2014年06月12日

【上半期速報!】シングル、アルバムともにAKBが独占!アナ雪サントラミリオン突破なるか?・・・nammyblog vol.142

さて早いもので今年のヒットチャートも今週付で上半期集計が締まりました。
早くも上半期速報という事で、まずは今年半年間のシングル、アルバムTOP10は下記のとおり!

■2014年度上半期 シングルTOP10
@ AKB48/ラブラドール・レトリバー/176.4万枚
A AKB48/前しか向かねえ/115.1万枚
B AKB48/鈴懸の木の道で〜/108.6万枚
C 嵐/Bittersweet/59.1万枚
D 嵐/GUTS!/58.3万枚
E 乃木坂46/気づいたら片想い/53.8万枚
F SKE48/未来とは?/50.3万枚
G 嵐/誰も知らない/49.7万枚
H NMB48/高嶺の林檎/44.3万枚
I 関ジャニ∞/キング オブ 男!/38.9万枚

■2014年度上半期 アルバムTOP10
@ AKB48/次の足跡/103.7万枚
A サントラ/アナと雪の女王/75.4万枚
B 福山雅治/HUMAN/32.9万枚
C 三代目 J Soul Brothers/THE BEST/32.4万枚
D Kis-My-Ft2/HIT! HIT! HIT!/27.7万枚
E 東方神起/TREE/26.3万枚
F BUMP OF CHICKEN/RAY/25.9万枚
G 安室奈美恵/Ballada/25.5万枚
H EXILE ATSUSHI/Music/25.5万枚
I ゆず/新世界/21.9万枚

今年もきましたね、AKBがシングル、アルバムともに首位を独占しました。
アルバム103.7万枚!特典盛りだくさんでのミリオン達成です。
シングルにおいては1位〜3位までがAKB独占。先般行われた総選挙投票権封入付シングルは驚異的の176.4万枚を売り上げ断トツのトップに。一人で何百枚ものCDを大量買いするこの光景はもはや珍しくもなく、当たり前化してしまっていると同時に、数々のこれまで打ち立ててきた輝かしい記録を「AKB商法」なるもので簡単にも塗り替えてしまうという音楽市場をもぶち壊す大事件だ。それだけ熱心に毎度のようにCDを購入するファンがいるからこそのグループであり、握手会がCDに付加されなくなったら売上はどうなのだろうか?
そこが今一番知りたいところである。17作連続18作のミリオン保持者でもある同グループだが、もちろん特典を付けなければ現代でCDが売れるわけがない。ミリオン記録は途切れてしまう。私個人的にはこんな記録はさっさと途切れれば良いし、もはやこれまでの歴史を汚すだけだ。いい加減この商法も摘発されるべきである。
そんな矢先での今回の握手会事件も踏まえ、運営側はそれでも金儲けをしようと何かを模索しているよう。
CDを抱き合わせで売る手法で冷え切ったCD業界を潤しているのは事実。しかしながら発売後間も無くして中古ショップに大量の劇場版CDが並んでいるのを見ると何かが間違っている。
さらには段ボールごとCDを大量投棄するという事件も・・・。
CDがおまけ化、かのビックリマンチョコがシール欲しさにお菓子を捨てるという社会問題にもなったが、まさにそんな感じだ。あまりにも馬鹿げてる。
と、だいぶ上半期チャートから脱線しましたが・・・。
TOP10を見ても48グループからは7位にSKE、9位にNMB、11位にHKTと姉妹グループが旺盛する中で6位に乃木坂46がランクイン。AKBの公式ライバルとしてデビューした彼女たちだが、挙句には主要メンバーがAKBとの兼任として総選挙に出馬するなど、もはや何がしたいのか全く瞑想ばかり。乃木坂のファンをもAKBビジネスに便乗させようという魂胆が見え見えだ。
こう見ると冷静に一番売れたのは嵐であり、TOP10内に3作送り込むという安定したペースでのリリース。
2010年から続く年間チャートでもAKBがセールス上では4年連続首位となっているが、本当は嵐が2008年から6年連続年間1位であるには間違いない。
しかも通常版と初回盤の2種形態でのセールスだからその人気は本物だ。8種も10種も同じものを誘発する売り方をしている連中は見習うがいい。
今年も上半期シングルは1位〜18位まで全てアイドルグループによる独占でAKB関連が6作、ジャニーズが12作と相変わらずのアイドル色。
19位のゴールデンボンバー、24位のSEKAI NO OWARIなどアイドルではない顔ぶれもある中で、アニメソングとしてμ’sもTOP50内に3作送り込むという人気ぶりを見せている。

一方アルバムチャートに目を向けてみると、社会現象ともなっているディズニー映画「アナと雪の女王」のサントラCDが絶好調。週間チャートでも3週連続1位を獲得しており、早くもその売上は75万枚を突破した。
是が非でもミリオンを突破してもらいたい個人意見。これだけ多くの人たちに支持されるサントラも久し振りでミリオン突破となれば「タイタニック」以来。下半期の動向も目が離せない!
シングルチャートとはうってかわり、アルバムが売れる顔ぶれがガラリと変わる。
シングルではアイドル色が強まる中で、アルバムでは3位に福山雅治、4位に三代目 J Soul Brothers、7位にBUMP OF CHICKEN、10位にゆずがランクインするほか、8位には安室奈美恵のバラードベストが発売たった1週でTOP10入り。これだけデビューから時が経っても週間チャートで1位を取る彼女の人気はやはり本物で、90年代後期を騒がせたカリスマ的存在は今も健在であった。
洋楽CDもアルバムでは売れる傾向にありワン・ダイレクションやファレル・ウィリアムス、アリアナ・グランデなどネクストブレイクアーティストを加えながら、レディー・ガガやアヴリル・ラヴィーン、マイケル・ジャクソンなど顔ぶれにも目が止まる。
アルバムではアイドル、韓流、洋楽、アニメなどジャンル多様なチャートが垣間見え、実に興味深いチャートであると同時に、アルバムが売れるアーティストこそ今のCD不況時代を支える選ばれたアーティスト達なのだろうというのがチャートを見るたびに思わせてくれる。
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posted by nammy at 00:29| 埼玉 ☔| 年間チャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする