2013年03月01日

No.1特集 記念すべきキリ番作品一挙公開(LP&アルバム編)・・・nammyblog vol.38

これまで数多くのNo.1作品をキリ番に沿って振り返ってみたいと思う。
今週(2013.3/4付)までシングル1304作品、アルバム1228作品がNo.1を獲得しています。
ちょっと私の集計とオリコンの集計に誤差がありますので記しておきますね。

アルバム首位作品数に関しては、私の集計によると1228作ですが、オリコン集計は1226作です。
この「2作」の誤差は何か?
過去のアルバムチャートにおいて、80年代末〜90年代に複数形態のアルバム発売がありました。
今でも「初回盤」と「限定盤」は発売されていますが合算集計されている、これが当時は別集計だった時期があります。
とは言え、同時発売ではなく限定盤が先行発売をし、数日明けて通常盤が発売されていましたので発売日が異なります。
限定盤と通常盤が両方1位を獲得した作品は過去に2回あり、オリコンはその2作を「同一作品」扱い、私は限定と通常を別集計してますのでこの2作の差が生まれました。

ちなみに1度目は91年2/4付で米米CLUBの「K2C(3,200円)」が2週連続で1位を獲得、その後1週間遅れで発売された通常盤「K2C」が3週目で2週連続1位を獲得。限定盤と通常盤の2種で4週連続1位を獲得していたのだ。
2度目は93年6/28付、チューブ「浪漫の夏(3,200円」が1位、通常盤が3位にランクインした。これは通常盤が3日遅れての発売のため集計期間が短い事もある。
翌週の7/5付では通常盤が1位を獲得し2週連続の首位、計3週連続でチューブが1位を獲得していました。
年間ランキングやチャートブックでの表記はそれぞれが別集計、別品番なのに、首位作品としての集計は合算表記というのにも矛盾を感じますね。
その線で追っていますので、私の集計を主に記していきますので「2作差」はあしからず。

シングル首位のキリ番はよく誌面などでも発表されてますが、アルバムのキリ番はあまり公表されていませんよね。
今回はLP時代から現代まで100作品ごとに振り返ってみたいと思います。


◆記念すべきキリ番の作品たち(LP&アルバム編)

首位No./アーティスト/タイトル/累積売上/首位週/達成日
No.0001  森進一「花と涙/森進一のすべて」(24.5万枚/10週/1970.1/5)

森進一「花と涙 森進一のすべて」.jpg


No.0100  サウンドトラック「銀河鉄道999」(38.2万枚/8週/1979.8/13)
No.0200  オフコース「The Best Year of My Life」(43.2万枚/2週/1984.7/2)
No.0300  渡辺美里「ribbon」(74.8万枚/4週/1988.6/6)
No.0400  氷室京介「Higher Self」(64.6万枚/2週/1991.4/15)
No.0500  TRF「HYPER MIX V」(50.9万枚/3週/1994.5/16)
No.0600  MAX「MAXIMUM」(128.8万枚/4週/1996.12/23)
No.0700  スピッツ「RECYCLE Greatest Hits of SPITZ」(214.5万枚/1週/1999.12/27)
No.0800  Various Aritists「2002 FIFA World Cup Official Album」(33.1万枚/1週/2002.6/17)
No.0900  中島美嘉「MUSIC」(23.2万枚/2週/2005.3/21)
No.1000  徳永英明「VOCALIST 3」(92.3万枚/2週/2007.8/27)

徳永英明「VOCALIST 3」.jpg


No.1100  倖田來未「BEST〜third universe〜8thAL"UNIVERSE"〜」(37.2万枚/1週/2010.2/15)
No.1200  Hey! Say! JUMP「JUMP WORLD」(15.4万枚/1週/2012.6/18)


◆No.1〜No.100(1970.1/5〜1979.8/13)

No.1からNo.100までの到達期間は9年7ヶ月、さすがに1作品の首位期間が長いことを証明しましたね。
この間でのLP記録といえばNo.4の藤圭子「新宿の女」が20週連続1位、そして連続してNo.5の藤圭子「女のブルース」は17週連続1位、2作続けての首位期間は1970.3/30〜1970.12/7までの37週間(9ヶ月)を藤圭子が独占。1年の7割を独占するとは当時の人気ぶりがわかりますね。娘の宇多田ヒカル同様に親子2代でとんでもない記録を残してますね。
No.7(71.1/18)では洋楽初の首位、サイモン&ガーファンクル「S&Gギフトパック」(1週)。この年は洋楽LPの当たり年で、71年度首位獲得7作全てが洋楽アーティストによるものという凄い記録があります。
ほかNo.9のエルヴィス・プレスリー「この胸のときめきを」(16週)、No.10のサイモン&ガーファンクル「グレーテストヒッツU」(18週)などとに海外アーティスト一色のLPチャートでした。
73年12/17ではNo.33の井上陽水「氷の世界」が35週1位という歴代最高記録を樹立(今もこの記録は破られていない)
LPで初のミリオンセラーと同時にLPで一番売れた作品でもあります。
この9年7ヶ月は歌謡曲、演歌、フォーク&ロック、ニュー・ミュージックと時代が移り変わっていくのがよくわかります。
テレビに出ない歌手が次第に増え、吉田拓郎や井上陽水、かぐや姫、小椋佳、荒井由実、中島みゆき、矢沢永吉、松山千春、さだまさしなど作品に求められるクオリティと期待は大きかった分、首位獲得へのヒットに繋がったんでしょう。
また逆にテレビを利用してのアプローチ型としては「アイドル」という言葉が定着した頃、ピンク・レディーやキャンディーズ、沢田研二の作品が目立ちますね。


◆No.101〜200(1979.10/8〜1982.7/2)

No.101〜200までの期間は4年8か月、上記の期間の半分になってしまった。
という事は1位を獲る滞在期間が短くなってきたということ。なかなか連続首位がとりにくい時代へと移り変わってきます。
その中でも特質しているのはNo.136の寺尾聰「リフレクションズ」ではないだろうか。
12週1位、セールスは164.6万枚と好調な売れ行きで81年度年間を制覇した。またサントラとして異例の100万枚を突破したNo.183の「フラッシュダンス」が11週1位を獲得している。映画の大ヒットと音楽が連動して見せたヒット劇が83年度を騒がせた。
70年代末からニュー・ミュージックVSアイドルポップスの時代へと突入していきます。
松田聖子、中森明菜、近藤真彦、田原俊彦によるアイドル四天王が80年代前期を盛り上げます。
ニュー・ミュージック勢としてはオフコース、アリス、中島みゆき、松山千春、松任谷由実などのお馴染みの顔から、80年に入りブレイクしたサザンオールスターズ、長渕 剛、大滝詠一、竹内まりや、佐野元春、杏里などニューフェイスも混ざって活躍を見せる。
No.193には発売から1年3か月後に1位に到達したマイケル・ジャクソン「スリラー」。全世界でも最も売れたアルバムとしてギネス記録を持っている。


◆No.201〜No.300(1984.7/16〜1988.6/6)

No.201〜300までは僅か3年10か月という短期間での到達。
ポップスジャンルがチャートを独占、松田聖子、中森明菜がリードする中でアイドルはおニャン子クラブ、菊池桃子やチェッカーズ、吉川晃司、小泉今日子、南野陽子など次々ブレイク、80年代中期にはバンドブーム到来、BOOWYをはじめレベッカ、安全地帯、TM NETWORKらが大ヒットを迎える。中期から後期には浜田省吾、渡辺美里、尾崎豊、徳永英明などが続々ブレイクしチャートを騒がせた。
No.214の井上陽水「9.5カラット」(9週1位)は久々のミリオンヒット、No.289の光GENJI「光GENJI」(5週1位)はジャニーズの中でも88年度年間4部門(シングル、アルバム、LP、カセット)を独占するほどの人気ぶりを見せた。


◆No.301〜No.400(1988.7/4〜1991.4/15)

期間は2年9ヶ月とさらに短期間での到達。確実に連続首位が少ない分、CDに移行した週間売上枚数が増大し1位を獲らずともミリオンヒットが生まれてしまうメガヒット時代へ突入する。
次第にロック色が強くなる時代背景には空前の「イカ天ブーム」など、テレビから体感する時代への変わり、ライブなどで人気を得るアーティストがアルバム売上へと繋がる頃。
ユーミンや久保田利伸、ブルーハーツ、氷室京介、プリンセス・プリンセス、米米CLUB、岡村孝子、杏里、渡辺美里など強い人気を見せる中で、工藤静香や中山美穂、小泉今日子、Winkなどアイドル勢もロック勢に混ざって活躍を見せる。
70年代から活動を続けるアーティストの人気ぶりが改めてタイアップによる再評価でミリオンヒットへ繋がるケースが増大。
ユーミンをはじめ、CHAGE&ASKA、浜田省吾、小田和正、サザンオールスターズなどベテラン勢が若者グループに負けじとチャートを賑わせた。
No.316では松任谷由実「Delight Slight Light KISS」でCD初のミリオンヒットとなり、以後ミリオンヒットは続々誕生する事となる。


◆No.401〜No.500(1991.4/29〜1994.5/16)

No.422の松任谷由実「DAWN PURPLE」は初動で101.4万枚と歴代初となる1週間で100万枚を超える快挙を成し遂げた。
この間での最長1位はNo.488のドリームズ・カム・トゥルー「MAGIC」で7週連続1位。期間が1週で落下してしまう作品も増える一方、売上枚数は2位以下も30万枚を超えるなどハイレベルなチャート合戦が繰り広げられる。
この3年間はビーイングアーティストによるヒットがリードしており、B'z、ZARD、WANDS、T-BOLAN、チューブなどが大ヒットする中で、浜田省吾、渡辺美里、長渕 剛、久保田利伸、小田和正、氷室京介、今井美樹などソロアーティストの活躍、グループやバンド、デュオとしてはX、LINDBERG、米米CLUB、チャゲアス、TMN、ドリカム、プリンセス・プリンセスなどのアルバムがミリオンヒット。
ダンスミュージックとしてはZOOが大ヒット、No.500のTRFで静かにavexダンスブームの幕開けとなる。
No.452でドリームズ・カム・トゥルー「The Swinging Star」が当時最高売上となる322.8万枚に達し歴代記録更新へ。


◆No.501〜No.600(1994.6/6〜1996.12/23)

2年半での到達、ミリオンセラー最盛期であり首位作品100作中40作がミリオンへ。
小室哲哉によるプロデューサー時代へとシフトする中で、trfや安室奈美恵、globe、華原朋美が見せた勢いには凄まじさがあった。カラオケブームが後押しする中で、歌って踊り、若者たちを夢中にさせたTKブーム。
Mr.Childrenやシャ乱Q、スピッツ、JUDY AND MARY、ウルフルズなどキャリアを詰みながら時間をかけたバンドが続々ブレイクした年でもある。
ビジュアル系バンドと呼ばれる代表バンド、X JAPANほかLUNA SEAやGLAYが大ヒット、ビーイングブームも衰退傾向にある中でZARDや大黒摩季、DEENはミリオンヒットへ。
No.573のglobe「globe」は2週連続週間ミリオンを記録、累積売上では413.6万枚と歴代記録を塗り替えた。
またNo.584の安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」は週間売上192.2万枚を記録し当時では最高週間売上記録を樹立した。


◆No.601〜No.700(1996.12/30〜1999.12/27)

この期間における100作品はメガヒット続出であり、アルバム歴代ランキングを大幅に変える記録が生まれた年でもある。
No.625のGLAY「REVIEW」で週間200.3万枚で歴代週間売上を更新するとともに、累積売上は487.6万枚でglobeの記録を抜き歴代1位。
No.648ではB'z「B'z The Best "Pleasure”」が週間271.0万枚で歴代記録更新、累積もGLAYの記録を大幅に超える513.3万枚で記録を塗り替えた。
さらにはNo.675の宇多田ヒカル「First Love」は空前の765.0万枚に達し、若干16歳の天才少女によって日本のチャート最高記録更新となる。
なんと1位獲得100作中63作がミリオン超えというとんでもない記録がこの3年間に起きている。
今では考えられないくらいだ。


◆No.701〜No.800(2000.1/3〜2002.6/17)

歌姫の時代へ突入、宇多田ヒカルをはじめMISIAや浜崎あゆみ、倉木麻衣らがチャートをリード。
アイドルグループSPEEDは解散、モーニング娘。のブレイクでハロプロ現象を起こすほど。
また「パラパラブーム」で再びユーロビートに光が当たり、No.726ではオムニバスアルバムが1位を獲得、70.8万枚を売り上げた。
2000年代以降、オリジナルアルバムよりもベストアルバムの首位獲得確率が増えベストラッシュが始まる。
No.794のモンゴル800「MESSAGE」はインディーズながら270万枚に迫る売上を記録しモンパチ現象を巻き起こした。
No.795の小田和正「自己ベスト」は10年経った今も売れ続けて超ロングセラーアルバム。


◆No.801〜No.900(2002.6/24〜2005.3/21)

2年半の間は男性ボーカルが活躍を見せる年。CHEMISTRYや平井 堅、EXILE、ORANGE RANGE、森山直太朗、コブクロらがブレイク。
No.826のt.A.T.u.やNo.859のクイーンが洋楽久々のミリオンヒットへ。
ジャニーズグループが1位を獲得するのもこの頃、Kinki Kidsほか嵐、TOKIO、SMAP、KAT-TUNがチャートを騒がせる。
女性アーティストは浜崎あゆみほかaikoや中島美嘉、BoA、椎名林檎らが活躍。
沖縄からのブレイクは前年のモンゴル800に続きHYがミリオン、2004年にはORANGE RANGEがブレイクする。


◆No.901〜No.1000(2005.4/4〜2007.8/27)

ニューフェイスのブレイクとしてはNo.943の倖田來未「Best〜first things〜」とNo.943「BEST〜second session」では2作ともベストでミリオンを記録、ほか大塚愛や絢香、木村カエラ、YUI、Def Tech、Aqua Timez、スキマスイッチ、ケツメイシ、レミオロメン、湘南乃風などがブレイク。
No.1000の徳永英明「VOCALIST 3」はカバーアルバムとしても異例のロングセラーへ。
「VOCALISTシリーズ」としての売上枚数は327.5万枚を超える大ヒットとなり、本作はシリーズ最高売上の92.4万枚を記録した。


◆No.1001〜No.1100(2007.9/10〜2010.2/15)

EXILE、コブクロらのアルバムヒットのほか、No.1039の安室奈美恵「BEST FICTION」が150万枚を超える大ヒットに。
ニューフェイスとしてはいきものがかり、ファンキーモンキーベイビーズ、Perfume、Superflyたちがブレイク。
No.1077の「放課後ティータイム」はアニメ「けいおん!」の劇中歌や主題曲を収録したアルバム、アニメキャラクター名義での1位は歴代初の記録となった。


◆No.1101〜No.1200(2010.2/22〜2012.6/18)

2年4か月での到達は歴代最短記録。「1位1週」が当り前化しており、連続首位作品が珍しいくらいの時代。
ジャニーズでは圧倒的な強さを見せる嵐、そして初首位を記録したNo.1109のAKB48「神曲たち」、東方神起などアイドルと韓流によるチャート圧巻が目に止まる。
その中でも若い女性に圧倒的な支持を受ける西野カナのブレイクや、No.1112でバーチャルアイドルが遂に1位を獲得した初音ミクなど新時代を予感させる動きが急速に始まった。


簡潔ではあるが、この42年間を振り返ってみると様々な作品が記録に残ってますね。
この記録は後世にも残ってゆくでしょう。
アルバムチャートも今のこのペースでいくとNo.1500は7年半後の2020年、N0.2000到達は20年後の2033年!だいぶ未来の話ですね。


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posted by nammy at 12:59| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒットチャート記録編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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