2018年08月30日

【記録更新】シングル最高位3位作品 50年の歳月を経てようやく1000作目に到達へ・・・nammyblog vol.193

かなり久々の更新です。
今週のシングルチャート2018年9/3付で一つの記録が誕生しました。
私の記録が合っていれば?の話ですが「最高位3位」作品が通算1000作目に到達したのである。
前回4年前の今頃にも「最高位2位」作品が1000作に到達した際に書いたのを思い出した。
記事はこちら→http://nammyblog.seesaa.net/article/405425918.html

3位作品に至ってはオリコンチャートの始まりから50年8ヶ月目での記録達成だ。
1968年に始まったチャートで初めて3位止まりとなった作品は1968年1月4日付で記録したデイブ・ディー・グループの「オーケー」(累積売上11.0万枚)。
あれから50年という歳月を経てようやくの記録達成である。
そんな記念すべき「最高位3位」に到達した1000作目作品はback number「大不正解」。
人気アニメ映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」主題歌でありアップチューンなナンバー。
back numberは2004年に結成、インディーズ活動を経て2011年4月にシングル「はなびら」でメジャーデビュー。
2015年1月リリースの10thシングル「ヒロイン」がJR東日本「JR Ski Ski」のCMソングに起用、お茶の間に彼らの曲が広まりブレイク。同年11月リリースの13thシングル「クリスマスソング」がフジテレビ系月9ドラマ「5→9〜私に恋したお坊さん」の主題歌でヒットし、同曲を収録したアルバム「シャンデリア」はアルバムチャート1位を獲得した。

さて記録篇に話は戻しますが、最高位3位作品での週間最高売上は2000年2/7付けで記録した椎名林檎「ギブス」の40.3万枚。
(※あくまで最高位3位作品が記録した数値であり、1位や2位作品がダウンした週に記録した週間売上記録は含みません)
この週は非常にレベルの高い週で椎名林檎が前年99年に「本能」でブレイク後2枚同時シングルリリースをした週でもある。
1位はサザン「TSUNAMI」(65.4万枚)、2位モー娘。「恋のダンスサイト」(60.1万枚)、3位椎名林檎「ギブス」(40.3万枚)、4位椎名林檎「罪と罰」(36.6万枚)5位鈴木あみ「Don't need to say good bye」(27.3万枚)と全て初登場、10位に至っては7.7万枚と今では1位を獲っても不思議ではない売上数字なのである。

ちなみに最高位3位記録での最高売上作品は1993年のTHE虎舞竜「ロード」の199.7万枚である。当時1位を獲得してもおかしくない週間20万枚以上をキープするも運悪く上位の壁を塞がれ3位に落ち着いた作品だ。
最高位3位のミリオンヒットは9作品。

バブルガム・ブラザーズ「WON'T BE LONG」(100.9万枚)
ZOO「Choo Choo TRAIN」(105.0万枚)
GAO「サヨナラ」(123.6万枚)
THE虎舞竜「ロード」(199.7万枚)
class「夏の日の1993」(115.5万枚)
trf「BOY MEETS GIRL」(128.5万枚)
EAST END×YURI「MAICCA〜まいっか〜」(113.3万枚)
Puffy「アジアの純真」(118.9万枚)
猿岩石「白い雲のように」(113.5万枚)


「TOP3入り」という肩書で記録すればクローズアップされる立ち位置。開始から50年、1000作に到達するまでのキリ番をピックアップして記録しておきます。


0001 1968.1/4付 デイブ・ディー・グループ「オーケー」
0050 1975.2/24付 八代亜紀「おんなの夢」
0100 1982.9/27付 高木澪「ダンスはうまく踊れない」
0150 1987.6/29付 河合その子「JESSY」
0200 1990.9/10付 ジッタリンジン「夏祭り」
0250 1993.12/27付 吉川晃司「VENUS〜迷い子の未来〜」
0300 1997.7/14付 ZARD「風が通り抜ける街へ」
0350 2000.4/17付 THE YELLOW MONKEY「SHOCK HEARTS」
0400 2002.4.29付 バカ殿様とミニモニ姫。「アイ〜ン体操」
0450 2003.9/29付 モーニング娘。おとめ組「愛の園〜Touch My Heart〜」
0500 2005.9/26付 Gorie with Jasmine&Joann「Pecori Night」
0550 2007.8/6付 リップスライム「熱帯夜」
0600 2009.1/26付 シド「2℃目の彼女」
0650 2010.5/17付 ももいろクローバー「行くぜっ!怪盗少女」
0700 2011.9/12付 SHINee「JULIETTE」
0750 2012.12/3付 GENERATIONS「BRAVE IT OUT」
0800 2014.1/27付 Fear,and Loathing in Las Vegas「Rave-up Tonight」
0850 2015.3/16付 舞祭組「やっちゃった!!」
0900 2016.4/4付 GEM「Fine!〜fly for the future〜」
0950 2017.6/5付 GOT7「MY SWAGGER」
1000 2018.9/3付 back number「大不正解」
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posted by nammy at 00:26| 埼玉 ☔| ヒットチャート記録編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

【名作2017バージョンで32年連続ランクインへ】山下達郎「クリスマス・イブ」今年も記録更新・・・nammyblog vol.192

来年2018年には発売から35年を迎える日本のクリスマス定番である山下達郎の「クリスマス・イブ」。
そんな名作が今年も期間限定ジャケットを装い12月13日に再リリースされた。

山下達郎「クリスマス・イブ(2017)」.jpg

12月13日付のデイリーシングルチャートでは初登場30位にランクイン。かれこれ1986年(昭和61年)より31年連続でTOP100にランクインを続ける超ロングセラー。
今年もその記録を「32」に伸ばすことが確定した。
売上枚数においてはも最終ランクイン時(17.1/2付)までの累計は188.6万枚、通算170週のランクインである。

※本件「クリスマス・イブ」についての過去記事はこちら
http://nammyblog.seesaa.net/article/323719699.html
http://nammyblog.seesaa.net/article/381247312.html

1983年(昭和58年)12月14日に同年6月に発売したオリジナルアルバム「Melodies」に収録されていた本作をシングルカットリリース。ピクチャーレコードとして3万枚限定プレスでリリースされたが、オリコン集計によれば1.1万枚、最高位44位という結果で幕を閉じている。
その3年後の1986年(昭和61年)11月28日に7インチEPシングルとして再リリースされる。
2年間ほどTOP50以下を静かに低飛行しながらランクインを続け、再発売より2年後の1988年(昭和63年)に「JR東日本クリスマスエクスプレス」のCMソングに起用されてからは皆さまご承知の通り。
今に至る30年越えのロングセラーとして日本人で知らない人はいないくらい、周知された名作である。

来年で35周年を迎える「クリスマス・イブ」はこれまでどのような歴史を追って形態リリースされてきたのだろうか。
売上編は過去の記事にて記載しましたのでそちらをご参照ください。

◆「クリスマス・イブ」リリース形態一覧
・1983(昭和58)12/14
12インチピクチャーディスク30センチ45回転盤。期間限定発売
・1986(昭和61)11/28
7インチEP盤。限定発売ホワイトビニール、カラーレーベル仕様
・1988(昭和63)11/10
8cmシングル盤に移行
・1889(平成1)10/25
レーベルがカラーに変更
・1990(平成2)11/10
ジャケットデザイン変更及びレーベルデザイン変更
・1992(平成4)11/10
オリジナルカラオケ収録。レーベルデザイン変更
・1998(平成10)11/18
品番改定による再発売
・2000(平成12)11/22
12pマキシシングル化。NEWリマスターを使用
・2003(平成15)11/12
2003NEWリマスター使用。英語版とカラオケをリミックス収録
・2013(平成25)11/20
発売30周年記念盤。2013NEWリマスター使用。アコースティックライブヴァージョンを収録、初回限定盤にはショートフィルムのDVDが付属。
・2014(平成26)11/19
映画「MIRACLEデビクロくんの恋と魔法」主題歌に起用。劇中で使用された竹内まりやの「ザ・クリスマスソング」と山下達郎の「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」を繋いだメドレーを特別収録。2014年度期間限定発売。
・2015(平成27)12/15
2015クリスマススペシャルパッケージ。金子辰也氏イラストによる三方背ボックス仕様。2015年中期間限定発売。
・2017(平成29)12/13
2017年クリスマススペシャルパッケージ。「COME ALONG3」のジャケットイラストを担当した鈴木英人氏による三方背ボックス仕様。2017年中期間限定発売。


長い歴史の中でレコードから8pシングルCD、そして現代の12pマキシシングルへと姿を変えてきたのですね。
35年も前の曲なのに、今改めて聴いてもその完成度は極めて高い。
街中でこの曲を耳にすると「あ〜、もうクリスマスが近いんだな」と思い起こされる、そんな1曲だ。
posted by nammy at 16:08| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【速報】2017年度年間チャート発表!アルバムは安室ベストがミリオンで制覇、シングルは8年連続でAKB48がTOP4を独占へ・・・nammyblog vol.191

2017年度の年間チャート速報です。
12/18付を以て本年度の集計期間が締まりました。
さて結果はどのようになったのでしょうか。

2017年アルバムチャートを制したのは11月8日に発売、来年9月をもって引退を発表した安室奈美恵のベストアルバム「Finally」が僅か1ヶ月足らずの短い集計にも関わらず177.8万枚を売り上げ年間1位を獲得した。

安室奈美恵「Finally」.jpg

全くをもってお見事としか言いようがない。
久々のアルバムミリオンの大ヒット。売れ行きも順調で自身では1997年人気絶頂期に発表したシングル「CAN YOU CELEBRATE?」以来20年ぶりの年間1位を記録。アルバムでの年間制覇は初となる。以後2週目以降も売れ続け、年内には200万枚に達してしまいそうな勢いだ。9年前の2008年に発売したベスト「BEST FICTION」でも久々のミリオンを記録し、150万枚以上に達した。1990年代に4作品、2000年代に1作、そして2010年代に1作と3つの時代でのミリオンセラー、そして20代、30代、40代と年齢部門としても歴代新記録の樹立と記録づくめの快挙。
潔い引退の決心、昭和55年に電撃引退した山口百恵以来の伝説となることは間違いない。
新曲を含んだ今作、大ブレイクのきっかけとなった小室哲哉と再びタッグを組んだ「How do you feel now?」は小室時代の真っ只中を駆け抜けた世代としては嬉しい1曲。
引退までにもう何作新曲を耳に出来るだろうか。彼女の引退までを静かに見守りたいと思う。

●2017年度アルバム年間ランキング
1位 177.8万枚 安室奈美恵/Finally
2位 117.4万枚 SMAP/SMAP 25 YEARS
3位 77.5万枚 嵐/「untitled」
4位 63.3万枚 AKB48/サムネイル
5位 55.5万枚 back number/アンコール
6位 46.7万枚 三代目J Soul Brothers/THE JSB WORLD
7位 41.1万枚 乃木坂46/生まれてから初めて見た夢
8位 37.5万枚 関ジャニ∞/ジャム
9位 36.7万枚 欅坂46「真っ白なものは汚したくなる」
10位 35.5万枚 Hey! Say! JUMP/Hey! Say! JUMP 2007-2017 I/O

年間2位には昨年末を以て25年の歴史に幕を閉じ解散したSMAPのベストアルバムがランクイン。
最後を以てミリオンセラーで締めくくる、まさに昨年1年間はSMAP作品のファンによる購買運動も続き2003年の名作「世界に一つだけの花」が総売上300万枚を突破したのも記憶に新しい。
あれから一年、まったく時が経つのは早いものです。
年間TOP2は偶然にも90年代後期を騒がせたスーパーアイドルたちによる独占チャート。
20年以上の時が経ってもなお、今の時代を生きる現役のアーティストたちにそれを超える売上記録がないというのも、現実的にCDが売れなくなったという事実に直面しているのだと痛感する。
3位以下は嵐、AKB48、乃木坂、欅坂、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMPとジャニーズ系か、AKB系かという昨今と変わり映えのないチャート結果。ただ確実に言えることはAKBの公式ライバル坂道シリーズの乃木坂をはじめ欅坂が母体でもあるAKBの人気を上回る時期もそう遠くないということ。

アルバム年間5位にランクインしたback numberのベストをはじめTOP50内には13作のベストアルバムがランクイン。いかにベスト盤というお徳アイテムだけは毎年見ていても順調に売り上げも安定しているようですね。
11位以下では11位のワンオク、15位のTWICE、17位の米津玄師、20位のハイスタ、23位のSuchmos、48位の防弾少年団と2018年も活躍が予測されるアーティストたち。年間TOP50にはランクインしなかったが、SHISHAMOやリトグリなどまだまだ活躍しそうなネクストブレイクアーティストが来年以降もチャートを賑わせてくれることを楽しみに見守りたい。

最後に年間シングルランキングです。

●2017年度 シングル年間ランキング
1位 139.2万枚 AKB48/願いごとの持ち腐れ
2位 112.3万枚 AKB48/#好きなんだ
3位 111.4万枚 AKB48/11月のアンクレット
4位 108.6万枚 AKB48/シュートサイン
5位 103.6万枚 乃木坂46/逃げ水
6位 102.8万枚 乃木坂46/インフルエンサー
7位 96.1万枚 乃木坂46/いつかできるから今日できる
8位 76.8万枚 欅坂46/不協和音
9位 72.4万枚 欅坂46/風に吹かれても
10位 62.6万枚 嵐/Doors〜勇気の軌跡〜

昨年と何が変わったか。結果的にはAKBが上位TOP4を独占した結果は変わらない。
それでも2011年以降連続記録を続けるAKBのシングルは相変わらず衰えを知らず、イベントによる力が背景で働き、特典体系への依存ともいえる商法がまだ続いているというこの現実。
ついには累積売上は5000万枚を突破し、歴代トータルセールス3位であった浜崎あゆみを抜いてしまったのも今年の出来事。歴代2位に位置するミスチルとの売上差も徐々に縮まってきており、2018年度中には抜かれてしまうのだろうという不安も現実的になりそうだ。
これまでAKBのミリオン独占による構図が少しずつ変化してきている。総選挙券が封入される毎年5月発売のAKBの新曲はゆうに150万枚を軽く超えてきた昨年までを見てみると確実にその勢いは下降傾向を示唆している。
現に総選挙シングル以外のセールスとそう大差のない結果で5位、6位を見てみるとAKBの公式ライバル“乃木坂46”が2作連続のミリオンセラーを記録した。何とまぁ、恐ろしい結果で1位〜4位がAKB、5位〜7位が乃木坂46、8位〜9位が欅坂46と秋元によるファミリーが年間チャートTOP9を独占してしまうという結果。
後世にこのチャートを振り返った時に、「当時は一体何が起っていたんだ?」という話題になるだろう。
そして年間上位常連である嵐のセールスも安定的だが、ここにきて連続記録を続けていた50万枚に達することが困難となってきている。複数リリース形態を行わない嵐にとっては十分なセールスであるには変わりない。
同じく10位〜12位までを嵐が3作品ランクインさせ、今年の年間1位〜12位はAKB、乃木坂、欅坂、嵐による独占チャートとなりました。13位以下は13位に防弾少年団が発売たった1週間で36.5万枚を売り上げ年間13位にランクイン、14位にSKE、15位にNMB、16位、20位に関ジャニ∞、17位〜19位はHey! Say! JUMP、相変わらず秋元かジャニーズかという結果にもう少し多勢も頑張れと言いたくなるアイドル独占チャートでした。
posted by nammy at 00:38| 埼玉 ☔| 年間チャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月11日

【最新版】国内で最も売れたアーティストトータルセールスベスト200組・・・nammyblog vol.190

今から4年半前に独自集計し、アーティストセールスランキングTOP100を当ブログにアップしました。
2012年12/31当時での集計時点ではB'zが8033万枚を売り上げ群を抜いてのトップでした。
単独作品での歴代セールスは多く公開されていましたが、アーティスト単体のランキングはこれまでも広く公開はされておりませんでした。
あれから4年半、ようやく最新版の集計を無事終えこうしてお披露目することができます。
4年前のアーティストランキングと比較してみるのも面白いかもしれませんね。

前回の記事はこちら・・・
http://nammyblog.seesaa.net/article/323401673.html

さて2016年12/31現在の最新版アーティストセールスランキングです。
前回はTOP100(海外アーティストを除く)でしたが、今回は洋楽、邦楽アーティスト混合ランキングです。
これぞ日本で一番売れたアーティストセールスランキング200組!
あなたのお気に入りのアーティストは何位にいますか!?

*集計期間:1968年1/4付〜2016年12/31現在
*集計対象:シングル・カセット・アルバムを合算集計対象(VHS、DVD、BDは集計対象外)
*集計項目:シングル(EP・8cmSG・12cmSG)、カセットテープ、アルバム(LP・CD)
はじめに・・・
当アーティストランキングの集計期間は1968年1月〜2016年12月までの集計となります。
1968年以前はオリコンランキング集計前であり、事実上セールス記録は残されておりません。
故に美空ひばり、石原裕次郎、三橋美智也、坂本九、フランク永井、村田英雄、北島三郎、ビートルズやローリングストーンズなど60年代に大活躍したアーティストセールスは含まれておりません。
事実上完璧な歴代ランキングとは呼べませんが、集計が始まってからの約50年間(半世紀)を集計した近年代版国内セールスランキングと認識して頂ければ幸いです。

☆アーティストトータルセールスランキングベスト200☆


1位 8217.8万枚 B'z

B'z.jpg

2位 5920.7万枚 Mr.Children
3位 5067.2万枚 浜崎あゆみ


歴代アーティストセールス日本を代表するTOPは4年前と変動なし。
4年間でB'zは185万枚、ミスチルは88万枚、あゆは46万枚の売上増。リリース間隔が長くなってきている中でなかなかトータルセールスが伸び悩んでいるのもわかります。
相変わらずB'zのぶっちぎり1位、ミスチルとの差は2297万枚、この先も差が縮まることはあっても塗り替えられることはなさそうですね。

4位 4984.3万枚 サザンオールスターズ
5位 4707.1万枚 AKB48
6位 4476.0万枚 ドリームズ・カム・トゥルー
7位 3955.6万枚 松任谷由実
8位 3864.4万枚 GLAY
9位 3813.5万枚 宇多田ヒカル
10位 3777.6万枚 ZARD

5位のAKB48が4年前は25位、この4年間で2550万枚も売り上げたことになります。29作連続30作目のミリオンを前作記録したばかりで、セールスは6/19時点では歴代4位のサザンを超し5000万枚を突破した。
(今回公開のランキングは昨年末現在のため情報に差異があり)
今も続く連発ミリオン記録により売上の伸び率は留まるところを知らない。
TOP10の男女比率は男性4:女性6と女性陣によるセールスが優勢した結果がわかる。

11位 3661.2万枚 SMAP
12位 3464.6万枚 嵐
13位 3338.7万枚 安室奈美恵
14位 3146.3万枚 CHAGE&ASKA
15位 2998.9万枚 松田聖子
16位 2934.6万枚 ラルク・アン・シエル
17位 2897.7万枚 globe
18位 2678.4万枚 Kinki Kids
19位 2533.1万枚 中森明菜
20位 2485.0万枚 チューブ

11位のSMAPが解散騒動の影響もありセールスを伸長、年明けにリリース対象となるベスト盤を含むと現在では歴代ランキング10位に位置する。そして先輩グループに追い越せと続く嵐。4年前の当ランキングでは19位、1047万枚を売り上げ歴代ランキングを大きくジャンプアップした。今も安定セールスが続く嵐、この先の集計ランキングでは歴代TOP10入りも射程圏内が現実的になってきた。
15位松田聖子はデビュー35周年を迎え今もセールスは徐々に伸長、トータル3000万枚突破も目の前まできている。

21位 2431.3万枚 EXILE
22位 2406.6万枚 福山雅治
23位 2283.8万枚 大黒摩季
24位 2275.6万枚 Every Little Thing
25位 2248.4万枚 中島みゆき
26位 2172.1万枚 TRF
27位 2162.0万枚 長渕 剛
28位 2140.6万枚 モーニング娘。
29位 2101.8万枚 スピッツ
30位 2098.8万枚 槇原敬之
31位 2006.3万枚 五木ひろし
32位 1955.7万枚 SPEED
33位 1867.7万枚 米米CLUB
34位 1856.0万枚 MISIA
35位 1731.3万枚 桑田佳祐
36位 1721.4万枚 中山美穂
37位 1656.2万枚 氷室京介
38位 1648.0万枚 井上陽水
39位 1623.9万枚 山口百恵
40位 1598.6万枚 郷ひろみ
41位 1597.8万枚 倉木麻衣
42位 1586.7万枚 チェッカーズ
43位 1573.4万枚 森 進一
44位 1551.8万枚 沢田研二
45位 1549.0万枚 今井美樹
46位 1527.9万枚 竹内まりや
47位 1507.0万枚 ゆず
48位 1489.2万枚 工藤静香
49位 1486.1万枚 矢沢永吉
50位 1482.5万枚 山下達郎

21〜50位は幅広い年代アーティストがランクイン。
演歌では唯一2000万枚を突破した五木ひろしが31位に、1500万枚を突破した森進一は43位に。
34位の桑田佳祐はソロ作品でも大健闘、解散してしまったレジェンドグループは32位にSPEED,42位にチェッカーズがランクイン。70年代では中島みゆき、長渕剛、山口百恵、井上陽水、郷ひろみ、沢田研二、竹内まりや、矢沢永吉、山下達郎と大ベテランの顔ぶれ。80年代は中山美穂、今井美樹、工藤静香と歌もドラマも活躍した人気女優勢と伝説のロックバンドBOφWYのボーカリスト氷室京介がランクインした。

51位 1466.7万枚 小田和正
52位 1464.3万枚 小泉今日子
53位 1436.8万枚 JUDY AND MARY
54位 1434.6万枚 平井 堅
55位 1426.6万枚 松山千春
56位 1423.4万枚 マライア・キャリー
57位 1400.6万枚 久保田利伸
58位 1381.2万枚 浜田省吾
59位 1376.2万枚 WANDS
60位 1372.9万枚 ポルノグラフィティ
61位 1367.1万枚 T-BOLAN
62位 1339.5万枚 西城秀樹
63位 1335.7万枚 ピンク・レディー
64位 1326.5万枚 徳永英明
65位 1325.4万枚 LINDBERG
66位 1321.4万枚 渡辺美里
67位 1319.8万枚 V6
68位 1292.6万枚 田原俊彦
69位 1290.5万枚 倖田來未
70位 1280.8万枚 近藤真彦
71位 1271.7万枚 布袋寅泰
72位 1263.0万枚 プリンセス・プリンセス
73位 1231.8万枚 華原朋美
74位 1222.6万枚 光GENJI
75位 1216.3万枚 T.M.Revolution
76位 1213.7万枚 関ジャニ∞
77位 1200.5万枚 MY LITTLE LOVER
78位 1195.4万枚 X JAPAN
79位 1188.2万枚 ザ・ビートルズ
80位 1186.6万枚 TM NETWORK
81位 1173.8万枚 CHEMISTRY
82位 1170.5万枚 森高千里
83位 1167.5万枚 さだまさし
84位 1127.3万枚 コブクロ
85位 1118.5万枚 シャ乱Q
86位 1104.9万枚 相川七瀬
87位 1092.9万枚 ORANGE RANGE
88位 1074.5万枚 THE ALFEE
89位 1066.2万枚 KAT-TUN
90位 1064.6万枚 杏里
91位 1051.5万枚 Dragon Ash
92位 1043.7万枚 DEEN
93位 1039.5万枚 尾崎 豊
94位 1036.1万枚 アリス
95位 1033.0万枚 THE YELLOW MONKEY
96位 1027.9万枚 aiko
97位 1024.9万枚 岩崎宏美
98位 1019.0万枚 八代亜紀
99位 1003.7万枚 LUNA SEA
100位 987.2万枚 ケツメイシ

海外アーティストでは56位にマライア・キャリー、79位にザ・ビートルズがランクイン。
60年代中期に日本で大フィーバーを迎えたビートルズの絶頂期セールスを加味すると歴代ランキングは大きく変わっていたのだろうと推測してしまう。
ジャニーズでは伝説の2組「田原俊彦VS近藤真彦」それぞれが68位、70位とトシちゃんが一歩リードという結果に。光GENJI、関ジャニ∞、KAT-TUNも順当に1000万枚を突破しTOP100内にジャニーズ関連は圧倒的な強さを見せ8組がランクインした。

ここまでが前回に特集したTOP100組。ここからはおまけで101位〜200位までを一挙公開!

101位 954.3万枚 椎名林檎
102位 952.1万枚 野口五郎
103位 935.2万枚 オフコース
104位 929.8万枚 乃木坂46
105位 921.4万枚 Puffy
106位 921.2万枚 小柳ルミ子
107位 917.5万枚 広瀬香美
108位 910.4万枚 吉川晃司
109位 903.8万枚 BUMP OF CHICKEN
110位 898.1万枚 中島美嘉
111位 886.5万枚 鈴木あみ(亜美)
112位 882.8万枚 安全地帯
113位 875.0万枚 カーペンターズ
114位 874.5万枚 SKE48
115位 859.7万枚 hide
116位 854.4万枚 藤井フミヤ
117位 853.7万枚 TOKIO
118位 852.1万枚 杉山清貴/杉山清貴&オメガトライブ
119位 849.6万枚 hitomi
120位 834.5万枚 稲垣潤一
121位 829.8万枚 MAX
122位 805.1万枚 セリーヌ・ディオン
123位 798.9万枚 布施 明
124位 787.9万枚 中村雅俊
125位 781.6万枚 BoA
126位 770.4万枚 河村隆一
127位 767.4万枚 氷川きよし
128位 749.5万枚 Wink
129位 745.7万枚 レベッカ
130位 736.4万枚 BOφWY
131位 729.7万枚 とんねるず
132位 718.1万枚 岡本真夜
133位 717.9万枚 Kis-My-Ft2
134位 716.7万枚 内山田洋とクールファイブ
135位 716.7万枚 NMB48
136位 709.5万枚 ハウンド・ドッグ
137位 706.6万枚 都 はるみ
138位 697.7万枚 ラッツ&スター(シャネルズ)
139位 697.0万枚 東方神起
140位 691.7万枚 奥田民生
141位 686.4万枚 吉田拓郎
142位 682.0万枚 桜田淳子
143位 675.0万枚 マドンナ
144位 669.5万枚 鈴木雅之
145位 666.5万枚 高橋真梨子
146位 666.3万枚 ゴスペラーズ
147位 665.7万枚 大塚 愛
148位 657.1万枚 細川たかし
149位 655.2万枚 河合奈保子
150位 634.1万枚 DA PUNP
151位 632.1万枚 NEWS
152位 632.0万枚 小柳ゆき
153位 626.3万枚 薬師丸ひろ子
154位 620.3万枚 ウルフルズ
155位 615.9万枚 マイケル・ジャクソン
156位 612.9万枚 CHARA(YEN TOWN BAND)
157位 600.1万枚 いきものがかり
158位 597.4万枚 岡村孝子
159位 597.2万枚 堀内孝雄
160位 591.4万枚 天地真理
161位 590.7万枚 石川さゆり
162位 584.7万枚 川中美幸
163位 584.3万枚 ボン・ジョヴィ
164位 581.8万枚 ABBA
165位 579.4万枚 Hey! Say! JUMP
166位 574.3万枚 永井真理子
167位 568.6万枚 宮史郎(宮史郎とぴんからトリオ)
168位 566.7万枚 北島三郎
169位 564.3万枚 南野陽子
170位 556.3万枚 佐野元春
171位 550.8万枚 ASKA
172位 550.1万枚 キャンディーズ
173位 549.6万枚 GACKT
174位 549.3万枚 少年隊
175位 546.5万枚 三代目J Soul Brothers
176位 546.2万枚 荻野目洋子
177位 544.7万枚 黒夢
178位 544.2万枚 BUCK-TICK
179位 543.7万枚 GReeeeN
180位 543.7万枚 シブがき隊
181位 542.6万枚 THE BLUE HEARTS
182位 536.9万枚 谷村新司
183位 534.9万枚 the brilliant green
184位 534.4万枚 ユニコーン
185位 533.1万枚 ポケットビスケッツ
186位 526.2万枚 甲斐バンド
187位 523.4万枚 小林幸子
188位 522.8万枚 ホイットニー・ヒューストン
189位 521.5万枚 FIELD OF VIEW
190位 520.2万枚 ゴダイゴ
191位 519.7万枚 SOPHIA
192位 516.3万枚 リップスライム
193位 513.5万枚 平松愛理
194位 511.1万枚 イエロー・マジック・オーケストラ
195位 510.6万枚 千 昌夫
196位 509.8万枚 チェリッシュ
197位 506.4万枚 山崎まさよし
198位 497.6万枚 サイモン&ガーファンクル
199位 497.0万枚 Do As Infinity
200位 495.9万枚 子門真人

いかがでしたでしょうか。
これぞ国内セールストータルランキングベスト200組です。
1960年代〜2010年代までの約50年間を総集計したランキング。
また3年〜4年後に覚えていましたら最新版をお届けしたいと思います。
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2017年06月21日

【記録!】乃木坂ミリオン!AKB以外の女性アイドルグループでは17年ぶりの快挙へ・・・nammyblog vol.189

乃木坂46「インフルエンサー」.jpg

今週6/26付のシングルチャートにおいて乃木坂46の17thシングル「インフルエンサー」が13週目にして週間0.3万枚を売上げ遂にミリオンを突破した。
本作は初動売上げで87.5万枚を売上げており、前作「サヨナラの意味」(累積売上96.9万枚)を上回るスタート。
ここ近年AKBの連続ミリオンが定番化しており、AKBを除く記録としては2013年のEXILE「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」以来3年7ヶ月ぶりの快挙だ。
女性グループのミリオン記録はAKBを除くと2000年1月発売のモーニング娘。「恋のダンスサイト」以来17年半ぶりの記録。いよいよAKB母体を脅かす公式ライバルグループの実力は確実に証明された。
AKB人気にかげりが見える中でこの乃木坂の勢いははしばらく続きそうな予感だ。

最後に21世紀以降のミリオンセラーを記載しておく。

★21世紀以降のミリオンセラー作品
※( )は発売年
【2001年(平成13年)】5作品
浜崎あゆみ「M」(2000年)
宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」(2001年)
CHEMISTRY「PIECES OF A DREAM」(2001年)
桑田佳祐「波乗りジョニー」(2001年)
桑田佳祐「白い恋人達」(2001年)

【2002年(平成14年)】1作品
浜崎あゆみ「H(independent)」(2002年)

【2003年(平成15年)】3作品
中島みゆき「地上の星」(2000年)
SMAP「世界に一つだけの花(シングルバージョン)」(2003年)
森山直太朗「さくら(独唱)」(2003年)

【2005年(平成17年)】1作品
修二と彰「青春アミーゴ」(2005年)

【2006年(平成18年)】1作品
KAT-TUN「Real Face」(2006年)

【2007年(平成19年)】1作品
秋川雅史「千の風になって」(2006年)

【2010年(平成22年)】1作品
AKB48「Beginner」(2010年)

【2011年(平成23年)】5作品
AKB48「桜の木になろう」(2011年)
AKB48「Everyday、カチューシャ」(2011年)
AKB48「フライングゲット」(2011年)
AKB48「風は吹いている」(2011年)
AKB48「上からマリコ」(2011年)

【2012年(平成24年)】5作品
AKB48「GIVE ME FIVE!」(2012年)
AKB48「真夏のSounds good!」(2012年)
AKB48「ギンガムチェック」(2012年)
AKB48「UZA」(2012年)
AKB48「永遠プレッシャー」(2012年)

【2013年(平成25年)】6作品
AKB48「so long!」(2013年)
EXILE「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」(2013年)
AKB48「さよならクロール」(2013年)
AKB48「恋するフォーチュンクッキー」(2013年)
AKB48「ハートエレキ」(2013年)
AKB48「鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」(2013年)

【2014年(平成26年)】4作品
AKB48「前しか向かねえ」(2014年)
AKB48「ラブラドール・レトリバー」(2014年)
AKB48「心のプラカード」(2014年)
AKB48「希望的リフレイン」(2014年)

【2015年(平成27年)】3作品
AKB48「Green Flash」(2015年)
AKB48「僕たちは戦わない」(2015年)
AKB48「ハロウィンナイト」(2015年)

【2016年(平成28年)】5作品
AKB48「唇にBe My Baby」(2015年)
AKB48「君はメロディー」(2016年)
AKB48「翼はいらない」(2016年)
AKB48「LOVE TRIP」(2016年)
AKB48「ハイテンション」(2016年)

【2017年(平成29年)】3作品<17.6/26付現在>
AKB48「シュートサイン」(2017年)
AKB48「願いごとの持ち腐れ」(2017年)
乃木坂46「インフルエンサー」(2017年)


過去16年を見渡してみても近年はAKBによるミリオンセラーが独占。
ファンによる大量購入を除く純粋なミリオン記録は2007年の秋川雅史以来、10年は生まれていない事がわかるだろう。しかしながら、AKBだけでうんざりしていていたマンネリミリオンも「乃木坂46」という新星が出てきたところで一つの時代の転換期を迎えている事は間違いないだろう。
posted by nammy at 15:38| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

【速報】2017年上半期チャート発表!AKB7年連続連覇記録、アルバムではSMAPベストがミリオンでTOPに・・・nammyblog vol.188

久々の更新です。
2017年上半期ランキングが6/19付を以て締められました。
早いものでもう半年が経過するのですね。
今年上半期の1位は・・・?
なんて毎年書いていてなんですが、AKB48の「願いごとの持ち腐れ」が135.1万枚を売り上げ制しました。

AKB48「願いごとの持ち腐れ」.jpg

毎年「AKB総選挙」目前にして5月にリリースされる新曲には投票券が封入されることもあり購入倍率は一気に膨れ上がります。
かれこれ2011年から7年連続の上半期シングル制覇です。
そして今年は本作品にて遂にアーティストセールスが5000万枚を越えました。
これまで歴代4位に位置していたサザンオールスターズの4897.0万枚を上回り歴代4位に浮上。
3位の浜崎あゆみ(5067.5万枚)との差は56.2万枚!次回作で間違いなく歴代3位の記録は塗り替えられるでしょう。2位のミスチルとの差は約900万枚、1位のB'zとの差は約3200万枚。
途切れそうでなかなか続くミリオン記録はついに29作連続通算30作目。
このままハイペースが続くとも考えにくいが、どうなることやら・・・。
そんなこんなで上半期シングルチャート速報です。

1位 135.1万枚 AKB48/願いごとの持ち腐れ
2位 108.0万枚 AKB48/シュートサイン
3位 99.8万枚 乃木坂46/インフルエンサー
4位 74.3万枚 欅坂46/不協和音
5位 43.4万枚 嵐/I'll be there
6位 32.0万枚 NMB48/僕以外の誰か
7位 30.9万枚 関ジャニ∞/なぐりガキBEAT
8位 30.0万枚 Hey! Say! JUMP/OVER THE TOP
9位 28.3万枚 Hey! Say! JUMP/Give Me Love
10位 26.7万枚 HKT48/バグっていいじゃん


1位、2位はAKB48がミリオン突破で1.2フィニッシュ!
例年と少し流れが変わってきたのは公式ライバルグループである乃木坂46と欅坂46の猛追撃!
AKB以外のアイドルグループでのミリオン記録目前であり直近で間違いなく達成されるであろう。
そうなればアイドルグループとしてはモーニング娘。以来という記録となる。
母体グループの座を脅かす存在にここ数年で成長してきた彼女ら。CD売上ではかなわなくとも、メディアでの露出度は確実に人気を上回っている。欅坂46の売上上昇も同様にめまぐるしく、乃木坂46よりもハイペースでミリオン射程圏内となり下半期以降注目だ。
母体からの派生グループ「NMB48」「HKT48」「NGT48」とランクインするもいまいちパッとしない売上。
やはりその人気には限界を迎えているのだろうか。女性アイドルグループ戦国時代をけん引してきたが、いよいよ来年その世代交代劇も現実的になりそうだ。
TOP10内はAKB関連が5作、ジャニーズが5作とアイドルが独占する代り映えのないチャート結果。
嵐の安定人気も相変わらずだが、ここ数年CD売上の低減を見ていると50万枚を突破することが厳しくなってきているが、後継グループが育っていない以上、しばらく王座は譲らないだろう。
アイドルかアニソンかEXIKE系か韓流グループ、そんな2017年の上半期。
このサイクルは何年も変わっていない。
やっとそうではないアーティストがランクインされたのは18位のMr.Children「ヒカリノアトリエ」(15.7万枚)、昨年大ブレイクした星野源の「恋」も昨年10月リリースながら11.0万枚を売り上げ24位あたりくらいか。それだけCDを買わなくなってしまった現代、配信時代もここまでくると淋しいですね。

そして上半期アルバムチャートの1位はSMAP「SMAP 25 YEARS」でした。

SMAP「SMAP 25 YEARS」.jpg

ファンに惜しまれつつも昨年末で解散してしまったSMAP。彼らのラストベストアルバムは見事116.0万枚を売り上げミリオンセラーを記録。誰も異論なしの結果だろう。
シングルとは異なるアルバムチャートはこちら。

1位 116.0万枚 SMAP/SMAP 25 YEARS
2位 63.3万枚 AKB48/サムネイル
3位 52.8万枚 back number/アンコール
4位 45.2万枚 三代目J Soul Brothers/THE JSB WORLD
5位 37.7万枚 乃木坂46/生まれてから初めて見た夢
6位 33.2万枚 ONE OK ROCK/Ambicious
7位 29.1万枚 ゆず/ゆずイロハ 1997-2017
8位 23.4万枚 Kis-My-Ft2/MUSIC COLOSSEUM
9位 15.8万枚 Kinki Kids/Ballad Selection
10位 14.7万枚 Suchmos/THE KIDS

アルバムではベスト5作、オリジナル5作という内訳結果。
2位、5位にはシングルでもおなじみAKBと乃木坂がチャートイン。シングルに比べそのセールスは半分以下。
やはり握手券特典の効果大であるが、それでも高価格のアルバムでも63万枚を売り上げるのは凄い事かも・・・。
3位には昨年ブレイクしたback numberのベストアルバムがランクイン、ほかワンオクも安定的な人気を見せ6位にランクイン。本物がチャート上位を記録することは音楽を売りにしていて当たり前のこと。
その当たり前がそうじゃなくなってきている現代の音楽シーン。
この流れはしばらく変わらないだろうが、今週アルバムでも記録したアニメ「けものフレンズ」のサントラ盤が1位、2位を独占と確実にアニソンがアイドル級に売上を伸ばしつつある。
シングルだけでなくアルバムチャートでも確実に流れを変えてきそうな予感。

下半期はどういう流れで年間を締めるのだろうか。
乃木坂46の次回作あたりでAKBとの逆転現象が起きたらそれは実に興味深い今日この頃です。
posted by nammy at 00:19| 埼玉 ☔| 年間チャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

【SMAP25周年総特集】SMAPラストベスト「SMAP 25 YEARS」週間66.8万枚で首位!これまでの作品を一挙公開!・・・nammyblog vol.187

遂にSMAP解散まであと3日、私たちは今伝説のアイドルグループ終焉を目の当たりにしようとしている。
そんな彼らの冠番組フジテレビ系列「SMAP×SMAP」も1996年4月の開始から20年9ヶ月の幕を12/26の放送を以て終了した。
番組終盤では12月1日都内にて収録されたという5人最後の歌唱シーン「世界に一つだけの花(シングル・バージョン)」が流された。視聴して誰もが5人が熱唱する最後の雄姿を目に涙を浮かべたものも多いだろう。
特にSMAPを誰よりも愛したリーダー中居正広の指折りシーンはこれまで応援してくれたファンに向けての感謝が詰まった最高のパフォーマンスだった。
最後まで本人たちから解散劇に関しての発言はなかったものの、歌唱後の5人が見せた90秒のお辞儀。
あの中に言葉では言い表せない感謝の言葉が十分伝わったはずだ。
リーダー中居の歌唱後に見せた涙、決して今回の解散劇は本人たちが望んだ結果ではなかったはずだと個人的には感じさせられた。
全ての根源は事務所の内輪揉めから発展した解散劇。連日SMAPが悪者のように書かれ、さらにメンバー間の溝が深まる追い討ちをかけ、日本の財産を自分たちの身内都合だけで潰されたこの出来事は許される事ではないし、残念の言葉以外見当たらない。
そんな解散直前にリリースされた25周年がギュッと詰まったファンリクエストによる50曲を収録したベストアルバム「SMAP 25 YEARS」が12月21日にリリースされた。
本来であればCMをはじめかなりの広告宣伝を投資してでも大々的に猛プッシュするはずが、一切テレビCMでも放映されない中ひっそりとリリースされた。メディアでは取り上げられなくとも、ファンの間ではしっかり情報は拡散、各レコードショップでは大々的に特設コーナーを設けるなどして初日の売上は非常に楽しみであった。初回出荷は80万枚、発売初日には追加オーダー12万枚を含め92万枚に達したと発表、オリコンデイリーチャートでは初日売上26.8万枚のロケットスタートを切った。

SMAP「SMAP 25 YEARS」.jpg

以下ベストアルバムのデイリー売上である。

1日目 268,149枚
2日目 121,275枚/累計389,424枚
3日目  81,475枚/累計470,899枚
4日目  74,057枚/累計544,956枚
5日目  60,968枚/累計605,924枚
6日目  59,013枚/累計664,937枚
合計 664,937枚
週間 667,802枚(デイリー差異2,865枚)

発売3日目で50万枚を突破。これまで彼らのベストアルバムは4枚リリースされてきており「Smap Vest」に次ぐ好調なスタートだ。
2016年デビュー25周年記念となる最後に見事有終の美を飾ったSMAPベスト。そしてファンの団結から最高の花束が届けられた名作「世界に一つだけの花」の300万枚突破。平成時代では初となるこの300万枚突破の快挙は歴代チャートとして記録に残されていくこととなり、「SMAP」の名前は未来永劫残されていくこととなる。
青春時代、彼らの楽曲とともに過ごした私個人としても一つのアイドル時代が終わった・・と思わされた瞬間でもあり、 熱狂的なファンではない私でそう感じるくらいなのだから、ファンにとっての今回の解散は計り知れないことだろう。
これまでいくつかSMAPについての記事をアップさせて頂きました。
良ければこちらもご覧くださいね。
http://nammyblog.seesaa.net/article/365425965.html
http://nammyblog.seesaa.net/article/432957951.html
http://nammyblog.seesaa.net/article/441788511.html
http://nammyblog.seesaa.net/article/444661378.html

さて、25年間お疲れ様という感謝も込めて彼らがこれまでリリースした作品すべての売上データを振り返ってみたい。

☆SMAP 作品売上全データ☆](タイトル/累積売上/週間売上/最高位/発売日)
[シングル]
55作品総売上枚数:2448.3万枚
首位獲得数:33作品
TOP3獲得数:44作品
TOP10獲得数:55作品

1st Can't Stop!!-Loving-(15.0万枚/8.1万枚/2位/1991.9/9)
2nd 正義の味方はあてにならない(12.9万枚/4.2万枚/10位/1991.12/6)
3rd 心の鏡(12.8万枚/7.0万枚/3位/1992.3/18)
4th 負けるなBaby!(9.5万枚/5.8万枚/5位/1992.7/8)
5th 笑顔のゲンキ(12.0万枚/5.1万枚/8位/1992.11/11)
6th 雪が降ってきた(19.1万枚/6.6万枚/7位/1992.12/12)
7th ずっと忘れない(21.7万枚/10.0万枚/7位/1993.3/3)
8th はじめての夏(16.8万枚/6.6万枚/7位/1993.6/6)
9th 君は君だよ(15.4万枚/7.0万枚/7位/1993.9/9)
10th $10(31.7万枚/9.3万枚/5位/1993.11/11)
11th 君色思い(25.9万枚/13.4万枚/5位/1994.1/1)
12th Hey Hey おおきに毎度あり(40.1万枚/12.5万枚/1位/1994.3/3)
13th オリジナルスマイル(40.7万枚/20.1万枚/2位/1994.6/6)
14th がんばりましょう(72.0万枚/23.7万枚/1位/1994.9/9)
15th たぶんオーライ(63.6万枚/31.3万枚/1位/1994.12/21)
16th KAHSHAして(57.8万枚/21.0万枚/1位/1995.3/3)
17th しようよ(61.3万枚/35.2万枚/1位/1995.6/6)
18th どんないいこと(53.8万枚/22.1万枚/1位/1995.9/9)
19th 俺たちに明日はある(78.5万枚/28.3万枚/1位/1995.11/11)
20th 胸さわぎを頼むよ(50.0万枚/24.9万枚/2位/1996.2/2)
21th はだかの王様〜シブトクつよく〜(62.6万枚/17.4万枚/2位/1996.5/5)
22th 青いイナズマ(81.4万枚/24.8万枚/1位/1996.7/15)
23th "shake"(87.8万枚/30.5万枚/1位/1996.11/18)
24th ダイナマイト(73.1万枚/24.3万枚/3位/1997.2/26)
25th セロリ(73.2万枚/20.1万枚/2位/1997.5/14)
26th Peace!(36.5万枚/14.2万枚/2位/1997.9/26)
27th 夜空ノムコウ(162.4万枚/45.9万枚/1位/1998.1/14)
28th たいせつ(41.2万枚/15.4万枚/4位/1998.5/8)
29th 朝日を見に行こうよ(38.3万枚/18.4万枚/3位/1999.1/27)
30th Fly(36.0万枚/13.4万枚/2位/1999.6/23)
31th Let It Be(30.7万枚/21.2万枚/4位/2000.2/9)
32th らいおんハート(156.8万枚/41.6万枚/1位/2000.8/30)
33th Smac(22.5万枚/10.1万枚/3位/2001.7/28)
34th freebird(30.9万枚/17.5万枚/1位/2002.5/15)
35th 世界に一つだけの花(303.9万枚/63.0万枚/1位/2003.3/5)
36th 友だちへ〜Say What You Will〜(36.5万枚/24.1万枚/1位/2005.1/19)
37th BANG! BANG! バカンス!(40.3万枚/23.5万枚/1位/2005.7/27)
38th Triangle(34.1万枚/18.2万枚/1位/2005.11/23)
39th Dear WOMAN(41.9万枚/21.0万枚/1位/2006.4/19)
40th ありがとう(37.6万枚/17.1万枚/1位/2006.10/11)
41th 弾丸ファイター(17.4万枚/11.0万枚/1位/2007.12/19)
42th そのまま(15.9万枚/11.5万枚/1位/2008.3/5)
43th この瞬間(とき)、きっと夢じゃない(13.6万枚/9.1万枚/1位/2008.8/13)
44th そっときゅっと(13.9万枚/10.5万枚/1位/2009.8/26)
45th This is love(35.3万枚/27.6万枚/1位/2010.8/4)
46th 僕の半分(16.5万枚/13.0万枚/1位/2011.12/21)
47th さかさまの空(18.3万枚/13.5万枚/1位/2012.4/25)
48th Moment(18.8万枚/13.7万枚/1位/2012.8/1)
49th Mistake(23.6万枚/16.2万枚/1位/2013.2/27)
50th Joy!!(39.9万枚/32.8万枚/1位/2013.6/5)
51th シャレオツ(25.4万枚/20.8万枚/1位/2013.12/18)
52th Yes we are(17.1万枚/13.9万枚/1位/2014.4/9)
53th Top Of The World(17.0万枚/12.3万枚/1位/2014.7/16)
54th 華麗なる逆襲(18.9万枚/16.0万枚/1位/2015.2/18)
55th Otherside(18.4万枚/15.0万枚/1位/2015.9/9)

[アルバム]
29作品総売上枚数:1206.8万枚
首位獲得数:15作品
TOP3獲得数:25作品
TOP10獲得数:27作品

1st SMAP001(7.4万枚/4.7万枚/14位/1992.1/1)
2nd SMAP002(7.8万枚/5.1万枚/6位/1992.8/26)
3rd SMAP003(11.6万枚/5.3万枚/11位/1993.1/1)
4th SMAP004(12.6万枚/7.2万枚/3位/1993.7/7)
5th SMAP005(24.3万枚/14.5万枚/2位/1994.2/2)
6th SMAP006(24.9万枚/15.6万枚/2位/1994.7/7)
BEST COOL(67.6万枚/33.7万枚/1位/1995.1/1)
7th SMAP007〜Gold Singer〜(53.0万枚/24.3万枚/1位/1995.7/7)
REMIX BOO(33.7万枚/15.6万枚/5位/1995.11/22)
8th SMAP008〜TACOMAX〜(55.9万枚/21.0万枚/2位/1996.3/3)
9th SMAP009(37.2万枚/24.4万枚/1位/1996.8/12)
BEST WOOL(62.8万枚/40.1万枚/2位/1997.3/26)
10th SMAP 011ス(48.5万枚/23.0万枚/3位/1997.8/6)
11th SMAP012 VIVA AMIGOS!(42.3万枚/25.9万枚/1998.6/17)
MINI La Festa(23.7万枚/15.5万枚/2位/1998.8/26)
12th BIRDMAN〜SMAP013〜(29.7万枚/18.3万枚/2位/1999.7/14)
13th Smap〜SMAP014〜(39.1万枚/18.7万枚/2位/2000.10/14)
BEST Smap Vest(182.7万枚/100.5万枚/1位/2001.3/23)
BEST ウラスマ(35.5万枚/23.0万枚/2001.8/8)
14th SMAP015/Drink! Smap!(62.2万枚/22.8万枚/2位/2002.7/24)
15th SMAP016/MIJ(46.9万枚/30.5万枚/1位/2003.6/25)
16th SAMPLE BANG!(40.1万枚/28.5万枚/1位/2005.7/27)
17th Pop Up! SMAP(43.9万枚/32.1万枚/1位/2006.7/26)
18th super modern artistic performance(26.3万枚/21.4万枚/1位/2008.9/24)
19th We are SMAP!(26.8万枚/18.0万枚/1位/2010.7/21)
BEST SMAP AID(42.0万枚/28.3万枚/1位/2011.8/17)
20th GIFT of SMAP(28.3万枚/21.0万枚/1位/2012.8/8)
21th Mr.S(23.0万枚/18.4万枚/1位/2014.9/3)
BEST SMAP 25 YEARS(66.8万枚/66.8万枚/1位/2016.12/21)


アーティスト総セールス 3661.2万枚!!!!!
ジャニーズグループとしてのトータルセールスは歴代1位!


今まで素敵な楽曲と思い出をありがとう。
posted by nammy at 00:22| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月16日

【速報】2016年年間チャート発表!シングルはAKBが7年連続首位、アルバムは嵐が2年連続首位へ・・・nammyblog vol.186

2016年もあと2週間となりました。毎年この時期恒例の年間チャートの発表です。
またか・・・という結果にはなりましたが。
AKB48「翼はいらない」が152.0万枚を売り上げ年間シングルチャートを制した。

AKB48「翼はいらない」.jpg

2010年より今年で7年連続の年間トップを記録、今年も1位〜4位までTOP4を独占した。
これまでの年間を見てみると2015年、2013年はTOP4独占、2014年、2012年、2011年はTOP5独占、2010年はTOP2独占とこの7年間は終わりそうで終らないAKB旋風をはじめアイドルが独占する年間チャート。
今年のシングルチャートは下記のとおり。

■2016年シングル年間チャートTOP20
1位 AKB48「翼はいらない」/152.0万枚
2位 AKB48「君はメロディー」/129.5万枚
3位 AKB48「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」/121.4万枚
4位 AKB48「ハイテンション」/120.3万枚
5位 乃木坂46「サヨナラの意味」/91.1万枚
6位 乃木坂46「裸足でSummer」/85.1万枚
7位 嵐「I seek」/82.9万枚
8位 乃木坂46「ハルジオンが咲く頃」/82.8万枚
9位 嵐「復活LOVE」/54.1万枚
10位 嵐「Power of the Paradise」/47.2万枚
11位 欅坂46「二人セゾン」/46.8万枚
12位 SMAP「世界に一つだけの花」/39.3万枚
13位 欅坂46「世界には愛しかない」/39.3万枚
14位 欅坂46「サイレントマジョリティー」/37.7万枚
15位 SKE48「チキンLINE」/36.5万枚
16位 NMB48「僕はいない」/36.4万枚
17位 HKT48「最高かよ」/33.2万枚
18位 SKE48「金の愛、銀の愛」/32.4万枚
19位 Hey! Say! JUMP「真剣SUNSHINE」/30.9万枚
20位 HKT48「74億分の1の君へ」/30.5万枚

ご覧のとおり、1位〜4位はAKBが独占。その次についていたのは例年では嵐であったが、久々の80万枚を超えた嵐「I seek」は年間7位。5位、6位、8位とTOP10内に3作品を送り込んだAKBの公式ライバルグループ乃木坂46。確実に階段を駆け上がり、遂に最新シングル「サヨナラの意味」は自己初動最高売上を記録更新するとともに累積で91.1万枚にまで達した。ようやくAKBを脅かす存在にまで成長し、遂に母体グループとの世代交代はすぐ目の前にまできている。しかし、年間TOP10を見てもAKB、乃木坂、嵐の3グループによる独占チャートで終わり真新しい後継者はいまだ現れず・・・。
私個人としての感想として本当に今年の年間トップを象徴するのはSMAP「世界に一つだけの花」ではないだろうか。
1月のグループ分裂騒動から始まったファンによるCD購買運動。一度はヒットチャートから姿を消した本作は再びTOP10内に再チャートインし、258万枚でストップしたその売上枚数は着々と売れ続けていった。
「年内に300万枚突破」という目標を掲げ、カウントダウンがスタートした。
8/14騒動消息したかと思った矢先に突然の解散発表、デビュー25周年直前という事もあり日本中に激震が走った。それはオリンピック最中真っ只中であるにも関わらずスポーツ紙の一面を飾るほど。
結果デビュー25周年イベントは行われず、新曲も発表されないまま幕を閉じることとなる。
最新シングルチャート12/19付では遂に週間売上4.7万枚を売り上げ累積売上は302.2万枚へ達した。
歴代3位の記録を打ち立てるとともにCDシングルとしては史上初の300万枚超えとなり、ファンが願った最高の花束が年内に届けられた。発売から13年9か月、このロングセラー記録とともに年内解散のSMAP騒動が年明けにも影響を与えまだまだ売上は伸びる模様。歴代2位に君臨する宮史郎とぴんからトリオ「女のみち」の325万枚まであと22万枚、来年上半期にでもその歴史は塗り替えられることは間違いなさそうだ。

一方アルバム年間チャートを制したのは74.7万枚を売り上げた嵐「Are You Happy?」。
昨年2015年アルバム年間を制覇した「Japonism」(98.2万枚)に続き2年連続年間アルバムを達成。
嵐の年間アルバム首位は2009年、2010年、2011年、2013年、2015年、2016年と今年で6年目。
年々CDが売れにくくなっている中で相変わらずの強さを見せつけお見事としか言いようがない。

■2016年アルバム年間チャートTOP10
1位 嵐「Are You Happy?」/74.7万枚
2位 三代目J Soul Brothers「THE JSB LEGACY」/64.3万枚
3位 宇多田ヒカル「Fantome」/57.0万枚
4位 小田和正「あの日あの時」/41.2万枚
5位 V.A.「HIGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM」/36.2万枚
6位 RADWIMPS「君の名は。」/35.2万枚
7位 乃木坂46「それぞれの椅子」/33.2万枚
8位 福山雅治「福の音」/30.3万枚
9位 いきものがかり「超いきものばかり〜てんねん記念メンバーズBESTセレクション〜」/29.4万枚
10位 Hey! Say! JUMP「DEAR.」/29.2万枚
11位 E-girls「E,G,SMILE-E girls BEST-/29.2万枚
12位 Kis-My-Ft2「I SCREAM」/28.1万枚
13位 西野カナ「Just LOVE」/27.9万枚
14位 BUMP OF CHICKEN「Butterflies」/27.6万枚
15位 RAD WIMPS「人間椅子」/25.8万枚
16位 EXILE「EXTREME BEST」/23.5万枚
17位 BABYMETAL「METAL RESISTANCE」/23.0万枚
18位 KAT-TUN「KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY BEST "10Ks!"/」/20.9万枚
19位 コブクロ「TIMELESS WORLD」/20.6万枚
20位 BIGBANG「MADE SERIES」/20.1万枚


アルバム年間をご覧頂きわかるでしょう。シングルチャートとは打って変わった顔ぶれ、アルバムこそその年に活躍したバロメータを見る一つの指針になるでしょう。
もはやその年を知るにはシングルチャート・・なんて発想はもう古い、そんな方式は2008年以降ぶっ壊れてしまっている。
年間3位にはオリジナルアルバムとして8年ぶりにリリースした宇多田ヒカル「Fantome」が57.0万枚を売り上げた。EXILEのデビュー15周年記念ベストと発売日がバッティングし、どういう手段を使ってくるか見ものであったが、1形態しか発売しない宇多田ヒカルは見事週間売上でEXILEを突き放し1位を獲得したのである。
そのチャート結果を見ていつ以来だろうか、本当のヒットチャートを目の当たりにした瞬間だった。
このご時世、特典を一切つけず中身だけで純粋に勝負するその姿勢を見てやはり”生粋の天才ミュージシャン”だと改めて認識されされたのは私だけではないだろう。やはり音楽はこうでなければいけない。
年間6位には今年アニメ映画として大ヒットした「君の名は。」の全体音楽を担当したRADWIMPS。遂にその名を全国区へ広めることとなる。紅白初出場を決め、メディアへの露出を機に来年度以降ますますの活躍に期待大だ。
こういったアイドル以外のヒット作が生まれることは非常に嬉しく、アイドル汚染により意味を持たなくなった現代のヒットチャートに再び光が射し込む日はまだ遠いだろう。

繰り返しにはなるが今年1年を総評するならば、SMAPで始まりSMAPで終った1年。
「世界に一つだけの花」こそ今年を代表するヒット作に相応しい。
300万枚を突破したこの記録はこれから未来永劫ずっと人々の記憶に残り続ける1曲となり、解散こそ残念であるが彼らが伝説のスーパーアイドルであるという証明を知らしめた瞬間でもあった1年だ。
posted by nammy at 00:11| 埼玉 ☔| 年間チャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月06日

SMAP「世界に一つだけの花」いよいよあと2.5万枚!300万枚突破は年内確実に。来週にでも記録樹立か・・・nammyblog vol.185

SMAP解散までいよいよ1ヶ月を切りました。
加熱するCD購買運動にも火が付き大台の300万枚達成までいよいよ2.5万枚。
来週にでも記録を樹立しそうな勢いだ。

SMAP「世界に一つだけの花」.jpg

今週12月12日付の週間シングルチャートでは先週12位よりジャンプアップを見せ3位にランクイン。
週間売上枚数2.1万枚を売り上げ累積売上は297.5万枚に達した。
現在歴代3位にランクイン、これまでCDシングルでは最高売上を記録した2000年のサザンオールスターズ「TSUNAMI」、1999年の「だんご3兄弟」を抜き遂にここまで辿り着くことができた。一重にファンには感謝の一言だろう。
もはやファンだけの購買運動のみならず、その行動がきっかけでこの曲を知らない世代のも触れる機会を与えCDを手に取り、売上増につながっている。思えば発売は今から13年前、この曲が発売された年に生まれた子供世代にとって手に取ることは自然なことである。
今も色褪せない名曲であり、国民に愛されたSMAPを代表する1曲だ。
今日付けのデイリーシングルチャートでも2位にランクインし、3000枚レベルを毎日売り上げている。
うまくいけば来週(12/19付)、少なくとも再来週(12/26付)に達成することは確実であり年内中にはCDシングルとして初の300万枚大台に乗せる事となる。歴代2位に君臨する演歌の大作「女のみち」(325.6万枚)までは28.1万枚。
年末年始のSMAP解散劇に拍車がかかり、歴代記録を塗り替えてしまう可能性をまだ秘めている。
一度チャートから姿を消した258.2万枚から早4年、これまで39.2万枚を売り上げてきた名作が今シングルCDの歴史を塗り替える瞬間を私たちは目の当たりにしている。
posted by nammy at 22:10| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月12日

【16年ぶり新作首位】ハイスタ新譜が1位、星野源2位、セカオワ3位と実力派アーティスト続々ランクイン。アルバムは宇多田ヒカルが2週連続首位を記録・・・nammyblog vol.184

今週10/17付の週間チャートを見て率直に感じたこと。
久々にまともなランキングを目にした気がした。
Hi-STANDARDの16年ぶりの新曲「ANOTHER STARTING LINE」が週間13.7万枚を売り上げ見事初登場1位を獲得した。

Hi-STANDARD「ANOTHER STARTING LINE」.jpg

本作はタイアップも一切ない、そして配信や通販も行わない。
何が凄いってリリース情報を事前に一切開示せず、発売日当日にCDショップにいきなり並ぶというゲリラ行為。新譜CDはショップに足を運んで購入する、そんな原点回帰を起点とした発売形式に敬意を感じるのは私だけではないだろう。
昔を思い出してみてくれ、まだ配信もなかった時代は欲しいアーティストの新譜があれば発売日前日に店着するCDを求めてショップへ足を運び、自らの目でCDを手に取り、視聴があれば聴く、売り切れる前に初回版は急いで購入する、家に帰りプレイヤーにセットし歌詞カードを眺めながら音楽を聴く。あのワクワク感は今も忘れない。
そんな当たり前だった行為も近年では簡単にボタン一つで曲が通販や配信で入手できてしまう。
どこか物足りなく味気ない事であるが、現代ではそれが当たり前となりあの頃を忘れかけてしまっていた。
あの良き時代をハイスタはユーザーに思い出させてくれたのだ。活動ピーク期であった99年〜00年の作品も素晴らしいが、新曲はさらに磨きがかかったというか、パワーアップして帰ってきてくれた。

今週は星野源やSEKAI NO OWARIなど昨今ブレイクを迎えた旬のアーティストたちの新譜合戦でもあったウィークリーチャート。
自身が主演ドラマの主題歌を担当した星野源の新曲「恋」は初週売上10.2万枚を記録し初登場2位へ。
前作「SUN」の初動5.2万枚を倍近く上回る記録、累計売上8.9万枚を早くも塗り替え自己最高売上を記録した。ドラマがスタートし、これからの伸びにも期待したい。

そして3位に初登場はSEKAI NO OWARIの「Hey Ho」が初動5.9万枚を売り上げランクイン。
前作「SOS/プレゼント」から1年ぶりの新曲ともあり、1位を獲得するか予見したが初動売上は前作の5.8万枚とそう変わらないスタートを切った。

4位には僅差の初動5.5万枚を売り上げたShuukaRenのデビュー曲「UNIVERSE」がランクイン。
こちらはE-girlsからの藤井姉妹によるユニット作品。ソロとしてもAmiに続く好調な売れ行きのようだ。
5位にAAAのミディアムバラード作「涙のない世界」が初動4.7万枚で初登場。
1位〜5位まででジャニーズでもAKB系でも韓流でもアニメ系でもない、一般アーティストが上位を独占するのはいつ以来だろうか。
これぞ当たり前のようだが、取るべくものがランクインされたヒットチャートではないだろうか。

そして、そして、アルバムチャート!
宇多田ヒカルの8年半ぶり「Fantome」が週間10.4万枚を売り上げ2週連続1位を獲得した。
1種形態で見事先週25万枚を超える売り上げを記録し1位を獲得したわけであるが、今週も引き続き新譜に負けることなく累計で35万枚を突破、2位の東方神起「Two of Us」(週間2.8万枚)に大差をつける結果。
来週も大きな新譜予定はなく、このまま3週連続1位もほぼ確定といえそうだ。

本来売れるべく作品がこういった形でシングル、アルバムチャートにランクインされる事は長年見てきたチャートマニアとして嬉しい限り。
これを機にヒットチャートもひと昔に原点回帰してもらいたいですね。
posted by nammy at 01:17| 埼玉 ☔| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする