■年間シングルチャート(第3四半期累計進捗)
1位 AKB48/さよならクロール(195.3万枚)
2位 AKB48/恋するフォーチュンクッキー(143.2万枚)
3位 AKB48/So long!(113.1万枚)
4位 EXILE/EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜(91.6万枚)
5位 嵐/Calling(88.1万枚)
6位 SKE48/チョコの奴隷(67.1万枚)
7位 SKE48/美しい稲妻(64.6万枚)
8位 嵐/Endless Game(55.5万枚)
9位 NMB48/僕らのユリイカ(54.5万枚)
10位 乃木坂46/ガールズルール(44.3万枚)
11位 SMAP/Joy!(39.1万枚)
12位 Kis−My−Ft2/My Resistance-タシカナモノ-(37.6万枚)
13位 関ジャニ∞/へそ曲がり(33.4万枚)
14位 サザンオールスターズ/ピースとハイライト(32.7万枚)
15位 乃木坂46/制服のマネキン(30.5万枚)
16位 乃木坂46/君の名は希望(30.5万枚)
17位 Kis−My−Ft2/キミとのキセキ(30.4万枚)
18位 HKT48/スキ!スキ!スキップ!(29.2万枚)
19位 EXILE TRIBE/BURNING UP(28.7万枚)
20位 関ジャニ∞/涙の答え(28.6万枚)
毎度見るたびにシングルチャートは作られた捏造感がたっぷり感じられるチャートに仕上がっている。真剣に考えてみてくれ、CDがこの配信時代に売れないと嘆いている最中でミリオンセラーが連発出来る訳がない。とはいえ、AKBは続々ミリオンを突破し15作のミリオン記録を持つB’zを次回作で同位に並ぼうとまで迫っている。それは聞いたこともない、知らないという人が大勢いるミリオンセラーは一部のファン達によって作られた記録なのだと・・・。握手拳や投票権、複数形態の特典付発売で購入者を促す等、AKB商法と称されているが、単体もしくはDVD付の2種形態で普通に発売してみろ!と言いたくもなるが、主催側も商売、こうでもしなければ売れない実態の真相は誰もがわかりきっていることだ。しかもこの商法ですら売れないアイドルグループはゴマンといる訳で、成功しただけでも秋元康という人間は凄い才能の持ち主なのだと改めて実感させられる。これに似た新たなライブチケット付商法で世間からバッシングされつつあるのはEXILE。個人的には「ウマイやり方だなぁ」と感心させられる点もあるが、EXILE自身が実力で作り上げた2005年の名曲「ただ・・・逢いたくて」。この記録56.2万枚を初動売上で越えてしまった「EXILE PRIDE」。リーダーHIROの最後のツアーとなるメンバーにとっては思い入れの強いテーマ曲となるようだが、聞いたこともない曲がライブチケット抱き合わせ販売でいきなりの50万枚越えは初め目を疑いましたしね。「え?5万枚の間違いじゃなくて?」と。そして追加公演が決まれば再びチケットにCDがセットされ再び売上増加。今週のシングルチャートでは3度目なる追加チケット+14種形態別CD発売により週間11.2万枚を売り上げ24週ぶりに1位に返り咲き累計は91万枚へ。10/23にはさらにDVD付特装盤の発売も控えており、どんな手を使ってでもHIROに有終の美を飾らせるべく100万枚を突破させようという欲望が強く感じ取れる。こういった現状を目の当たりにすると本当に売れましたと胸を張って言える楽曲はサザンくらいだろう。アイドルたちに作られた捏造売上時代はいつまで続くのだろうか???
■年間アルバムチャート(第3四半期累計進捗)
1位 B’z/B’z The Best XXV 1988-1998(57.4万枚)
2位 B’z/B’z The Best XXV 1999-2012(56.4万枚)
3位 NMB48/てっぺんとったんで!(41.9万枚)
4位 FUNKY MONKEY BABYS/ファンキーモンキーベイビーズ LAST BEST(41.7万枚)
5位 安室奈美恵/FEEL(37.2万枚)
6位 EXILE/EXILE BEST HITS-LOVE SIDE/SOUL SIDE(32.4万枚)
7位 東方神起/TIME(29.8万枚)
8位 Kis−My−Ft2/Goodいくぜ!(26.9万枚)
9位 いきものがかり/バラー丼(26.7万枚)
10位 三代目 J Soul Brothers/MIRACLE(26.7万枚)
11位 マキシマム ザ ホルモン/予襲復讐(25.3万枚)
12位 ワン・ダイレクション/テイク・ミー・ホーム(24.5万枚)
13位 BUMP OF CHICKEN/BUMP OF CHICKEN T[1999-2004](24.4万枚)
14位 松任谷由実/日本恋と、ユーミンと。(24.1万枚)
15位 きゃりーぱみゅぱみゅ/なんだこれくしょん(23.9万枚)
16位 ももいろクローバーZ/5TH DIMENSION(23.4万枚)
17位 BUMP OF CHICKEN/BUMP OF CHICKEN U[2005-2010](23.3万枚)
18位 西野カナ/Love Collection〜mint〜(22.6万枚)
19位 西野カナ/Love Collection〜pink〜(22.2万枚)
20位 ONE OK ROCK/人生×僕(21.0万枚)
そして、そしてシングルの面子とは打って変わってガラリと顔ぶれを変えたのはアルバムチャート。そう、これなんです。シングルは作られた感が全体的に強いチャートに比べ、アルバムチャートを見てみると「あ〜、本当に今売れてるのってこの面子なんだ」と再認識させられる。現代のヒットを見極めるのはシングルではなく、アルバムチャートが本当のヒット指数を示してくれるチャートなのです。そんな中デビュー25周年を記念したデュオB’zのベストアルバム2種が1位、2位を独占。こういうチャートを見るとホっとしますね。1位で57万枚、妥当な数字ではないでしょうか。どうしてもシングルの様に売れるはずもない100万枚がオンパレードの様に並ぶと否定的な考えしか述べられませんが、アルバムを見ると素直に現実を見せてくれる。NMBの1stアルバムも特典を付加した結果でしょうが、シングルに比べその出費は3倍、そう容易く金をバンバン出せるほどファンも賢くはないようです。やはりアルバムはベストがズラリ並んでいますね。TOP20中10作がベストアルバム、ファンをはじめ新規のユーザーも安心して購入できるのがベストアルバムですからね。ハズレも少なく、レコード会社もベストラッシュが絶えないのは無難なラインだからでしょうか。90年代からの常連、安室奈美恵やB’z、大ベテランのユーミンをはじめ、00年代をリードしたEXILE、東方神起、いきものがかり、ファンモン、バンプ、ホルモン、そして新世代10年代を彩るももクロやきゃりーぱみゅぱみゅ、NMB48、キスマイ、三代目 J Soul Brothersなど新旧問わずアルバムを賑わせている彼ら、彼女らが本当の2013年の勝者なのではないだろうか。アルバムは首位の座を来月発売される嵐のオリジナルアルバムが塗り替えて今年が締まりそうな予感ですね。
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