過去はこちら
第1弾
http://nammyblog.seesaa.net/article/322038188.html
第2弾
http://nammyblog.seesaa.net/article/323652484.html
第3弾
http://nammyblog.seesaa.net/article/324260910.html
今回はヒットチャート初めて記録とともに、変わった視点からチャート記録を綴っておきたいと思う。
1位獲得後、すぐに落下してしまう作品が多く、毎週のようにTOP10が入れ替わるのが当り前になってしまってますね。
最近のTOP10最高滞在した作品は2011年の薫と友樹、たまにムック。「マル!マル!モリ!モリ!」の16週が記録といって良いでしょう。
さてあまり誌面でも取り上げられない記録を紹介します。
「1位作品がTOP10すべての順位を滞在した記録はあるのだろうか」
なんとこれまでに2作もありました。
サイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」
発売日:1968.6/15
累積売上:81.0万枚
最高位:1位
初登場:23位
No.1:2週
TOP10:22週
TOP100:59週
映画「卒業」の主題歌としても有名な曲ですね。
ビー・ジーズ「マサチュー・セッツ」に次ぐ洋楽史上2番目の1位獲得作品です。
彼らのTOP10内の記録は
1位→2週
2位→3週
3位→2週
4位→1週
5位→6週
6位→2週
7位→2週
8位→1週
9位→2週
10位→1週
さらには
11位→2週
12位→1週
13位→1週
14位→1週
15位→1週
なんと1位から15位までを経験した唯一の作品なのです。
上記ほどの記録には及ばないが、もう1作はこちら
細川たかし「心のこり」
発売日:1975.4/1
累積売上:80.1万枚
最高位:1位
初登場:88位
No.1:4週
TOP10:16週
TOP100:46週
彼のデビューシングルにして最大のヒット曲。
記録はこうだ。
1位→4週
2位→1週
3位→1週
4位→2週
5位→2週
6位→1週
7位→1週
8位→1週
9位→1週
10位→2週
11位→1週
12位→1週
これまた邦楽としては唯一のTOP12完全制覇。
出来そうで出来ないこの記録。素晴らしいですね。
「1位獲得までにランクを飛ばさず到達した作品は」
2例があります。
初めて記録されたのは
チューリップ「心の旅」
発売日:1973.4/21
累積売上:51.4万枚
最高位:1位
初登場:92位
No.1:2週
TOP10:12週
TOP100:31週
チューリップの代表作にして唯一の1位作品です。
5位→4位→3位→3位→3位→2位→1位→1位→2位→3位
綺麗にアーチを描くようにランクが安定してますね。
もう1作品は
松田聖子「ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」
発売日:1983.8/1
累積売上:85.7万枚
最高位:1位
初登場:4位
No.1:2週
TOP10:18週
TOP100:28週
松田聖子の80年代最大のヒット曲。
この記録としては
4位→3位→2位→1位→2位→3位→4位→5位→5位→6位
これまた凄い記録です。
そして最後に・・・
「TOP10内を1位からランクを飛ばさずに完全制覇した作品はあるか」
残念ながらその偉業を達成した作品はこれまでの歴史でもありませんでした。
1位→10位、順落ちはさすがに難しいですね。
しかしっ!
こんな記録がありました。
おそらくこの作品が一番の記録ではないでしょうか。
Wink「愛が止まらない」
発売日:1988.11/16
累積売上:64.5万枚
最高位:1位
初登場:19位
No.1:1週
TOP10:18週
TOP100:40週
Winkの最大ヒット曲です。ドラマ「追いかけたいの!」主題歌として大ヒットしましたね。
1位到達までは3か月ジワジワとチャートを昇り12週目で達成しました。
彼女たちの記録はこうだ!
1位→2位→3位→4位→4位→5位→6位→7位→7位→8位→10位
これは凄い!
1位から8位まで綺麗に順落ち。
しかも惜しいのが8位→9位ではなく10位。
ここがもし9位で翌週が10位だったら素晴らしい記録が生まれるところでした。
というよりも既にこれは凄い偉業です。
ある意味ミリオン獲るよりも難しい課題ですよね。
狙っても獲れる記録ではないですから・・・。
こういった変わり記録も面白いなと今日もチャートを眺めております。