2017年06月21日

【記録!】乃木坂ミリオン!AKB以外の女性アイドルグループでは17年ぶりの快挙へ・・・nammyblog vol.189

乃木坂46「インフルエンサー」.jpg

今週6/26付のシングルチャートにおいて乃木坂46の17thシングル「インフルエンサー」が13週目にして週間0.3万枚を売上げ遂にミリオンを突破した。
本作は初動売上げで87.5万枚を売上げており、前作「サヨナラの意味」(累積売上96.9万枚)を上回るスタート。
ここ近年AKBの連続ミリオンが定番化しており、AKBを除く記録としては2013年のEXILE「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」以来3年7ヶ月ぶりの快挙だ。
女性グループのミリオン記録はAKBを除くと2000年1月発売のモーニング娘。「恋のダンスサイト」以来17年半ぶりの記録。いよいよAKB母体を脅かす公式ライバルグループの実力は確実に証明された。
AKB人気にかげりが見える中でこの乃木坂の勢いははしばらく続きそうな予感だ。

最後に21世紀以降のミリオンセラーを記載しておく。

★21世紀以降のミリオンセラー作品
※( )は発売年
【2001年(平成13年)】5作品
浜崎あゆみ「M」(2000年)
宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」(2001年)
CHEMISTRY「PIECES OF A DREAM」(2001年)
桑田佳祐「波乗りジョニー」(2001年)
桑田佳祐「白い恋人達」(2001年)

【2002年(平成14年)】1作品
浜崎あゆみ「H(independent)」(2002年)

【2003年(平成15年)】3作品
中島みゆき「地上の星」(2000年)
SMAP「世界に一つだけの花(シングルバージョン)」(2003年)
森山直太朗「さくら(独唱)」(2003年)

【2005年(平成17年)】1作品
修二と彰「青春アミーゴ」(2005年)

【2006年(平成18年)】1作品
KAT-TUN「Real Face」(2006年)

【2007年(平成19年)】1作品
秋川雅史「千の風になって」(2006年)

【2010年(平成22年)】1作品
AKB48「Beginner」(2010年)

【2011年(平成23年)】5作品
AKB48「桜の木になろう」(2011年)
AKB48「Everyday、カチューシャ」(2011年)
AKB48「フライングゲット」(2011年)
AKB48「風は吹いている」(2011年)
AKB48「上からマリコ」(2011年)

【2012年(平成24年)】5作品
AKB48「GIVE ME FIVE!」(2012年)
AKB48「真夏のSounds good!」(2012年)
AKB48「ギンガムチェック」(2012年)
AKB48「UZA」(2012年)
AKB48「永遠プレッシャー」(2012年)

【2013年(平成25年)】6作品
AKB48「so long!」(2013年)
EXILE「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」(2013年)
AKB48「さよならクロール」(2013年)
AKB48「恋するフォーチュンクッキー」(2013年)
AKB48「ハートエレキ」(2013年)
AKB48「鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」(2013年)

【2014年(平成26年)】4作品
AKB48「前しか向かねえ」(2014年)
AKB48「ラブラドール・レトリバー」(2014年)
AKB48「心のプラカード」(2014年)
AKB48「希望的リフレイン」(2014年)

【2015年(平成27年)】3作品
AKB48「Green Flash」(2015年)
AKB48「僕たちは戦わない」(2015年)
AKB48「ハロウィンナイト」(2015年)

【2016年(平成28年)】5作品
AKB48「唇にBe My Baby」(2015年)
AKB48「君はメロディー」(2016年)
AKB48「翼はいらない」(2016年)
AKB48「LOVE TRIP」(2016年)
AKB48「ハイテンション」(2016年)

【2017年(平成29年)】3作品<17.6/26付現在>
AKB48「シュートサイン」(2017年)
AKB48「願いごとの持ち腐れ」(2017年)
乃木坂46「インフルエンサー」(2017年)


過去16年を見渡してみても近年はAKBによるミリオンセラーが独占。
ファンによる大量購入を除く純粋なミリオン記録は2007年の秋川雅史以来、10年は生まれていない事がわかるだろう。しかしながら、AKBだけでうんざりしていていたマンネリミリオンも「乃木坂46」という新星が出てきたところで一つの時代の転換期を迎えている事は間違いないだろう。
posted by nammy at 15:38| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

【速報】2017年上半期チャート発表!AKB7年連続連覇記録、アルバムではSMAPベストがミリオンでTOPに・・・nammyblog vol.188

久々の更新です。
2017年上半期ランキングが6/19付を以て締められました。
早いものでもう半年が経過するのですね。
今年上半期の1位は・・・?
なんて毎年書いていてなんですが、AKB48の「願いごとの持ち腐れ」が135.1万枚を売り上げ制しました。

AKB48「願いごとの持ち腐れ」.jpg

毎年「AKB総選挙」目前にして5月にリリースされる新曲には投票券が封入されることもあり購入倍率は一気に膨れ上がります。
かれこれ2011年から7年連続の上半期シングル制覇です。
そして今年は本作品にて遂にアーティストセールスが5000万枚を越えました。
これまで歴代4位に位置していたサザンオールスターズの4897.0万枚を上回り歴代4位に浮上。
3位の浜崎あゆみ(5067.5万枚)との差は56.2万枚!次回作で間違いなく歴代3位の記録は塗り替えられるでしょう。2位のミスチルとの差は約900万枚、1位のB'zとの差は約3200万枚。
途切れそうでなかなか続くミリオン記録はついに29作連続通算30作目。
このままハイペースが続くとも考えにくいが、どうなることやら・・・。
そんなこんなで上半期シングルチャート速報です。

1位 135.1万枚 AKB48/願いごとの持ち腐れ
2位 108.0万枚 AKB48/シュートサイン
3位 99.8万枚 乃木坂46/インフルエンサー
4位 74.3万枚 欅坂46/不協和音
5位 43.4万枚 嵐/I'll be there
6位 32.0万枚 NMB48/僕以外の誰か
7位 30.9万枚 関ジャニ∞/なぐりガキBEAT
8位 30.0万枚 Hey! Say! JUMP/OVER THE TOP
9位 28.3万枚 Hey! Say! JUMP/Give Me Love
10位 26.7万枚 HKT48/バグっていいじゃん


1位、2位はAKB48がミリオン突破で1.2フィニッシュ!
例年と少し流れが変わってきたのは公式ライバルグループである乃木坂46と欅坂46の猛追撃!
AKB以外のアイドルグループでのミリオン記録目前であり直近で間違いなく達成されるであろう。
そうなればアイドルグループとしてはモーニング娘。以来という記録となる。
母体グループの座を脅かす存在にここ数年で成長してきた彼女ら。CD売上ではかなわなくとも、メディアでの露出度は確実に人気を上回っている。欅坂46の売上上昇も同様にめまぐるしく、乃木坂46よりもハイペースでミリオン射程圏内となり下半期以降注目だ。
母体からの派生グループ「NMB48」「HKT48」「NGT48」とランクインするもいまいちパッとしない売上。
やはりその人気には限界を迎えているのだろうか。女性アイドルグループ戦国時代をけん引してきたが、いよいよ来年その世代交代劇も現実的になりそうだ。
TOP10内はAKB関連が5作、ジャニーズが5作とアイドルが独占する代り映えのないチャート結果。
嵐の安定人気も相変わらずだが、ここ数年CD売上の低減を見ていると50万枚を突破することが厳しくなってきているが、後継グループが育っていない以上、しばらく王座は譲らないだろう。
アイドルかアニソンかEXIKE系か韓流グループ、そんな2017年の上半期。
このサイクルは何年も変わっていない。
やっとそうではないアーティストがランクインされたのは18位のMr.Children「ヒカリノアトリエ」(15.7万枚)、昨年大ブレイクした星野源の「恋」も昨年10月リリースながら11.0万枚を売り上げ24位あたりくらいか。それだけCDを買わなくなってしまった現代、配信時代もここまでくると淋しいですね。

そして上半期アルバムチャートの1位はSMAP「SMAP 25 YEARS」でした。

SMAP「SMAP 25 YEARS」.jpg

ファンに惜しまれつつも昨年末で解散してしまったSMAP。彼らのラストベストアルバムは見事116.0万枚を売り上げミリオンセラーを記録。誰も異論なしの結果だろう。
シングルとは異なるアルバムチャートはこちら。

1位 116.0万枚 SMAP/SMAP 25 YEARS
2位 63.3万枚 AKB48/サムネイル
3位 52.8万枚 back number/アンコール
4位 45.2万枚 三代目J Soul Brothers/THE JSB WORLD
5位 37.7万枚 乃木坂46/生まれてから初めて見た夢
6位 33.2万枚 ONE OK ROCK/Ambicious
7位 29.1万枚 ゆず/ゆずイロハ 1997-2017
8位 23.4万枚 Kis-My-Ft2/MUSIC COLOSSEUM
9位 15.8万枚 Kinki Kids/Ballad Selection
10位 14.7万枚 Suchmos/THE KIDS

アルバムではベスト5作、オリジナル5作という内訳結果。
2位、5位にはシングルでもおなじみAKBと乃木坂がチャートイン。シングルに比べそのセールスは半分以下。
やはり握手券特典の効果大であるが、それでも高価格のアルバムでも63万枚を売り上げるのは凄い事かも・・・。
3位には昨年ブレイクしたback numberのベストアルバムがランクイン、ほかワンオクも安定的な人気を見せ6位にランクイン。本物がチャート上位を記録することは音楽を売りにしていて当たり前のこと。
その当たり前がそうじゃなくなってきている現代の音楽シーン。
この流れはしばらく変わらないだろうが、今週アルバムでも記録したアニメ「けものフレンズ」のサントラ盤が1位、2位を独占と確実にアニソンがアイドル級に売上を伸ばしつつある。
シングルだけでなくアルバムチャートでも確実に流れを変えてきそうな予感。

下半期はどういう流れで年間を締めるのだろうか。
乃木坂46の次回作あたりでAKBとの逆転現象が起きたらそれは実に興味深い今日この頃です。
posted by nammy at 00:19| 埼玉 ☔| 年間チャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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