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ドリームズ・カム・トゥルー「LOVE GOES ON...」
発売日:1989年11月22日
売上枚数:150.9万枚(CD:146.4万枚/CT:4.5万本)
初週売上:2.0万枚
最高売上:2.0万枚(1989.12/4付)
最高位:8位(1990.3/19付到達)
初登場:13位(1989.12/4付)
TOP10:4週
TOP100:229週
説明不要、ドリカムの出世作ともいえる名盤ですね。
発売当時はまだドリカムは無名でした。
初チャートインとなった3rdシングル「うれしはずかし朝帰り」は1.4万枚、最高位は49位であった。残念ながらデビューシングル、2ndシングルはTOP100内にチャートインすることはなかった。
本作がロングセラーになることでドリカムの名前は全国規模へ、ブレイクのきっかけを作った名盤である。
収録曲はどれも素晴らしく、特に「未来予想図U」はシングル曲でないにも関わらずファンの中では上位にランクインされる名曲。
しかも吉田が高校時代に作った曲だというのだから、その才能ぶりは既に開花されていたのですね。
本作に収録される「未来予想図U」のほか、2年後の4thアルバム「MILLION KISSES」に収録された「未来予想図」は前身曲であり、発表こそ2年遅れだが高校時代に出来上がっていたためタイトルはそのままで発表したらしい。
それだけ大事に温めていた思い入れの強い1曲なのだろう。
元気いっぱいにしてくれる「うれしい!たのしい!大好き!」で始まり、クリスマスに聴きたくなる「サンタと天使が笑う夜」、リカットシングル「LAT.43°N」などどれをとってもハズレなし!
「未来予想図U」は本アルバムの好評も得て、3か月後の90年2月、4thシングル「笑顔の行方」のカップリング曲としてリカットされるが、アルバムヴァージョンとシングルバージョンは収録時間がアルバムの方が1分ほど長い。
ドリカムは本格的にブレイクを掴んだシングルだ。このシングルは最高位2位、44.6万枚の大ヒットとなり、これが起爆剤となりアルバムへの購入へ繋がっていった。
本作アルバムはTOP100内に合計229週ランクイン、実に初チャートインの89年12/4から96年6/24まで売れ続けたのである。
チャート推移を追ってみたい。
89.12/4で初登場13位、以後16位→28位→32位と年内はよくありがちなチャートアクション。
年が明けても36位→31位→24位→19位→28位→20位とある一定の順位を保持。
本格的に動き始めたのはブレイク作4thシングル「笑顔の行方」が発売された頃だった。
90.2/26で先週の20位から10位へジャンプアップ、10位→14位→10位→8位と90.3/19、登場16週目にして最高位8位をマーク。
TOP10こそ合計で4週しかランクインしなかったが、30週連続でTOP50内にランクイン。
その後は60位〜100位の間を一度も圏外へ出ることなく24週間水面下で売れ、年明けの91.1/21に再び37位へ上昇、一度100位までダウンするも、84週目の91.9/2に累積売上が50万枚を突破する。
4thアルバム「MILLION KISSES」が発売された後は「未来予想図」の連動効果か、TOP50内を好調に売れ続け92.8/24には18位まで再浮上した。
5thアルバム「The Swinging Star」が初登場した92.11/23にめでたく147週目で100万枚を突破するのである。
ミリオンまでに費やした時間は発売から3年、ここまで売れるには理由などなかった。そう、楽曲が良かったのだ。
そのまま93年を迎え93.2/8には18位まで上昇、以後アルバム新作が発売される度に上昇を繰り返し229週というロングセラーに繋がった。
96.6/24の98位を最後にランク圏外となってしまっているが、発売から23年経った今も色褪せない名曲ばかりだ。
◆ドリームズ・カム・トゥルー「LOVE GOES ON...」
1. うれしい!たのしい!大好き!
2. うれしはずかし朝帰り
3. BIG MOUTHの逆襲
4. MEDICINE
5. LAT.43°N
6. 自分勝手な夜
7. 星空が映る海
8. サンタと天使が笑う夜
9. LOVE GOES ON...
10. 未来予想図U