2013年02月19日

<徹底解析B>90年代対決 WANDS VS T-BOLAN・・・nammyblog vol.25

<徹底解析>シリーズ第3弾です。
前回は80年代アイドル対決を比較特集しましたが、今回は90年代前期に繰り広げられたビーイングブームの功績者、WANDSとT-BOLANをPICK UPしたいと思います。


<徹底解析@>はこちら
http://nammyblog.seesaa.net/article/323548849.html


<徹底解析A>はこちら
http://nammyblog.seesaa.net/article/323719699.html



90年代は空前のタイアップブーム、テレビからヒット曲を探すというスタイルに移り変わりタイアップを付けた曲が続々ヒット。
ドラマの主題歌にCFソング、いつしか週間チャートの上位はタイアップ付とノンタイアップとの格差が付くほどの現象を起こしました。
そんなタイアップとの連動をプロモーションにしたビーイングの成功。
中でもビーイングの核となり梁明期を支えたWANDSとT-BOLAN、同じ91年デビューながらセールス動向、解散に至るまでに類似している点も多く、同時期にヒットチャートを駆け抜けた両者を比較してみたいと思います。


WANDSはビーイングが主催している音楽振興会在籍の上杉と、BADオーディションで最終選考に残っていた柴崎により、二人組ユニットとして結成された。そこに大島を加え、91年12月にシングル「寂しさは秋の色」でデビューした。
92年7月、3枚目のシングル「もっと強く抱きしめたなら」を発表。この作品を最後に、大島が自身のユニットSO-FIを結成するために脱退。後任として、柴崎のYAMAHA音楽院時代の知人であった木村が加入した。
同年に中山美穂とのコラボレーション「世界中の誰よりきっと」が爆発的なミリオンヒットを機に紅白歌合戦にも出場、WANDSの名は一気に全国区へ広まりブレイク期を迎える。
音楽性の違いを理由に上杉昇と柴崎浩が脱退、活動を休止。ビーイングが「WANDS」の名前を商標登録していた為、残った木村真也はボーカルに和久二郎、ギターに杉元一生を迎え、第3期WANDSとして活動を再開する。

1997年9月、12枚目のシングル「錆び付いたマシンガンで今を撃ち抜こう」を発表。シングル4枚、オリジナルアルバム1枚を発表したが、2000年3月、公式サイト上で「解体」(解散)を表明しWANDSの幕を閉じた。


T-BOLANは91年7月にシングル「悲しみが痛いよ」でデビュー。名前の由来は、T. Rexの「T」と、そのボーカルであるマーク・ボランの「BOLAN」からとされている。と同時に、T-BOLANの「T」は、「Tear」の意味合いも含めて名付けられた
同年、2nd「離したくはない」が有線で付きジワジワとロングヒット、1年に渡るロングセラーとなった。5枚目のシングル「じれったい愛」でブレイク、6枚目の「Bye For Now」でミリオンとなり、その人気は93年を決定づけた。
ライブツアー『LIVE HEAVEN '94〜'95』中に、森友は原因不明の心因性発声障害により喉の調子が悪い状態が続いていたが、様子をみながらツアーを続けた。しかし、ツアー最終公演であった3月26日大阪厚生年金会館大ホールでドクターストップがかかるもライブを敢行した。その後96年、シングル「Be Myself」を境に新曲を発表することなく活動休止状態となり、99年森友嵐士の復調の目処が立たないことから解散を発表した。
09年にはボーカル、森友嵐士が音楽活動を再開し、2012年6月にT-BOLANの再結成が発表された。
12年10月4日〜11月29日、「BEING LEGEND Live Tour 2012」を16都市18公演行い完全復活を遂げる。


両者とも活動期間は1991年〜2000年にかけて。
ではセールスを見てみよう。


☆データに見るWANDSとT-BOLAN


◆トータルセールス/シングル/アルバム
WANDS:1376.2万枚/854.8万枚/521.3万枚
T-BOLAN:1367.1万枚/743.0万枚/624.0万枚

僅かにWANDSがリードしています。その差は92万枚、勝因はシングルのヒット数か。
逆にアルバムはT-BOLANが100万枚リード、単曲のシングルよりも収録の多いアルバムが売れるアーティストは安定すると個人的に捉えているが、T-BOLANのアルバム収録曲は確かに良い曲が揃っていますね。

◆シングル首位獲得数/TOP10獲得数
WANDS:6作品/11作品
T-BOLAN:2作品/11作品

◆アルバム獲得数/TOP10獲得数
WANDS:4作品/6作品
T-BOLAN:2作品/9作品

◆シングルミリオンセラー数/アルバムミリオンセラー数
WANDS:4作品/1作品
T-BOLAN:1作品/1作品

◆最高売上部門シングル/アルバム
WANDS:「もっと強く抱きしめたなら」/「時の扉」
T-BOLAN:「Bye For Now」/「SINGLES」

◆デビュー曲部門
WANDS「寂しさは秋の色」
発売日:1991年12月4日
累積売上:3.1万枚/最高位63位
初動売上:0.6万枚/初登場66位
TOP100:7週
WANDS「寂しさは秋の色」.jpg


T-BOLAN「悲しみが痛いよ」
発売日:1991年7月10日
累積売上:8.6万枚/最高位46位
初動売上:0.6万枚/初登場46位
TOP100:19週

T-BOLAN「悲しみが痛いよ」.jpg



両者ともデビューシングルはドラマの挿入歌、及びエンディングテーマとしてタイアップが付いていたんですね。
軍配はT-BOLANに上がりました。

◆シングル部門TOP10

<WANDS>

@ もっと強く抱きしめたなら(166.3万枚/最高位1位/1992年)
A 時の扉(144.3万枚/最高位1位/1993年)
B 世界が終るまでは・・・(122.1万枚/最高位1位/1994年)
C 愛を語るより口づけをかわそう(112.1万枚/最高位1位/1993年)
D Jumpuin' Jack Boy/White Memories(82.7万枚/最高位2位/1993年)
E 恋せよ乙女(81.9万枚/最高位1位/1993年)
F Secret Night〜It's My Treat〜(63.1万枚/最高位1位/1995年)
G Same Side(23.4万枚/最高位2位/1995年)
H 錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう(21.3万枚/最高位4位/1997年)
I WORST CRIME(13.5万枚/最高位9位/1996年)


WANDS「もっと強く抱きしめたなら」.jpg



<T-BOLAN>

@ Bye For Now(118.3万枚/最高位2位/1992年)
A おさえきれないこの気持ち(82.6万枚/最高位1位/1993年)
B マリア(78.2万枚/最高位3位/1994年)
C すれ違いの純情(74.3万枚/最高位2位/1993年)
D 刹那さを消せやしない/傷だらけを抱きしめて(73.2万枚/最高位1位/1993年)
E じれったい愛(68.4万枚/最高位2位/1992年)
F LOVE/No.1 Girl(58.0万枚/最高位3位/1994年)
G 離したくはない(47.2万枚/最高位15位/1991年)
H わがままに抱き合えたなら(40.4万枚/最高位3位/1993年)
I SHAKE IT(26.3万枚/最高位4位/1995年)


T-BOLAN「Bye For Now」.jpg



シングル代表作TOP10を見ると良い曲が揃ってます。
ビーイング世代なのであの頃の思い出が甦りますね。
ミリオン作品の数を見るとWANDSが圧倒的ですが、T-BOLANの10作品を見ると売上が安定してますね。



◆アルバム部門TOP10 

<WANDS>

@ 時の扉(162.6万枚/最高位1位/1993年)
A PIECE OF MY SOUL(96.4万枚/最高位1位/1995年)
B Little Bit...(95.2万枚/最高位2位/1993年)
C SINGLE COLLECTION+6(83.1万枚/最高位1位/1996年)
D WANDS BEST〜HISTORICAL BEST ALBUM〜(37.9万枚/最高位1位/1997年)
E WANDS(34.9万枚/最高位10位/1992年)
F BEST OF WANDS HISTORY(3.8万枚/最高位17位/2000年)
G BEST OF BEST 1000 WANDS(3.4万枚/最高位52位/2007年)
H AWAKE(2.6万枚/最高位18位/1999年)
I コンプリート・オブ・WANDS at the BEING studio(1.4万枚/47位/2002年)

WANDS「時の扉(アルバム)」.jpg


<T-BOLAN>

@ SINGLES(121.4万枚/最高位1位/1996年)
A SO BAD(92.4万枚/最高位3位/1992年)
B HEART OF STONE(86.6万枚/最高位1位/1993年)
C BABY BLUE(62.9万枚/最高位4位/1992年)
D LOOZ(61.8万枚/最高位2位/1993年)
E T-BOLAN(50.3万枚/最高位19位/1991年)
F 夏の終わりに(49.1万枚/最高位2位/1992年)
G BALLADS(38.3万枚/最高位6位/1996年)
H 夏の終わりにU(34.1万枚/最高位4位/1994年)
I T-BOLAN FINAL BEST(11.9万枚/最高位7位/1999年)

T-BOLAN「SINGLES」.jpg


アルバム部門を見るとセールスは圧倒的にT-BOLANが強い。
オリジナルアルバムの数にも差があると思うが、WANDSが5作品に対しT-BOLANは7作品、1枚のセールスを見るとやはりT-BOLANの根強さを感じる。
過去のアルバムがロングセラーになった事が売上に反映されたチャートですね。
そう考えるとWANDSもシングル曲は良い曲が多いけど、T-BOLANに比べてアルバム収録曲の認知度はやや劣る結果なのでしょう。

◆年度別アーティスト売上金額部門/WANDS/T-BOLAN
(売上単位:10万円/アーティスト年間売上TOP1000調べ)

1991年度 年間--位/年間386位(712)
1992年度 年間127位(4,375)/年間11位(54,003)
1993年度 年間2位(125,007)/年間5位(83,773)
1994年度 年間39位(19,327)/年間16位(39,302)
1995年度 年間29位(34,779)/年間197位(3,415)
1996年度 年間36位(28,364)/年間24位(38,438)
1997年度 年間82位(10,481)/年間73位(12,589)
1998年度 年間134位(5,088)/年間--位
1999年度 年間340位(940)/年間194位(2,996)
2000年度 年間313位(1,152)/年間160位(3,901)

10年間計 WANDS:229,513/T-BOLAN」:239,129

こう見るとトータルセールス枚数部門ではWANDSはT-BOLANに92万枚優勢していますが、金額部門ではアルバムがWANDSよりも売り上げたアルバム金額が結果10億円リードするという現象が起きました。
やはり1000円のシングルよりも3000円のアルバムが多く売れたT-BOLANが「アーティスト金額部門」では制しました。
しかし僅か92年〜96年という短命期間でありながら両者とも1000万枚を超える記録を歴史に残した功績は大きいですね。

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posted by nammy at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 徹底解析シリーズ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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