2013年04月12日

ここ5年間のベストアルバムの発売形態について・・・nammyblog vol.78

ベストアルバムといえば、最近の作品を見ていると○枚組としての形状ではなく、2枚に分けて出すパターンが増えているように感じます。
個人的な感想でいえば、このような形状で発売をされるとベストを購入するユーザーの出費にも関わってきますね。
そうなれば必然と売上にも結びにくくなってきます。
一つにまとめて「○枚組」として発売された方が、2枚に分けて買うよりも経済的だし、買うユーザーも迷って分散化する事もないように感じる。
この形状についてはレコード会社側の戦略なのか、はたまたアーティストの意向なのかは不明であるが。
かといってこのような形状で発売してもMr.ChildrenやB'zのように売れる例もある。
しかし、「もしコンパクトに2枚組で5000円以内で発売されていたらもっと売れていたのだろう」と頭を過ってしまうのは私だけだろうか。
私個人的な考えでは2枚に分けるよりも一つに集約した場合売上枚数は1.5倍近く左右されると考えている。
発売週にはファンはもちろんどちらも購入するだろう。しかし2週目以降、新規ユーザーが手を付けやすいかどうかという点を考えてみると3000円近くするアルバムを2種も一気買いする勇気があるだろうか。躊躇うはずである。
これが2枚組で4000円とかだったら考えてしまうかも知れない。単純ではあるかも知れないが、形態や価格はもの凄く売上とリンクしているのだと思う。
それも最終的にはファンが買うか買わないかを判断するので、価格云々では片づけられないこともありますが・・・。

そして本日、BUMP OF CHICKENも13年目で7月3日にベストアルバムの発売が発表されました。
やはり2枚にわけてのベストアルバムです。
昨年にリリースされたユーミンや桑田佳祐、山下達郎のベストが一つのパッケージとしてリリースされた。
こういった形態こそ新規のファンも買いやすいアイテムなのではないだろうか。

■直近5年間の複数形態発売におけるベストアルバム売上■

◆2012.12/5発売
YUI/GREEN GARDEN POP/初動11.7万枚/累積21.0万枚/最高位2位
YUI/ORANGE GARDEN POP/初動11.6万枚/累積20.8万枚/最高位3位

◆2012.11/7発売
JUJU/BEST STORY〜Life stories〜/初動10.5万枚/累積29.2万枚/最高位1位
JUJU/BEST STORY〜Love stories〜/初動9.8万枚/累積26.1万枚/最高位2位

◆2012.5/10発売
Mr.Children/Mr.Children 2001-2005<micro>/初動71.6万枚/累積111.5万枚/最高位2位
Mr.Children/Mr.Children 2005-2010<macro>/」初動73.2万枚/累積118.8万枚/最高位1位

◆2011.12/21発売
ケツメイシ/ケツの嵐〜春ベスト〜/初動5.3万枚/累積9.6万枚/最高位2位
ケツメイシ/ケツの嵐〜夏ベスト〜/初動5.1万枚/累積8.7万枚/最高位4位
ケツメイシ/ケツの嵐〜秋ベスト〜/初動5.0万枚/累積7.9万枚/最高位5位
ケツメイシ/ケツの嵐〜冬ベスト〜/初動5.1万枚/累積7.8万枚/最高位3位

◆2011.2/23発売
aiko/まとめT/初動22.6万枚/累積38.0万枚/最高位2位
aiko/まとめU/初動21.7万枚/累積34.6万枚/最高位3位

◆2011.2/16発売
ラルク・アン・シエル/TWENTY 1991-1996/初動1.0万枚/累積1.6万枚/最高位12位
ラルク・アン・シエル/TWENTY 1997-1999/初動1.2万枚/累積2.1万枚/最高位11位
ラルク・アン・シエル/TWENTY 2000-2010/初動1.3万枚/累積2.3万枚/最高位7位

◆2010.6/30発売
東方神起/COMPLETE-SINGLE A-SIDE COLLECTION/初動8.4万枚/累積10.6万枚/最高位3位
東方神起/COMPLETE-B-SIDE COLLECTION/初動8.3万枚/累積10.1万枚/最高位4位

◆2010.1/1発売
槇原敬之/20th Anniversary Best LIFE/初動6.0万枚/累積9.6万枚/最高位5位
槇原敬之/20th Anniversary Best LOVE/初動5.8万枚/累積8.8万枚/最高位6位

◆2008年10/29発売
ポルノグラフィティ/PORNO GRAFFITTI BEST ACE/初動10.5万枚/累積15.5万枚/最高位1位
ポルノグラフィティ/PORNO GRAFFITTI BEST JOKER/初動10.3万枚/累積14.9万枚/最高位2位


確かにMr.Childrenは複数リリース形態でも両方ミリオンセラー、素直に凄いとしか言いようがありません。
もしかしたら「Mr.Children 2001-2010」という名目で2枚組で発売をしていたら250万枚は楽に超えたかも知れませんね。
また上記には「初ベスト」が4組あります。
JUJU、ケツメイシ、aiko、YUI。
こういった初ベストはせめて一つのパッケージにした方が良かったのでは?という素直な感想であります。
売上面を見ても待っていたファン+新規ユーザーを取り込めたかは微妙な結果だ。
特にケツメイシは待望の初ベストにして4枚に分けてのリリースはやり過ぎた結果だろう。
現にセールス面はどれも10万枚を越えなかった。オリジナル版も売れているだけにもしもこの4枚を合体してリリースしていたらと思うと残念な結果だ。私個人も購入を迷ったが、さすがに10000円は出せないと最終的に購入しなかった。
こういった待っていたファンをがっかりさせてしまったベストアルバム。
売れるべき曲が多数収録されているのに、形態一つで売上が分散化されてしまう。
YUIも2枚合算で41.8万枚、JUJUは合算55.3万枚、aikoは72.6万枚、もしも一つだったら???・・・

最終的には複数形態のベストの方が売上金額も上がるのでレコード会社やアーティスト還元を考えると利益重視の方向性へ向かっているのかも知れない。
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posted by nammy at 11:46| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒットチャート記録編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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