2016年10月12日

【16年ぶり新作首位】ハイスタ新譜が1位、星野源2位、セカオワ3位と実力派アーティスト続々ランクイン。アルバムは宇多田ヒカルが2週連続首位を記録・・・nammyblog vol.184

今週10/17付の週間チャートを見て率直に感じたこと。
久々にまともなランキングを目にした気がした。
Hi-STANDARDの16年ぶりの新曲「ANOTHER STARTING LINE」が週間13.7万枚を売り上げ見事初登場1位を獲得した。

Hi-STANDARD「ANOTHER STARTING LINE」.jpg

本作はタイアップも一切ない、そして配信や通販も行わない。
何が凄いってリリース情報を事前に一切開示せず、発売日当日にCDショップにいきなり並ぶというゲリラ行為。新譜CDはショップに足を運んで購入する、そんな原点回帰を起点とした発売形式に敬意を感じるのは私だけではないだろう。
昔を思い出してみてくれ、まだ配信もなかった時代は欲しいアーティストの新譜があれば発売日前日に店着するCDを求めてショップへ足を運び、自らの目でCDを手に取り、視聴があれば聴く、売り切れる前に初回版は急いで購入する、家に帰りプレイヤーにセットし歌詞カードを眺めながら音楽を聴く。あのワクワク感は今も忘れない。
そんな当たり前だった行為も近年では簡単にボタン一つで曲が通販や配信で入手できてしまう。
どこか物足りなく味気ない事であるが、現代ではそれが当たり前となりあの頃を忘れかけてしまっていた。
あの良き時代をハイスタはユーザーに思い出させてくれたのだ。活動ピーク期であった99年〜00年の作品も素晴らしいが、新曲はさらに磨きがかかったというか、パワーアップして帰ってきてくれた。

今週は星野源やSEKAI NO OWARIなど昨今ブレイクを迎えた旬のアーティストたちの新譜合戦でもあったウィークリーチャート。
自身が主演ドラマの主題歌を担当した星野源の新曲「恋」は初週売上10.2万枚を記録し初登場2位へ。
前作「SUN」の初動5.2万枚を倍近く上回る記録、累計売上8.9万枚を早くも塗り替え自己最高売上を記録した。ドラマがスタートし、これからの伸びにも期待したい。

そして3位に初登場はSEKAI NO OWARIの「Hey Ho」が初動5.9万枚を売り上げランクイン。
前作「SOS/プレゼント」から1年ぶりの新曲ともあり、1位を獲得するか予見したが初動売上は前作の5.8万枚とそう変わらないスタートを切った。

4位には僅差の初動5.5万枚を売り上げたShuukaRenのデビュー曲「UNIVERSE」がランクイン。
こちらはE-girlsからの藤井姉妹によるユニット作品。ソロとしてもAmiに続く好調な売れ行きのようだ。
5位にAAAのミディアムバラード作「涙のない世界」が初動4.7万枚で初登場。
1位〜5位まででジャニーズでもAKB系でも韓流でもアニメ系でもない、一般アーティストが上位を独占するのはいつ以来だろうか。
これぞ当たり前のようだが、取るべくものがランクインされたヒットチャートではないだろうか。

そして、そして、アルバムチャート!
宇多田ヒカルの8年半ぶり「Fantome」が週間10.4万枚を売り上げ2週連続1位を獲得した。
1種形態で見事先週25万枚を超える売り上げを記録し1位を獲得したわけであるが、今週も引き続き新譜に負けることなく累計で35万枚を突破、2位の東方神起「Two of Us」(週間2.8万枚)に大差をつける結果。
来週も大きな新譜予定はなく、このまま3週連続1位もほぼ確定といえそうだ。

本来売れるべく作品がこういった形でシングル、アルバムチャートにランクインされる事は長年見てきたチャートマニアとして嬉しい限り。
これを機にヒットチャートもひと昔に原点回帰してもらいたいですね。
posted by nammy at 01:17| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月04日

宇多田ヒカル8年半ぶりオリジナルアルバム「Fantome」堂々EXILEを抑え初登場1位へ・・・nammyblog vol.183

ファン待望、前作の「HEART STATION」から8年半ぶり、6枚目となるオリジナルアルバム「Fantome」を9/28にリリースし今週10/10付アルバムチャートで見事初登場1位を獲得した。

宇多田ヒカル「Fantome」.jpg

初週売上は25.3万枚、前日9/27に発売したEXILEの15周年ベストアルバム「EXTREME BEST」との対決となったが17.8万枚を上回り貫禄の勝利となった。
中身を見ると宇多田ヒカルは1形態のみ、EXILEは6形態リリースと話にならないくらいの手法販売であるにも関わらず1種の宇多田に7.5万枚の差を付けられ完敗。しかもEXILEは1日多い集計期間でだ。
6回目のベストともあり、正直買う気にもならなかったEXILEベスト、一方8年半ぶり中身の作品はNHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」主題歌である「花束を君に」をはじめ報ステエンディングの「真夏の通り雨」、映画エヴァの主題歌「桜流し」、椎名林檎とのデュエットで話題の「二時間だけのバカンス」など話題性はたっぷり。どちらを手に取るか、わかりきったことである。
ただ今までの手法だけに15周年を迎えたEXILEが週末に何を仕掛けてくるかヒヤヒヤさせられたが、宇多田ヒカルが勝ち抜いてくれたことに正直ホッとした部分もある。
ただ「さすが!」の一言、このCDが売れないご時世で1種形態で25万枚を売りあげるアーティストはほぼいない。全盛期宇多田ヒカルと真っ向からぶつかった浜崎あゆみですら今の彼女はオリジナルアルバムをリリースしても前作「M(A)DE IN JAPAN」は3.0万枚しか売れなかった。
そう考えれば彼女はデビューから18年が経った今でもファンから楽曲を求められている証拠、やはり生粋の天才ソングライターなのだと立証してくれた。
この勢いだとNHKの主題歌を担当したきっかけもあり年末の紅白歌合戦への出場も最有力となり、デビュー18年にして初出場を飾る復活劇には相応しいステージになるのではと期待してしまう。
既に10月よりスタートしたNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」の主題歌を担当するMr.Children「ヒカリノアトリエ」も話題を呼び、紅白でミスチルと宇多田の朝ドラ対決が見られるかも知れない。

今作「Fantome」が1位を獲得したことによりデビュー作「First Love」より6作連続オリジナルアルバムが初登場1位を記録、通算ではベストアルバムを含む8作が首位を獲得している。
その8作のアルバム売上は実に2098.0万枚、1枚あたりに平均すると262万枚という驚異的な数字である。

●宇多田ヒカル オリジナルアルバム売上
1st 767.2万枚 First Love/1999.3.10
2nd 447.2万枚 Distance/2001.3.28
3rd 360.5万枚 DEEP RIVER/2002.6.19
4th  90.9万枚 ULTRA BLUE/2006.6.14
5th 101.1万枚 HEART STATION/2008.3.19
※「First Love」は15周年記念盤と合算集計


シングルにおいてはこれまで21作リリースしており累計売上は1547.5万枚。
トータルセールスは3645.4万枚と歴代アーティストセールスチャートでは10位にランクインする。
その1枚1枚の圧倒的なセールスは群を抜いており、アルバム歴代セールスではいまだ1999年リリースの「First Love」の記録は破られることなく17年間トップに君臨し続けている。
今後この作品を超す記録はまず50年先も変わることはないだろう。
posted by nammy at 22:43| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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