枚 福山雅治/Message

上記の週を見てお気づきだと思うが、週間10万枚以上が9位まで!!いうハイレベル。
1995年といえばシングルミリオンが歴代最高数の28作品誕生したミリオンフィーバー年。
そりゃ毎週のようにこんなにもハイレベルな週が続けばミリオンセラーはポンポン生まれますね。
V6のデビュー曲が初登場3位、ジャニーズの新グループも当時では今のように「デビュー初登場1位」が困難なCDバブル期でしたからね。90年代にデビューしたジャニーズグループ6組中(忍者/SMAP/TOKIO/V6/Kinki Kids/嵐)、Kinkiと嵐しか「デビュー曲初登場1位」を達成していないんだから、それだけ今のようにアイドル中心のヒットチャートではなく、獲るべきアーティーストが1位をしっかり獲っている時代なんですね。
さすがに週間チャートなのに、TOP10の顔ぶれが凄い・・・。

実は他にも調べた結果、週間10万枚以上で3つ存在するんです。
それがこちら。

☆1993.2/22 ベスト10
1位 28.2万枚 T-BOLAN/おさえきれないこの気持ち
2位 19.3万枚 ZARD/負けないで
3位 17.4万枚 小泉今日子/優しい雨
4位 16.9万枚 大黒摩季/チョット
5位 14.4万枚 工藤静香/慟哭
6位 12.4万枚 矢沢永吉/東京
7位 11.6万枚 森田童子/ぼくたちの失敗
8位 10.5万枚 KAI FIVE/風の中の火のように
9位 10.3万枚 とんねるず/がじゃいも
10位 8.6万枚 THE虎舞竜/ロード

良い曲揃ってますよね〜。そしてBEING旋風真っ只中の熱い年代。
93年のベスト10ってほとんどが毎週10位でも5〜6万枚売ってるんだよね。
まさにシングルのハイレベル元年。

☆1995.1/16 ベスト10
1位 46.4万枚 ASKA/晴天を誉めるなら夕暮れを待て
2位 44.3万枚 trf/CRAZY GONNA CRAZY
3位 26.5万枚 Mr.Children/Tomorrow never knows
4位 20.8万枚 小沢健二/カローラUにのって
5位 19.2万枚 Mr.Children/everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック〜
6位 18.8万枚 ZARD/あなたを感じていたい
7位 15.2万枚 SMAP/たぶんオーライ
8位 14.8万枚 THE虎舞竜/ロード〜第3章〜
9位 10.9万枚 田村直美/ゆずれない願い
10位 9.0万枚 CHAGE & ASKA/めぐり逢い

☆1995.3/6 ベスト10
1位 43.7万枚 大黒摩季/ら・ら・ら
2位 23.2万枚 ドリームズ・カム・トゥルー/サンキュ
3位 22.3万枚 福山雅治/HELLO
4位 20.6万枚 EAST END×YURI/MAICCA〜まいっか〜
5位 14.3万枚 LUNA SEA/MOTHER
6位 13.4万枚 MANISH/煌めく瞬間に捕われて
7位 13.0万枚 trf/masquerade
8位 11.0万枚 桑田佳祐&Mr.Children/奇跡の地球
9位 10.4万枚 WANDS/Secret Night〜It's My Treat〜
10位 8.6万枚 WEST END×YUKI/SO・YA・NA

うーん。1位〜9位まで10万超え・・・。
そんなハイレベル週が1995年に3つもあったなんて。
シングル生産最高期が1995年というのも納得のいくハイレベル。 
10位の「SO・YA・NA」懐かしい!18年後の今なら絶対にこの数字なら1位獲れますぜ!

こんなレベルの高い週を取り上げましたが、今度は真逆です。
先に高いレベルを見た後にはなんですが・・・。
歴代で最も低い週間売上で1位を獲っちゃった週は2011.1/10の週をご覧いただきましょう。

☆2011.1/10 ベスト10
1位 1.1万枚 植村花菜/トイレの神様
2位 1.0万枚 AKB48/チャンスの順番
3位 1.0万枚 AKB48/ヘビーローテーション
4位 0.9万枚 コブクロ/流星
5位 0.9万枚 AKB48/Beginner
6位 0.8万枚 少女時代/Gee
7位 0.6万枚 EXILE/I Wish For You
8位 0.6万枚 Hey! Say! JUMP/「ありがとう」〜世界のどこにいても〜
9位 0.5万枚 AKB48/ポニーテールとシュシュ
10位 0.5万枚 JUJU/この夜を止めてよ

どうでしょう。週間1.1万枚で1位です。
前述に紹介した週ならば50位にも入れません(汗)
時代の流れというのは良い時代もあればこんな時代もあります。
いつかこんな時がやってくるのですね。
そう遠くない未来に1万枚割れで1位を獲る週もあり得てしまいそう・・・。(怖)

ちなみに10位の週間売上で最も低かった週は2011.4/11でした。
なんとなんと、驚きの3.364枚で10位。
これが歴代ワースト記録です。
過去ならば運が良くて100位前後。それが10位です。トップ10に入れてしまうんです。
背景には2011.3/11の東日本大震災後で、事前に決まっていた新譜の発売日延期などが相次ぎ、新曲がほとんどランクインしなかった週だったので仕方がないと言えばそれまでですが。

ヒットチャートも色んな角度から検証してみるとこのように様々な珍記録が隠されています。
珍しい記録などはまた後日紹介していきます。
posted by nammy at 00:35| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月09日

短命型か、継続型か・・・nammyblog vol.8

音楽の世界って生き残るのに大変だなぁとしみじみ感じる事があります。
シングル、アルバム両方で成功するアーティストは沢山います。
でもあれだけ売れたアーティストはどこへ行ってしまったんだろう?と姿を消していくアーティストも沢山います。

私なりの考察だが、シングルはいわば時代の流行歌。
タイアップ次第では何とでもなってしまうという事。
ドラマの主題歌、CMソング、アニメのテーマソング、いずれかのタイアップさえ付けばそこそこ売れるものです。特定のファン層以外にも新規ユーザーが「タイアップ効果」により加算されるからだ。
効果によっては50万枚、100万枚も簡単に超えてしまうだろう。
価格帯もアルバムに比べシングルはその半分以下で入手できるわけで、いわゆる試し買いもアリという事です。(昨今はマキシ化されてからDVDなどの特典で1600円前後しますが)

「あ〜、あのドラマの主題歌凄く良いよね〜」なんて友人同士や職場の同僚との会話で出るのも大抵シングル曲に対しての話題。カラオケで歌うのもシングル曲がメイン。

「じゃあ、そのアーティストがアルバムを出したら買う?」と問われると「シングル以外にあまり良い曲がないから」とまず躊躇してしまう。
確約のないものに3000円という大金を出せないからだ。
では次作シングルがタイアップなしだったとしよう。どういう現象が起こるか?
固定ファン層の売上枚数は次作以降確約されるが、タイアップ効果で購入したユーザーは次作を何割買うだろうか?

「一発屋」と呼ばれその姿を次第に消していったアーティストも数多いのも、これまでの傾向をみていると、大ヒットシングルの次作シングルは前回の話題性がユーザーに残っているので興味本位である程度売れる。
本当の分かれ道はさらにその次のシングル以降で大半が決まる。
短命で終わるか、継続かは「ヒットシングルから3枚目以降」が極めて重要だということ。
3枚目あるいは4枚目のシングルが大ヒット後の2枚目よりも売れなければ短命型の確立が高い「3枚目以降の法則」である。
必ずしもそうとは言い切れませんが、ミリオンヒット以降における各アーティストの事例をいくつか挙げてみましょう。
短命型か、継続型か。
決めるのはあなた次第です(笑)


☆ミリオンヒット以降に見る作品別売上推移
アーティスト順不同

KAN
@愛は勝つ(201.2万枚/最高位1位)
Aイン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ(15.6万枚/最高位5位)
Bプロポーズ(15.0万枚/最高位5位)
Cこっぱみじかい恋(8.1万枚/最高位9位)

大事MANブラザーズバンド
@それが大事(160.3万枚/最高位1位)
Aうたをうたおう(4.2万枚/最高位22位)
BBye Love(0.7万枚/最高位78位)
C愛と勇気のMerry Xmas(2.1万枚/最高位85位)

山根康広
@Get Along Together(121.1万枚/最高位5位)
Aあの時のように(25.8万枚/最高位13位)
BYellを君に(9.2万枚/最高位18位)
CEveryone(17.5万枚/最高位18位)

GAO
@サヨナラ(123.6万枚/最高位3位)
A君にゆられて(7.6万枚/最高位25位)
B夢のひと(12.5万枚/最高位23位)
C「月」に吠える朝(13.8万枚/最高位19位)

小野正利
@You're the Only...(114.1万枚/最高位2位)
AFly away(9.2万枚/最高位30位)
BForever My Love(17.0万枚/最高位22位)
Cもっと美しくなれ(1.3万枚/最高位53位)

ピンキーとキラーズ
@恋の季節(207.8万枚/最高位1位)
Aオレと彼女(9.9万枚/最高位31位)
Bゆびきりげんまん(0.3万枚/最高位94位)
C涙の季節(51.5万枚/最高位1位)

B.B.クイーンズ
@おどるポンポコリン(164.4万枚/最高位1位)
Aギンギラパラダイス(43.9万枚/最高位2位)
Bぼくらの七日間戦争(13.2万枚/最高位10位)
Cキスの途中(1.2万枚/最高位64位)

Le Couple
@ひだまりの詩(155.5万枚/最高位2位)
ASofa(10.7万枚/最高位24位)
Bもしもあなたと暮らせたら(1.3万枚/最高位43位)

岡本真夜
@TOMORROW(177.3万枚/最高位1位)
AFOREVER(48.9万枚/最高位4位)
BAlone(47.8万枚/最高位10位)
Cそのままの君でいて(25.6万枚/最高位8位)

もんた&ブラザーズ
@ダンシング・オールナイト(161.8万枚/最高位1位)
A赤いアンブレラ(24.5万枚/最高位10位)
Bウィンド&レイニーデイ(6.5万枚/最高位36位)
Cデザイアー(32.0万枚/最高位7位)

小坂明子
@あなた(164.9万枚/最高位1位)
Aもう一度(10.2万枚/最高位25位)
B丘の上の教会(0.2万枚/最高位94位)

久保田早紀
@異邦人(144.5万枚/最高位1位)
A25時(7.7万枚/最高位19位)
B九月の色(2.3万枚/最高位51位)

藤谷美和子
@愛が生まれた日(132.7万枚/最高位5位)
Aドライフラワー(4.5万枚/最高位28位)
Bスペアキー(27.9万枚/最高位13位)
C私たちになりたくて(3.9万枚/最高位35位)

ザ・フォーク・クルセダーズ
@帰って来たヨッパライ(131.6万枚/最高位1位)
A悲しくてやりきれない(25.9万枚/最高位6位)
Bさすらいのヨッパライ(0.5万枚/最高位92位)

秋川雅史
@千の風になって(123.8万枚/最高位1位)
Aねがい(1.0万枚/最高位25位)
Bあすという日が(0.6万枚/最高位33位)

ジュディ・オング
@魅せられて(123.5万枚/最高位1位)
A惑いの午後(3.8万枚/最高位52位)
Bひとひらの雪(2.6万枚/最高位67位)

篠原涼子
@恋しさとせつなさと心強さと(202.1万枚/最高位1位)
Aもっと もっと・・・(62.3万枚/最高位3位)
BLady Generation(53.3万枚/最高位5位)
Cダメ!(12.7万枚/最高位19位)

Kiroro
@長い間(120.6万枚/最高位1位)
A未来へ(58.6万枚/最高位4位)
B冬のうた(23.8万枚/最高位12位)
C青のじゅもん(9.6万枚/最高位22位)

FIELD OF VIEW
@突然(122.3万枚/最高位2位)
ALast Good-bye(39.7万枚/最高位3位)
BDAN DAN 心魅かれてく(52.8万枚/最高位4位)
Cドキッ(25.3万枚/最高位4位)
DDreams(8.6万枚/最高位14位)

クリスタルキング
@大都会(118.1万枚/最高位1位)
A蜃気楼(54.5万枚/最高位2位)
B処女航海(12.0万枚/最高位14位)
C明日への旅立ち(3.0万枚/最高位45位)

class
@夏の日の1993(115.5万枚/最高位3位)
Aもう君を離さない(33.7万枚/最高位4位)
BHoliday(12.8万枚/最高位16位)
C永遠の素顔(10.4万枚/最高位16位)

EAST END×YURI
@MAICCA〜まいっか〜(113.3万枚/最高位3位)
Aいい感じ やな感じ(42.7万枚/最高位3位)
B何それ(8.0万枚/最高位22位)
Cね(5.0万枚/最高位34位)

猿岩石
@白い雲のように(113.1万枚/最高位3位)
Aツキ(41.4万枚/最高位4位)
Bコンビニ(19.8万枚/最高位6位)
C君の青空(13.0万枚/最高位5位)

Something ELse
@ラストチャンス(99.8万枚/最高位1位)
Aさよならじゃない(15.5万枚/最高位7位)
Bあいのうた(8.0万枚/最高位10位)
Cウソツキ(8.6万枚/最高位24位)

田村直美
@ゆずれない願い(109.2万枚/最高位7位)
ASTAIRWAY(14.2万枚/最高位17位)
B地上に舞い降りた天使達(10.9万枚/最高位22位)
CUs〜空と大地の間で〜(8.9万枚/最高位15位)

沢田知可子
@会いたい(105.6万枚/最高位6位)
ALIVE ON THE TURF(1.4万枚/最高位75位)
BMelody(1.7万枚/最高59位)
Cふたり(2.5万枚/最高位37位)

イモ欽トリオ
@ハイスクールララバイ(104.3万枚/最高位1位)
Aディアドロップ探偵団(19.7万枚/最高位6位)
Bティーンエイジ・イーグルス(3.5万枚/最高位39位)

バブルガム・ブラザーズ
@WON'T BE LONG(100.9万枚/最高位3位)
ATorokel Lady(3.9万枚/最高位54位)
BBeauriful People(9.1万枚/最高位30位)
CJUST BEGUN(9.0万枚/最高位32位)



あまりにも1枚目の大ヒット以降のかけ離れた売上が一目瞭然です。
いつまでも売上枚数を保つ大変さがよく分かる結果かと思います。
「一発当てたらそれで終わり」そう言われたくありませんよね〜
上記はいわゆる「一発屋」も含まれてますが、そうでない事例も交じってますのであくまで参考例としてご了承を。
posted by nammy at 01:04| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月08日

ヒットチャートの始まりと終わり・・・nammyblog vol.7

こんばんわ。
今回のお題は「ヒットチャートの始まりと終わり」について語りたいと思います。
ヒットチャートって色々ありますよね〜
音楽のヒットチャートと言えばアメリカでいうならば「ビルボードチャート」が有名ですね。
1894年11月1日に「ビルボード・アドバタイジング」という誌名で創刊。創設者はWilliam H.Donaldson とJames H. Hennegan。オハイオ州シンシナティで産声をあげた。1897年に『ビルボード』に改称。創刊当初は、サーカスや移動遊園地などを取り上げていたが、次第に音楽を取り扱う記事数が増え、1960年代からサーカスや移動遊園地を別の雑誌で扱うことにし、音楽に一本化した。誌名はその頃の名残であり、巡業の日付を貼り付ける掲示板から付けられたものである。
1936年1月4日、ビルボードは初めて全米のジュークボックスで流れたヒット曲の一覧を発表し、1940年7月27日号に初めて独自の統計から割り出した、ヒット曲のチャートを掲載した。1958年8月4日以後、シングルの販売とラジオ局でのリクエストなどを元にホット100(Hot 100)という100曲の最も流行している音楽チャートを掲載している。また2005年2月12日からホット100とは別にシングルの販売、パソコンへのダウンロード、アメリカのトップ40ラジオ局のリクエストなどを元にしたポップ100(Pop 100)というチャートも掲載されるようになった。

国内のヒットチャートで最も影響力が強いのは「和製ビルボード」の異名を持つ「オリコンチャート」でしょう。(そう思っているのは私だけだろうか・・・?)
オリコンは1967年 株式会社オリジナルコンフィデンスの社名で創業。 創業者小池聰行が、日本で初めてのレコード売り上げランキング誌として発表した『総合芸能市場調査』(現:オリジナルコンフィデンス)を創刊した。
創業者の小池社長が自ら積極的にテレビ出演でアプローチした結果が現代の国内のヒットチャートの礎を築いたと私個人はそう思っている。今年で47年目を迎える国内最古のヒットチャート誌である。
他にも国内には「ミュージック・ラボ」(現在廃刊)、「ミュージック・リサーチ」(現在廃刊)とあり現代ではオリコン(1967年〜)、プラネット(1984年〜)、サウンドスキャン(1995年〜)の三大チャートが存在する。
その中でも「オリコンチャート」は私にとっても特別なものであり、ヒットチャートそのものに興味を持たせてくれたのもオリコンでした。
そもそも私がヒットチャートに関心を抱いたきっかけは1992年の10月。
当時TBS系列で土曜日20時から「突然バラエティー速報!!COUNT DOWN100」という音楽番組が放送されていました。
現在の深夜放送「COUNT DOWN TV」の前身番組になります。
司会は山田邦子と渡辺正行。毎週のヒットチャートをランキング形式で100位から1位まで発表するもの。
私は「ザ・ベストテン」世代ではないので、ランキングというもの自体が凄く新鮮でした。
「今何が流行ってるんだろう?」それまで何で調べてるのかよくわからないまま、友人達がカラオケで歌う曲を「流行っている」と認識していた程度だったので、自分で旬のヒット曲をリアルタイムで知るには持って来いの番組だった。
その頃からなんでしょうね。大学ノートに毎週のランキングTOP10を記録して、その記録を元にレンタル店に足を運んで、ダビングして聴いて・・・。それの繰り返しでした。
ある日、思いました。
「ランキングってどうやって作られているんだろう?」
「この曲毎週上位にいるけど何枚くらい売れてんだろう?」
些細な疑問でした。まだこの時点ではオリコンチャートとは出会っていないのです。
レンタルショップと並行して地元の小さなCDショップへも足を運んでいたある日、店頭に貼られたA3サイズのランキング票。
ふと見たんですよね。何だろうって。
「あれ?このランキングってカウントダウンのランキングとそっくりじゃん!」
それもそのはず、カウントダウンのランキング構成の大半はオリコンチャートを元に、プラスαで独自のリクエスト集計や有線チャートなどを合算されて作られたヒットチャートなのだから・・・。
オリコンのランキングにはとにかく見入ってしまったのを鮮明に覚えている。
それは私が疑問に抱いた答えがそこにあったのだから。

「順位、先週の順位、週間売上枚数、累積売上枚数、発売日」
何よりも詳しく記されていたのに魅了され、すぐさまにその週のオリコンを買った。
当時は市内でもなかなかオリコンを扱っている書店がなく、主にレコード店で取り扱っている専用誌みたいな感じだった。毎週取り置きをしてもらって買いに行った。
少し前のヒットチャートが知りたい。どんどんその「ヒットチャート魂」に火が点いてしまったのだ。
先週、先々週、1ヶ月前、半年前、1年前・・・遡ればキリがないくらい夢中になった。
あれから21年、オリコンの創刊以来現代に至るまでのヒットチャートデータは全て手元にあるし、調べ上げるのに費やした時間は計り知れない。
何よりも1年間のランキングを総括した「オリコン年鑑」は過去のものになればなるほど絶版状態で入手困難、揃えるのに随分とかかったものです。

身の上話でだいぶ主題から反れましたが・・・
「ヒットチャートの始まりと終わり」
今回の内容は初めてのヒットチャートについて、そして一部時代の荒波に勝てずに惜しくも終了したチャートを交えて紹介していきたいと思います。

オリコンチャートの始まりは1968年1月4日付のシングルチャートから始まります。
シングル初となる第1回目のベスト10はこちら

★1968年(昭和43年)1月4日付ヒットチャート

1位  黒沢明&ロス・プリモス「ラブユー東京」
2位  佐良直美「世界は二人のために」
3位  デイブ・ディー・グループ「オーケー」
4位  ザ・モンキーズ「モンキーズのテーマ」
5位  森進一「命かれても」
6位  ザ・スパイダース「いつまでも・どこまでも」
7位  ジャッキー吉川とブルーコメッツ「北国の二人」
8位  スコット・マッケンジー「花のサンフランシスコ」
9位  布施明「愛のこころ」
10位  中村晃子「虹色の湖」


歴史ある今から47年前のベスト10です。
まだ始まった頃のオリコンチャートは売上枚数が非公開だったんですよね。
記念すべき第1号の1位は黒沢明&ロス・プリモス「ラブユー東京」でした。
でも実は正式なオリコンチャート開始前の1967年暮れにジャッキー吉川とブルーコメッツの「北国の二人」が実験的なチャートで2週連続1位を記録しており、「幻の1位」と呼ばれています。

ではLPチャートの記念すべき第1回ベスト10はこちら!!

★1970年(昭和45年)1月5日付ヒットチャート

1位  森進一「花と涙/森進一のすべて」
2位  沢田研二「ジュリー」
3位  青江三奈「池袋の夜/青江三奈のすべて」
4位  森進一「影を慕いて」
5位  ザ・ビートルズ「アビイ・ロード」
6位  森進一「無情の夢」
7位  森山良子「良子のクリスマス」
8位  森進一・青江三奈「夜と恍惚とため息と 第2集」
9位  サム・テイラー「花と涙」
10位  鶴岡雅義と東京ロマンチカ「君は心の妻だから」


LPチャート第1回の1位は森進一でした。
ってか森進一ベスト10に4作も同時ランクイン!凄い人気だったんですね。
そして森山直太朗の母上、森山良子もランクイン、この2ヶ月後には宇多田ヒカルの母親、藤圭子もLPチャートでとんでもない記録を作ります。さすが親子二代で血筋は争えませんなぁ。

そんなレコード時代真っ只中のLPチャートも生産枚数の衰退とデジタル時代への移行で1989年11月27日付に惜しまれながら終了を迎えます。
最後のLPチャートです。

★1989年(平成元年)11月27日付ヒットチャート

1位  光GENJI「Hello...I Love You」
2位  山下達郎「JOY」
3位  THE TIMERS「TIMERS」
4位  小比類巻かほる「TIME the MOTION」
5位  浜田省吾「Wasted Tears」
6位  ザ・ローリング・ストーンズ「ザ・ローリング・ストーンズ・ボックス」
7位  松井常松feat.ANNELI MARIAN DRECKER「よろこびのうた」
8位  氷室京介「NEO FASCIO」
9位  UP-BEAT「UNDER THE SUN」
10位  JUN SKY WALKER(S)「歩いていこう」


LP最後を飾ったのは80年代のアイドルグループ光GENJI。
週間売上は1位で1,480枚!!!レコードの売上も一時期の週間枚数の1%程度にまで落ち込んでしまったのですね。
レコードチャートの終焉は光GENJIで幕を閉じたのでした。

ではカセットテープチャートはどうだろうか。
その歴史は1974年(昭和49年)12月2日付〜1995年(平成7年)11月27日付。

記念すべきカセットチャート第1号の1位は井上陽水「二色の独楽」(累積7.4万本)でした。
この週のLPチャートでも井上陽水の同タイトルが1位を獲得してますから、LP、カセットと2部門で1位だったんですね〜
そんなカセットチャートも残念ながら生産数の低迷により1995年11月で終了を余儀なくされます。
最後のカセットチャート1位を飾ったのは藤あや子「ヒット全曲集'96」でした。
1993年以降、カセットチャートでJ-POPタイトルが1位を獲らなくなったのも、カセットは演歌ジャンルがほぼその占有率を占めるという現象が起きている。1週間で売れる本数も次第に下がっていき、最後の1位の売上本数は1,060枚!!!
余談であるが、1992年までのカセットチャートはCDと同時発売形式を取っていたためカセットとCDの1位は重なる事が多かった。一時期ヒットチャートの種類が重なった1984年〜1989年には3部門(LP、カセット、CD)で1位達成なんて事も多かった。
1993年以降、パタッとJ-POP勢は発売形式をCD一本に絞ったため、カセットチャートは演歌勢が1位を獲得していく。その演歌の息の長さにも驚かされたが・・・。
93年以降のカセット首位を見てみると、藤あや子が大活躍なのである。
最新ヒット全曲集」(12週1位/累計9.7万本)
「むらさき雨情」(13週1位/累計8.0万本)
「ヒット全曲集'94」(9週1位/累計6.0万本)
「ヒット全曲集'95」(19週1位/累計6.8万本)
「み・れ・ん〜オリジナル全曲集〜」(15週1位/累計2.7万本)

そして最後のカセットチャートも藤あや子で終わりました。
他にアルバムチャートでは見られない面白い1位を見つけました。

1994.8/15 「コロちゃんパック 忍者戦隊カクレンジャー」(3週1位/累計6.6万本)
1995.11/13 「コロちゃんパック 超力戦隊オーレンジャー」(1週1位/0.7万本)


戦隊シリーズのカセットテープが1位を獲ってるんです。
「コロちゃんパック」って確か本とカセットがセットになっているモノでしたよね?
幼少期に確か戦隊シリーズのカセットを親に買ってもらった記憶があります。
そしてアニメも負けてはいない。
1993.3/29 「美少女戦士セーラームーン」(2週1位/累計10.4万本)
1993.6/14 「美少女戦士セーラームーンR」(3週1位/累計10.9万本)
1995.9/18 「美少女戦士セーラームーンSS テーマソングコレクション」(1週1位/累計1.2万本)


大人気だったセーラームーンのカセットが3種もオリコンで1位を獲得してたんです。
しかも売上本数を見てもアニメとしては当時あまり記録のない10万本以上を売り上げています。
なかなかマニアックで意外と知られていないカセットチャートも面白いものです。

そしてCDチャート。オリコンがCD単体の集計を始めたのが1984年(昭和59年)2月6日付から。
当時は「COMPACT DISK チャート」として掲載されてました。
まだCDユーザーが少ない中でのスタートだったため、LPやカセットに比べて遥かに少ない枚数でのランキングでした。
そんな栄えある記念すべきCD第1回目の1位は中森明菜「BEST AKINA メモワール」でした。
週間売上枚数は2,184枚。
え?と思うかもしれないが、2000枚で1位なんですよ。
同週のLP1位は杏里「TIMELY!!」で2.6万枚、カセット1位は中森明菜「BEST AKINA メモワール」で1.6万本、まだまだCDはレコードに比べて1/10しか売れなかったという初々しいCD時代の幕開けでした。
いつしかレコードの1/10しか売れなかったCDが6年半後の最後のLPチャートで同じような現象でCDが逆転するとは当時誰も予想しなかっただろう。

「ヒットチャート」とは私にとっての青春の1ページ、時代の変貌で次々と誕生しては終わり、どの世代でもその繰り返しで成長していくものだ。
レコードからCDへ、ビデオからDVDへ、DVDからBDへ
そしてCDからxxxへ。
いつしかそんな新しいジャンルのヒットチャートも私はこの先ずっと追いかけていきたいと思う。
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2013年02月07日

限界突破!?週間ハイレベルチャート上位合戦(アルバムチャート編)・・・nammyblog vol.5

アルバムの低レベル特集は前回特集しましたが、輝かしい黄金期にはかつてないハイレベルな週がありました。
「こんだけ売っても1位獲れないのかよ?」
正直どこまでアルバムの売上が上がっていくのか胸を躍らせたものです。
そんな1990年代中期から2000年にかけてシングル市場とは裏腹にアルバムチャートの黄金期はシングルに少し遅れをとってスタートします。
今回はアルバムチャート編を基に考察をしていきたいと思います。
思えばアルバムはCDが誕生した1982年以降、LP時代だった中でなかなかアナログ派からデジタルへ移行するには時間を要しました。
まだ当時はCDプレイヤー自体が高価なもので簡単に買えるようなものではなく、発売タイトルもLPに比べて少なかったし、何しろ現代のようにCDが大量生産されていない時代なので価格も高かった。
どちらかというとクラシック系統のCDの売れ行きが良かったのに驚いた。
レコードよりもより良い音質で楽しみたいというコアなファンが当時もいたんでしょうね。
なかなか新しいものを出始めに買うのは抵抗感があります。
考えてみたらDVDも出始めは高かったし、「まだビデオで十分」なんて思ってましたしね。
手軽な低下に落ち着く頃には私も手にしてましたし。
人間ってそういうもんなんですね。

CD発売から4年が経過した1986年(昭和61年)にレコードの生産低迷に伴いユーザーがCDに移行し始めた頃には当時よりは購入しやすい価格まで落ち着きようやくCDがレコードに肩を並べるほどにまでなったんですね。
レコード時代の終焉を迎える1988年(昭和63年)には遂にCDはレコードの生産枚数を追い抜きデジタル時代へ突入した。
1988年・・・レコード生産 39,464千枚/CD生産 115,537千枚 その差は76,073千枚!!!
何といおうとレコード終焉を迎えざるを得ない逆転劇でした。
それまではアルバムタイトルがCD化されており、シングル盤はEP(レコード)であったため、生産枚数もなかなかレコードを超えることが出来なかったが、88年に8cmシングルCDが登場したためコンパクトで音質の高いシングルCDに切り替えが行われたんですね。生産枚数を見ても88年〜90年に発売されたEP盤は比較的希少価値が付いているようです。
そんな8cmシングルも2000年にはマキシシングル(12cm)に切り替えが行われ衰退していってしまうんですが・・・。
僅か12年という短命な8cmですが、それでもシングル黄金期を駆け抜けたマストアイテムであり、世に広めた貢献度は極めて高いと私は思っています。

レコード協会によるアルバムの生産枚数は下記のようになっています。

★平成時代に見るアルバム生産枚数推移(レコード協会より)
(単位:千枚)

1989年 143,424/前年比159.3%
1990年 169,129/前年比117.9%
1991年 210,497/前年比124.4%
1992年 222,671/前年比105.7%
1993年 227,756/前年比102.3%
1994年 241,699/前年比106.1%
1995年 275,369/前年比113.9%
1996年 282,556/前年比102.6%
1997年 289,313/前年比102.3%
1998年 302,913/前年比104.7%
1999年 337,424/前年比111.3%
2000年 276,327/前年比81.8%
2001年 259,233/前年比93.8%
2002年 245,919/前年比94.8%
2003年 227,129/前年比92.3%
2004年 220,420/前年比97.0%
2005年 237,116/前年比107.5%
2006年 222,698/前年比93.9%
2007年 198,646/前年比89.1%
2008年 188,724/前年比95.0%
2009年 165,162/前年比87.5%
2010年 155,929/前年比94.4%
2011年 134,164/前年比86.0%
2012年 150,311/前年比112.0%

 
アルバム生産のピークは1999年(平成11年)の337,424千枚。
この結果は宇多田ヒカルの「First Love」が大きなシェアを占めているのがよくわかります。
平成元年は143,424千枚、たった10年で2.4倍もCDの生産率が変わってしまうものなんですね。
それだけ多くのユーザーがアルバム購入をしていたという結果なんですが。
平成元年(89年)のアルバムミリオンは1作品に比べて平成11年(99年)22作品・・・
比べようもないですね。
では平成21年(09年)はどうだろうか。ミリオンは3作品と平成元年と数字にそう大差はありませんね。
89年に始まったアルバムミリオン超えは99年まで上昇を辿り、一時期は下降するものの実質01年以降衰退傾向となる。

★平成時代に見るアルバムミリオンセラー数(オリコン年間より)

1989年 1作品
1990年 2作品
1991年 6作品
1992年 14作品
1993年 8作品
1994年 8作品
1995年 14作品
1996年 21作品
1997年 21作品
1998年 25作品
1999年 22作品
2000年 15作品
2001年 22作品
2002年 7作品
2003年 7作品
2004年 6作品
2005年 10作品
2006年 6作品
2007年 2作品
2008年 4作品
2009年 3作品
2010年 1作品
2011年 0作品
2012年 3作品


ご覧のとおり2001年から2002年にかけてミリオン激減してますね〜
シングルも同様現象なので背景にあるのはやはりデジタルオーディオの普及が考えられますね。

だいぶ脱線しましたがさて表題に入りましょう。
アルバムの高得点により首位を逃した週。
アーティストにとってはやはり2位より1位の方が断然良いに決まってますよね。
1位を狙って発売をしても予期せぬ敗退もあります。
こればかりは蓋を開けてみないとわからないものです。
あまり天狗になって発売しても「初登場2位」なんて1位街道まっしぐらの記録を止めてしまう事も普通にありますからね。レコード会社も慎重に発売日を選んでいるんでしょうが、予期せぬ事が起こるからこそヒットチャートの醍醐味なのです。

では週間売上50万枚以上売っても1位を獲れなかったハイレベルな週を取り上げてみましょう。
これまでに29戦ありました。
全て見せます!!!
※同一アーティストによる複数同時発売(ベスト複数枚リリース)は除く。
※★マークは初登場ではなく2週目以降売上

★50万枚以上のハイレベル週に見るヒットチャート(アルバム編)

2005.10/3 
1位 68.6万枚 Mr.Children「I LLOVE U」
2位 55.9万枚 倖田來未「Best〜first things〜」

2001.7/16
1位 80.0万枚 倉木麻衣「Perfect Crime」
2位 57.8万枚 平井 堅「gaining through losing」

2001.5/7
1位 88.1万枚 MISIA「MARVELOUS」
2位 50.4万枚 福山雅治「f」

2001.4/16
1位 51.0万枚 浜崎あゆみ「A BEST」★
2位 50.4万枚 宇多田ヒカル「Distance」★

2001.4/9
1位 300.3万枚 宇多田ヒカル「Distance」
2位 287.5万枚 浜崎あゆみ「A BEST」

2001.3/26
1位 80.2万枚 ラルク・アン・シエル「Clicked Singles Best 13」
2位 51.9万枚 Dragon Ash「LILY OF DA VALLEY」

2001.3/12
1位 68.8万枚 DA PUMP「Da Best of Da Pump」
2位 61.9万枚 ポルノグラフィティ「foo?」

2000.10/9
1位 168.3万枚 浜崎あゆみ「Duty」
2位 63.2万枚 Mr.Children「Q」

2000.4/10
1位 90.4万枚 椎名林檎「勝訴ストリップ」
2位 57.8万枚 モーニング娘。「3rd-LOVEパラダイス」

2000.2/21
1位 82.5万枚 鈴木あみ「infinity eighteen vo.1」
2位 60.7万枚 ドリームズ・カム・トゥルー「DREAMS COME TRUE GREATEST HITS "THE SOUL"」

2000.1/17
1位 135.0万枚 MISIA「LOVE IS THE MESSAGE」
2位 56.4万枚 大黒摩季「大黒摩季ベストオブベスト〜All Singles Collection」★

1999.4/12
1位 100.8万枚 Every Little Thing「Every Best Single+3」
2位 61.4万枚 宇多田ヒカル「First Love」★

1999.4/5
1位 105.9万枚 鈴木あみ「SA」
2位 76.1万枚 宇多田ヒカル「First Love」★

1999.1/11
1位 54.8万枚 浜崎あゆみ「A Song for xx」
2位 53.7万枚 SPEED「MOMENTS」★

1998.11/30
1位 104.7万枚 マライア・キャリー「The Ones」
2位 68.7万枚 hide with Spread Beaver「Ja Zoo」

1998.11/23
1位 83.0万枚 松任谷由実「Neue Muzik(ノイエ・ムジーク)」
2位 60.8万枚 広瀬香美「THE BEST "Love Winters"」

1998.9/28
1位 250.0万枚 B'z「B'z The Best "Treasure"」
2位 61.2万枚 the brilliant green「the brilliant green」

1998.7/6
1位 100.4万枚 サザンオールスターズ「海のYeah!!」
2位 67.9万枚 JUDY AND MARY「POP LIFE」

1998.3/9
1位 71.1万枚 ラルク・アン・シエル「HEART」
2位 51.2万枚 BOOWY「THIS BOOWY」

1998.1/12
1位 104.7万枚 華原朋美「storytelling」
2位 70.8万枚 MAX「MAXIMUM U」

1997.12/1
1位 104.0万枚 B'z「SURVIVE」
2位 102.1万枚 河村隆一「Love」

1997.10/13
1位 200.3万枚 GLAY「REVIEW〜THE BEST OF GLAY〜」
2位 100.8万枚 ドリームズ・カム・トゥルー「BEST OF DREAMS COME TRUE」

1996.8/5
1位 192.2万枚 安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」
2位 62.2万枚 サザンオールスターズ「Young Love」★

1996.7/8
1位 153.6万枚 Mr.Children「深海」
2位 50.6万枚 シャ乱Q「シングルベスト10 おまけつき」

1996.4/15
1位 129.4万枚 ドリームズ・カム・トゥルー「LOVE UNLIMITED∞」
2位 105.0万枚 globe「globe」★

1995.7/31
1位 56.5万枚 大黒摩季「LA LA LA」
2位 53.8万枚 氷室京介「SINGLES」

1995.4/10
1位 117.0万枚 trf「dAnce to positive」
2位 55.7万枚 ドリームズ・カム・トゥルー「DELICIOUS」★

1995.4/3
1位 86.9万枚 ドリームズ・カム・トゥルー「DELICIOUS」
2位 50.5万枚 森高千里「DO THE BEST」

1994.8/8
1位 75.4万枚 竹内まりや「Impressions」
2位 52.0万枚 trf「BILIONAIRE」


冷静に考えて見てください。
1週間で50万枚以上ですよ!
ハーフミリオンなわけですよ。
それだけ売っても1位獲れないってどーゆー事?
そりゃそうです。1万枚台でも1位を獲れちゃう週もあるっていうのに、よりにもよって発売日が重なったために2位って悔しくないですか?
さすがに首位合戦だけあって50万以上のハイレベルは1位と2位の争いに終わっていますが、1位〜3位まで50万枚以上なんてあったら気が遠のきますよね。
(シングルチャートでは1998.7/20に1位から4位まで50万枚以上ってのがありましたけどね)

前述にも記載のとおり運次第なんです。
その週は敗退しても翌週以降に2位で初登場した作品が巻き返し1位ってのもありますからね。
ただ大抵の作品はそのまま下降か横ばいに終わることが多いですが・・・。

で歴史ある中で過去に4戦だけ1位と2位がミリオンを越えました。
ウソーン〜〜〜〜〜!!!!!
って思うかもしれませんが、1週間で100万枚売って2位って・・・。
もう泣きたくなると思います。

上記の記載の通り、始まりは1996.4/15のドリカム「DELICIOUS」 VS globe「globe」戦。
どちらもオリジナルアルバムでの直接対決。何が凄いって発売日が一緒じゃないんですよ。
globeは発売2週目、その前週には初登場で119.6万枚売ってます。
つまり2週連続で100万枚以上売ってるわけです。これは宇多田ヒカルでも成せなかった2週連続ミリオン記録!
おそるべしTK・・・。

さて2戦目は1997.10/13のGLAY「REVIEW」VS ドリカム「BEST OF DREAMS COME TRUE」戦。
ベストアルバム同士の対決ですね。
ドリカムにとって初めてのベスト盤、1週間で100.8万枚売ったのにGLAYの200.3万枚の半分で2位!!
当時のGLAYの勢いさを感じます。

3戦目は1997.12/1のB'z「SURVIVE」VS 河村隆一「Love」戦。
オリジナルアルバム同士の同時発売、B'zにとっては余裕で勝てる相手だと甘く見ていた反面、まさかソロアルバムで初週ミリオンには驚きました。さすがLUNA SEAのボーカルです。

4戦目は12年前になるんですね。一番新しいミリオン対決。
宇多田ヒカル「Distance」VS 浜崎あゆみ「A BEST」戦。
これはもう、これまでのミリオン対決とか話にならないくらいのハイレベル対決。
歴史上まずこの先絶対にありえない数字対決であります。
宇多田300.3万枚、浜崎287.5万枚!!!!!
たった2枚のアルバムが1週間で587万枚売れちゃうんですよ。
そりゃ東芝にせよ、avexにせよ、レコード会社も大喜びな記録ですよね。
下手したら所属アーティストの何人分の売上枚数がこの2人に値するか。
これほどまでにCDって売れるんだ!というのを学びました。
宇多田ヒカルも「First Love」のメガヒットに続く待望の2ndアルバムだったし、あゆは初となるベストアルバムだし、どっちも譲れない対決だったね。
翌週には浜崎あゆみが巻き返し1位を獲るけど。翌週も両者50万枚超えの対決だったしね。
まさにCDバブル期最高のバトルでした。

この先こんな対決見ることは2度と無いんだろうなぁ・・・。
posted by nammy at 18:52| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月06日

ベストアルバムについて考えてみる・・・nammyblog vol.3

アルバムって90年代後期に入って急激に伸びだした。そのアルバム大ヒットフィーバーを作ったのがユーミン。
1988年の「ダイアモンドダストが消えぬまに」から毎年12月っていえばユーミンのアルバムが毎度ミリオンセラーだったしね。
オリジナルアルバムのミリオン続出に、「出すなら今だ!」と立て続けにベストアルバムがメガヒット時代を迎えたのが90年代後期。

ベストアルバムって昔でいえばいわば最終兵器なわけですよ。
レコード会社も一つの区切りというか、最後の総まとめというか、そういうアイテムでした。
だから80年代とかベスト出しても、もともとオリジナルが売れてるし、ヒットした曲はシングル盤で持ってるからあまり目立つアイテムではなかった。
当時では敢えて人気絶頂でベストアルバムを出すという発想はあまりなかったからである。
LP時代にはオリジナル編集で作られたカセットテープのベストはありましたけどね。
あれだけ大人気だった松田聖子や中森明菜、山口百恵でもベストを出してもミリオンはあり得なかったのである。(時代背景も関係あると思いますが・・・)

しかし1997年10月、ブレイクし始めたGLAYが発表したベスト「REVIEW-THE BEST OF GLAY」はどうだろうか。初週で前人未到の200万枚を売り出し最終的には487万枚という当時歴代トップとなる売上を叩きだした。
人気絶頂期に出すベストアルバムはこんなにも勢いがあり、ここまで売れるものなのか?と感じたほどである。

翌年にはB'zがデビュー10周年で2枚のベストアルバムを発売した。
「Pleaseure」と「Treasure」だ。
「Preasure」は発売初週で271.0万枚、4週連続で1位をなり最終的な売上は513万枚。
GLAYが記録した歴代記録を僅か半年で塗り替えてしまったのである。
最強ユニットの放つベストアルバムにはとてつもない勢いが込められているのがビリビリと伝わった。
ベスト第2弾の「Treasure」も初週で250.0万枚、しかも翌週にも週間で100.3万枚と2週連続でのワンウィークミリオンは凄まじかった。こちらも最終的な売上は443万枚。
2枚合わせて1000万枚に迫る売上を出せるのは国内でもB'zぐらいだろう。
今でこそベストアルバムとは「当たり外れのない福袋」入門編として有り難いアイテムとなっているのが昔のベストアルバムとの大きな違いではないだろうか。
このベストアルバム成功のあとに繋がる次作アルバムヒットへの策略が各レコード会社の課題だとも言われている位にベストアルバムの発表には深い意味合いが込められていると私は受け取っている。
歴代アルバムチャートを見ていても上位のほとんどがベストアルバム作品で占められているのもそれを物語っている。
それだけ勢いのあったベストアルバムが昨今勢いがない。
それは何故か?

個人的に感じるのは「このアーティストってベスト何枚目だっけ?」とあまりにもセールス不振の中で「ベストアルバム」のオンパレードが起きてしまっているのが不振の要因かと思う。
もはや制作側のエゴというか、ベストを出すことによって乗り切った感というか、いわば自己満足の世界である。
ベストアルバムには特別な思い入れがある大切なアイテムだと私は思っているし、「ベストアルバムのバーゲンセール」みたいな発表はしてほしくない。
購入するユーザーもそれは感じ取っているだろうし、だからこそ宣伝とは裏腹に売上が付いて来ないのが実態なのである。
誰しも最初のベストアルバムはとても新鮮味があり「買ってみよう」という購買意欲が生まれるもので、大ヒットに繋がるものだ。
しかし、その数年後またベストアルバムが出たらどうだろうか?
「前回のベスト持ってるし、収録曲も似たり寄ったりで大差がない」
その間に発売されたシングルはダウンロードもしくは借りれば良いし・・・という思考で次のベストアルバムはレコード会社の思い通りにはならずヒットしないのである。
例外なのはGLAYのベストアルバムくらいだろうか。
「REVIEW」のメガヒットから3年後に発売された「DRIVE」は263万枚を記録した。
それはブレイク前の曲を集めた「REVIEW」とブレイク後の曲を収録した「DRIVE」だからだ。
これが多アーティストによるベストのオンパレードとの大きな違いである。
ベストを安売りしないアーティスト、例えばMr.Children。
昨年活動20周年を区切りに発売されたベストアルバム「micro」と「macro」。
2001年には通称「肉」「骨」の2枚のベストアルバムを発売。
本当のベストアルバムの大切さを彼らから教えられた。そんな貴重な4枚のベスト盤である。
サザンオールスターズもそうだ。
彼らは1978年のデビュー以来6種類のベストアルバムを発売している。

「バラッド '77〜'82」(1982年発売)
「バラッド '82〜'86」(1987年発売)
「すいか」(1989年発売)
「HAPPY!」(1995年発売)
「海のYeah!!」(1998年発売)
「バラッド3」(2000年発売)

「バラッド」はシングルやアルバム収録のバラード曲を選曲したアルバムだが、「すいか」「HAPPY」はそれぞれ限定数が限られている為、幅広いユーザーが購入できない幻のベストアルバム扱いとされてきた。
そこで一般ユーザー向けに発売されたのがデビュー20周年に発売された「海のYeah!!」である。
発売から15年が経過し350万枚に迫る勢いで今なお売れている。

ベストアルバムのロングセラーといえば2002年4月に発売した小田和正の「自己ベスト」。
最新では494週もの間アルバムチャートTOP300にランクインしており、つい最近の2013.1/28付にも284位にランクインされるほど。
その売上枚数は260.1万枚に達し自身が持つ最高の257万枚「ラブストーリーは突然に」を超す最大のヒット作品となった。
しかし、この「自己ベスト」も2枚目のベストアルバムということ。
91年にシングル「Oh!Yeah/ラブストーリーは突然に」がダブルミリオンとなり、その年の5月にベスト「Oh!Yeah」を発売し、125.8万枚のヒットを記録している。
これもGLAYと共通して言えることで「Oh!Yeah」は「ラブストーリーは突然に」を含む以前の曲を集めたベスト、「自己ベスト」は以後のヒット作品+オフコース時代のリメイクカバーなどを収録したオールタイムベストなのが大ヒットの秘訣なのである。
こういったサザンやミスチル、小田和正のようにベストアルバムの上手なリリースこそが国民が求める「最高のベストアルバム」に繋がり長く愛される要因なのかも知れませんね。
posted by nammy at 21:52| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

数値は下がるよ、どこまでも・・・(アルバムチャート編)・・・nammyblog vol.2

最新チャート(2013.2/11)を見てみると愕然した。
オリコンチャートと出会って早20数年だが、年々低下する数値にため息がこぼれます(笑)

今週のアルバムチャートは中島美嘉の「REAL」でした。
その週間売上枚数が4.9万枚。
「え?4.9万枚で1位になれちゃうの!!!!?」
と思う人も少なくないと思います。
でも今年に入って1/21付では浜崎あゆみの「A Classical」が初動2.5万枚で1位を獲っています。
これにも愕然しましたが、シングル同様にどこまで数字が低くなっていってしまうんでしょう・・・?

アルバムピークと言われた1990年代後後期。
ピークとなったのは1999年の337,424千枚。
そうこの年は歴代最高数値となる宇多田ヒカルの「First Love」が発売された年でしたね。
何せ今まで765万枚という数字を見たことがなかったもので、当時はかなり熱くチャートチェックをしたのを覚えています。

さて表題の「数値は下がるよ、どこまでも・・・」ですが、この2.5万枚の首位よりもさらに下回る記録があります。
ここ数年の週間売上低レベルを取り上げてみました。

☆週間売上低レベル首位作品(週間売上5万枚以下)

2013.2/11  4.9万枚 中島美嘉「REAL」
2013.1/28  4.5万枚 シド「SID 10th Anniversary BEST」
2013.1/21  2.5万枚 浜崎あゆみ「A Clasical」
2012.11/5  3.3万枚 関ジャニ∞「8EST」(登場2週目)
2012.10/22  4.6万枚 山下達郎「OPUS〜ALL TIM BEST 1975-2012」★
2012.9/10  4.5万枚 CNBLUE「CODE NAME BLUE」
2012.7/23  4.5万枚 安室奈美恵「Uncontrolled」★
2012.4/30  4.1万枚 ナオト・インティライミ「風歌キャラバン」
2012.4/16  3.9万枚 遊助「あの・・・涙があるから愛があるんですケド。」
2012.3/26  4.8万枚 SDN48「NEXT ENCORE」
2011.12/26  4.4万枚 KARA「スーパーガール」★
2011.11/7  2.7万枚 ペルソナ4「ネバー・モア「ペルソナ4」輪廻転生」
2011.10/24  4.3万枚 木村カエラ「8EIGHT8」
2011.10/3  2.6万枚 2NE1「NOLZA」
2011.9/19  3.0万枚 浜崎あゆみ「FIVE」★
2011.5/30  3.7万枚 FTISLAND「FIVE TREASURE ISLAND」
2011.4/25  3.8万枚 吉井和哉「The Apples」
2011.4/18  4.0万枚 miwa「guitarissimo」
2011.4/11  3.5万枚 EXILE「願いの塔」★
2011.4/4   4.1万枚 EXILE「願いの塔」★
2011.2/21  1.6万枚 遊助「あの・・・夢もてますケド。」★
2011.1/31  3.1万枚 Various Artists「EXIT TUNES PRESENTS Vocalonexus feat.初音ミク」
2011.1/24  2.7万枚 坂本真綾「You can't catch me」
2011.1/17  4.0万枚 いきものがかり「いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション」★
2010.10/4  2.6万枚 凛として時雨「Still a Sigure virgin?」
2010.6/4   2.2万枚 BENI「Lovebox」
2010.6/14  2.0万枚 くるり「僕の住んでいた街」
2010.5/31  2.3万枚 Various Artists「EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク」
2010.5/24  3.7万枚 徳永英明「Vocalist 4」★

★マークは初登場ではなく首位継続作品


過去3年間の週間アルバムチャートを見ていてもこれだけ5万枚以下で週間1位を獲れてしまうレベル。
いつぞやのLPチャートを思い出してしまいそうだが・・・。(古い?)
レコードからCDに移行する1980年代後期のチャートですらもう少し売れていたような気が・・・(汗)
初登場におけるCD最低売上は2010.6/14に記録したくるり「僕の住んでいた街」の2.0万枚。
週間2万枚で1位?と衝撃が走った週でした。
でも初登場ではないけれど、2011.2/21で記録した遊助の1.6万枚にはもっと衝撃が走りましたけどね(笑)
マジか?と声が出てしまったほど。
こんなにもCD売れないんだ・・・ってね。
もう少し2万枚以上売れたCDがあるんじゃないかと本気で思ってしまったほど。
要は運次第なんだよね。
どんなに週間で高い売上記録したって同時発売のアーティストと鉢合わせになれば1位を獲れないし、そんなハイレベルな週は過去にいくつもありました。
この特集は後日語るとして・・・。
そのうち1万枚にも満たない数値で1位を獲ってしまうという怖い週もありそうでならない今日この頃であります。
posted by nammy at 20:56| Comment(0) | ヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする