2014年02月05日

モー娘。55thシングル4作連続1位!しかしその売上中身は・・・nammyblog vol.131

モーニング娘。「笑顔の君は太陽さ」.jpg

モーニング娘。の通算55枚目となるシングル「笑顔の君は太陽さ」がオリコンシングルチャートで初登場1位を獲得した。
初動売上枚数は14.9万枚、前作の「わがまま気のまま愛のジョーク」の15.9万枚より劣ったものの4作連続初登場1位とともに4作連続で週間売上10万枚を突破した。
4作連続での初登場1位記録は意外にもグループがデビューして以来初となるようです。
デビューから17年目での快挙を成し遂げたわけですが、絶頂期でも2001年7月の「ザ☆ピ〜ス!」〜2002年2月の「そうだ!Were ALIVE」までの3作連続1位が最高記録だったのです。しかし「恋のダンスサイト」「恋愛レボリューション21」が初動売上でも50万枚を超えたにも関わらず1位を獲れず2位に甘んじてしまった事実を踏まえれば「LOVEマシーン」から8作連続1位でもおかしくない売上は十分に記録していたのです。

さて最近ではその絶頂期の売上の1/10まで落ち込んでしまったモー娘。ですが、このCDの売れない時代に週間10万枚を再び売るようになり「再起をかけるアイドルグループ」と騒がれ再注目されている彼女たち。
いきなり落ち込んだ売上を何故再び持ち上げる事が出来たのか?

モーニング娘。の売上推移を簡単におさらいしてみよう!

・デビューシングル「モーニングコーヒー」(1998年1月)20.1万枚
・3rdシングル「抱いてHOLD ON ME!」で初登場1位、49.8万枚
・7thシングル「LOVEマシーン」(1999年9月)で3週連続1位、164.7万枚と初のミリオンセラー、以後7作連続で50万枚越え記録
・14thシングル「そうだ!Were ALIVE」(2002年2月)で44.4万枚と初の50万枚割れ
・16thシングル「ここにいるぜぇ!」(2002年10月)で30万枚割れ(22.9万枚)
・22ndシングル「浪漫」(2004年5月)で遂に10万枚を割る(8.7万枚)
・29thシングル「SEXY BOY」(2006年3月)で5万枚割れ(4.9万枚)
・48thシングル「ピョコピョコウルトラ」(2012年1月)売上枚数は最低へ(3.4万枚)
・50thシングル「One Two Three」(2012年7月)で2004年1月以来8年半ぶりに再び累積売上10万枚を突破(11.0万枚)
・55thシングル「笑顔の君は太陽さ」で4作連続初登場1位を記録、自身史上初の快挙へ。

一見、華やかに表舞台へ返り咲いたように見えるでしょう。
しかし、この売上枚数のカラクリは6種形態売りでイベント(個別握手、個別チェキ、グループチェキ)に参加するためには6種同時購入セットを購入しないと参加できない。
CD6枚購入してイベント券1枚、2回参加したいファンは12枚買わなければならない。3回なら18枚だ。
こんなバカな売り方があるでしょうか?
これではAKB商法やEXILE一派と同じ売り方だ。もはやまともにCDを売れない中で握手券などイベント参加を売りにCDを抱き合わせ販売しているのが実態。ますますその酷さは増しており、それでもファンは買い続ける。だから記録は更新される。
それまでもファンに支えられて記録は作られてきた。しかし、もはやこれは一部の熱狂ファンによる一斉投資だ。売上記録で何でもない。
モー娘。ももはや普通の売り方では存続が出来ないという事でしょう。
こういったカラクリが背後に隠されているからこそ、本当の再ブレイクでも何でもない。
ファンと運営側に作られた「やらせ人気」だということを知るべきだ。

昔の人気を知るものとしては、再ブレイクしてくれる彼女らの名前を聴くと嬉しい気持ちになるが、この売上のカラクリを知ると「そうまでして売りたいか」とガッカリさせられる一面もある。
こういう商法を使わずともシングルが売れる日はやってくるのだろうか・・・???
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